前段の日記では、浴衣で花火に行きたい…なんて言っておきながら、

8月12日夜には、自宅のベランダで1人でペルセウス座流星群を探す鯖の姿がありました。(哀)

2つ見つけたよ!☆ミ

お願いかなうとイイな!
「マンション(新築・駅から徒歩10分以内・3LDK)欲しいな!」(要求が細かい)
ロト6当たったりしないかな!(寒)

それにしてもあの瞬間に願い事を言うって難しいですな。あのコンマ数秒の間になにか叫べるくらい思い詰めていれば何とかなるってことなのだろうか。「金・金・金!」とか「愛・愛・愛!」とか「土地・土地・土地!」とか。←いずれにせよ寒い。

ま、そんな感じですが、そんな極寒の心を癒すために1人で見に行って来ました。

「ハリポタ映画 アズカバンの囚人」

そうですよ、巷で噂のルパの爽やか青春映画(違う)です。

というわけで。

ネタバレ御免で参りますので、まだの方は飛ばしてください。


* * * * * *

というわけで、原作(現在、第4部まで邦訳読破済)のなかで一番好きな「アズカバンの囚人」なので、期待して見に行きました。

端折りすぎです。

キュアロン監督。ありゃやりすぎだ。

原作読んでない人には全く分らない展開でしたよ。
映像的には上手に作ってあって、ほほう、これって、こういう感じなのね、とか、ああっ、そうなの、そうよ、イメージ通りだわ、とコブシを握り締めたりしましたけれども。

あのカットの仕方(というか説明全部すっ飛ばし)は如何なもんでしょうか。
あれじゃあ、名場面ダイジェストといわれても仕方ないよ。
「動物もどき」の説明とか、ハリーパパとシリウスやルーピン先生たち、スネイプ先生たちの関係も全然触れられてないし。物語の核の部分だけにそれはまずいんではないか。
きっちり背後が説明されてこそ、シリウスの「友のために死んだだろう」というセリフやら、ハリーの「僕のお父さんなら…」という気持ちに感情移入できるんだと思うのです。
※でも、あのボリュームの話を、きっちり2時間にまとめるのは無理だと言うこともわかる。となると、あとは膨大に長くなって行くだけしかないんですけど。

いや、そこ(説明不足&カットしまくり)さえ目をつぶれば、グッジョブ!ですがね。

見所満載です。なかでも(CMでも流していたが)必見なのは

ハリーの1人タイタニックでしょうか。

あー、ごめん、ダン(←ダニエル)、あたしゃ本気で笑ったよ

でも、あのシーンの必要性は分らないけどね。それこそカットしてもストーリーには全く影響ないとおもうけどね。でも笑えるし、笑顔が可愛いから許す。

それから、ハリーパパ&ハリーママ(ジェームズ&リリー)。

バカップル万歳

うわ、あんなバカップルだと思わなかったので、めちゃくちゃ嬉しいです。
バカップル万歳。
あんな写真がさらし者にされてるなんて、ますます最高です。

ルパは相変わらずヘタレで可愛いし、エマちゃんも可愛くなってたし(でもね、私はお洒落なハーマイオニーよりも、もっさいニットのスカートとか、垢抜けない制服姿の優等生ハーマイオニーの方が萌えなんだけどもね。←フェチだ…)子役トリオは良かったです。

特に、原作にはなかった獅子寮男子部屋のシーンを追加してくれたアナタ!

ありがとう、大好きだ

獅子の物まねをするルパ@ロン。

あまりの愛らしさに、鯖さん、悶絶しかけました
なんて愛らしいんだ、ロン。

あんな弟がいたら、おねえさん、めちゃくちゃ可愛がるよ。なんなんだよ15歳。
あの年頃の男の子って、なんであんなに可愛いんだろ。15歳って最高だ。大好きだ。

ゲイリー・オールドマンもなかなか。タトゥーが色っぽくてよかった。そうだよねえ、シリウスはフェロモン系だよね(そんなこと思ってるのは鯖さんだけですよ)。納得の配役。エキセントリックな感じがますますシリウスでよかった。

ルーピン先生は正直ちょっとイメージ違ったんですけど(あのね、有栖川有栖の火村助教授みたいなかんじだと思ってたの。←どんなですか。)まあ、それはそれでよいかということで。
ダンブルドア先生がヒッピー系になっていて(故ハリスさんがはまりすぎてたので、同じ路線ではちょっと、というのもあるかもしれないですが)私は好みです。

双子の出番が削られてたのは切なかった。でも、ハモっているところとか、ハリーに地図を渡すところなんかが良かったのでそれも良しとするか。それにしても、双子役の俳優さんたち、オトナになってたなあ。「秘密の部屋」のときの短い前髪が愛らしくて好きだったので、ちょっと複雑。

いや、そんなことは些細なことだ。一番痛かったのは。

ロンとハーマイオニーの(ペットが原因の)喧嘩エピソード、丸っきりカットってのはどういうことなんだよ

そこが楽しみで見に行ってんですよ、こっちは。(えっ)

クルックシャンクスとスキャバーズを巡る喧嘩、そして仲直り!という究極の青春ドラマ、萌えエピソードをごっそり削られてたら立ち直れないよ。
※原作の主題がそこではないことは鯖さんの脳内からごっそり削られているようです。

いくら手ェ握ってくれても、シャツ掴んでくれても、抱きついてくれても、いや、それはそれで美味しかったんですけれども。

肝心のところでロンが(ケガのために)戦線離脱してしまったら、ハリーとハーマイオニーがガンガンアクションかましても。

鯖さんの萌えポイントはそこじゃないんだよ

という不完全燃焼感…。
※家族映画に何を求めているんですか。そして、その展開はいちおう原作通りです。

いいや、早くも映画第4弾(ダンスパーティエピソード!今度こそ期待してるぜ!)と、9月の第5部(ロンファンにはかなり悦な展開らしいですよ)で脳内補完するから。

むしろ、ついに自らに禁じていた自給自足生活に復帰してしまうのかしら。復帰しちゃったら、浴衣で花火どころか日常生活からもドロップアウトしてしまいかねないです。あはは。←乾いた声で
8月の始め、鯖事務所のある町内で、地区の夏祭りがありました。

結構な規模で花火もやるということで、鯖は事務所の経理のおねえさんと二人で見に行きました。

地区のお祭りだからこじんまりしてるのかしらと思っていたら、なかなかどうして、花火の質量ともに充実しており(しかも近くから見られるので、かなり迫力もあり、満足)、夜店もたくさん並んでおりました。
※どうでもいいですが…ぽっぽ焼きって、3本100円に値上がりしたんですか?鯖さんが夜店にお小遣いを注ぎ込んでいた頃(最近はほとんど何も買わない)は4本100円だったと記憶しているのですが。

※ぽっぽ焼き…多分、N潟近辺にしか出現しないと思われる夜店。鯛焼きの皮みたいな感じのもちっとした小麦粉の生地(黒砂糖味)を棒状に焼いたお菓子。大きさとしては「うまい棒」くらい?

とうふ味のジェラート(美味。でも正確には豆乳味だと思う。)を食しながら花火を鑑賞、おねえさんが購入したたこ焼きを分けて頂く。

大変楽しゅうございました。

ええ、楽しゅうございました。

楽しかったですよ、ホントに

ウソじゃないですよ

まわりがほとんど浴衣姿のカップルで自分が疲れた会社帰りじゃなかったら、もっと楽しかったですけどネ

そうです。

ほとんど初めてといってイイほど、敗北感のようなものを感じたよ。
※おねえさんは…鯖と花火鑑賞していたおねえさんですが、趣味で入っていらっしゃる合唱サークルみたいなのの発表会が近く、そちらで浴衣を着る云々、迎えに来てもらう云々とお話をしていらっしゃった。スナワチ、おねえさんにとっての夏祭りはそちらがメインで、本日の祭は前菜のようなものなのだ。今日花火を見なかったら、多分、この夏はもう見ないであろう鯖さんとはそこが違う。

ああ、アタシは今日も1日どうでもいい電話を受けて、どうでもいい客の相手をして(こちらの事務所に申し込み作業に行くのに、猫を連れていっていいかというおばちゃんとか。置いて来いと丁寧に返事をしたら「ずっと抱いているから、このコは賢いから」とゴネられた。「(猫は賢いかもしれんが)飼い主のアナタの頭が悪いからダメです」と言ってやりたかったが、お客には逆らえんかった。結局、猫を抱いたおばちゃんに1時間拘束されて長々とサービス内容の説明をさせられた。)多分そうやって今年の夏も過ぎていくのに、この人たちは(実質はどうか分らんが表面的には)ラブくて幸せそうなのね。

その数日後に、S台七夕祭の前夜祭花火大会があったので、よっぽど誰でもいいから適当な人(殿方)を見繕ってというか、泣きついて浴衣を着て行こうかと思うほど打ちひしがれました。
つーか、浴衣自体、もう何年前に着たか分からないね、アハハン。

でも、結局、前夜祭花火大会は、カップルで大混雑するので、見に行くことさえ放棄して、帰りのバスの中からちらっと見ただけで終わりました。

こう、RPGの必須イベントみたいなかんじで、とにかく体験するだけでイイから、ダーリンと花火を浴衣で見に行くということをやっておきたいなと思った26歳の夏。

そしてそんな自分がちょっとイヤだ。いろいろと。なんかさ、こう、1人でいることが数少ないプライドの一環だったのに、所詮、人と同じことがしたい程度だったのかしら、というような。

でも、よろしかったら。

誰か鯖と夏祭りに行きませんか←今頃…。

と心の中で思ってみたりする。
実際、誰かに誘われたら面倒なんで(この面倒なんで、は「浴衣を着る」「夜に出かける」「人込みの中で並ぶ」「数時間立ったまま花火鑑賞」「吹流し(←S台七夕の飾り。でかい)の顔面アタックをくらう」など全ての行為にかかる。)断るだろうけれども(意味ナーイ)
※ちなみに鯖さんはS台市民になって10年以上たちますけれども、まともに七夕祭を見に行ったことがありません。

昨日の訂正

2004年8月3日
昨日の日記をちと訂正。

スケジュール帳を確認したところ、以下の外出を確認しました。

4月

自動車学校の1日講習に行く(送り迎え鯖母)

鯖母の車で郊外のドラッグストアに買い物に行く。

5月

GWに帰省した友人(おなご)と夕食を食べる

6月に鯖母@デパートでお買い物にお付き合いする

及び

同じく6月に近所の美容院(鯖家から徒歩5分)に髪を切りに行き、帰りに古本屋(鯖家から徒歩10分)に寄って中古CDを買う。

7月

日記にもあります、選挙関連の外出

ここ半年間、少なくとも以上6回の外出@週末がありました。(でも鯖母が関わってこないのは5月のお出かけと6月の外出だけですね。1〜3月は記録がハッキリしないのですが、ウチの事務所に以前いた、異常なおじさんの余波で休日出勤していました。)

お詫びして訂正致します、外出ありましたネ。アハハ。
でも、7月はマジに選挙だけでしたよ、外出したの。
↑大差ない(笑…えないですよネ)

※ここのポイント。現在8月ですが、6月に切って以来、鯖さんは髪を放置している模様です。スケジュール帳に記載がないのですが、もしかしたら3月当たりに1回切りに行ってたかも。(それでも3ヶ月は放置しているのね。)

鯖の休日

2004年8月2日
呆けた様子ですけど、実はプチ鬱状態の鯖です。

もともと引きこもり気味なんですけど、拍車がかかってます。ここ数ヶ月、土日2日間、家から一歩も出ないことのほうが多いです。

はっきりいうと、多分、半年くらい選挙以外で土日に外出してません。今年は夏物の服を1枚も買ってません。というより、買い物にすら行ってません。そんな気にもなりません。それってどうですか。妙齢のおなごとして。
※言うまでもなく、マズい。

そしてその選挙の時の鯖と鯖母の会話より。誇張はありません。実話です。
※ちなみに、鯖家の地区の投票所は、歩いて20分ほどのところにある小学校である。

鯖「んだば、今(その時は、午後1時すぎであった)から選挙行って、それから帰り道のスーパーで会社に持って行くお菓子買ってくから、帰りは遅くても4時にはならないと思うけど。行ってくるね。」

鯖母「……1人で行くのは危ないから、お母さん、車で送って行くから」

鯖「…いいよ、大丈夫だよ。大きな道通って行くから。」
※件の小学校は、住宅街を抜けて行くのが一番近いのだが、そちらのルートだと、ちょっと人通りの途切れる部分がある。多少遠回りであるが、国道沿いに行くのが人通りも多く安全。また、鯖が行こうとしているスーパーもそちらの国道沿いである。

鯖母「だめよ、危ないわ、拉致されたらどうするの

…お母様、ここはどこですか…。
※N潟にすんだことのある鯖一家(というより鯖母)は、K朝鮮による拉致を極度に警戒している。

鯖「ホントにさ、明るいうちに帰ってくるから」

鯖母「お願いだから、今、車のカギ取ってくるから」

↑もう聞く耳持ってません。

どこの世界に、日曜の昼間1時半に、家から歩いて20分の投票所に行くのに車の送り迎えがないといけない大人がいるのか。

そういったところ、「アメリカではもう、昼間に1人出歩いたりできないのよ、治安が悪くて」といわれました。

お母様、ここは日本です
しかも、真夜中に1人でキャミソールにミニスカートで徘徊したいというワケではありません。昼1時過ぎに歩いて20分の小学校に選挙の投票をしに行き、帰り道にあるスーパーでお菓子を買いたいだけです。しかも自分のお給料で買います。

結局、もうそれ以上話すのも面倒になり、母親の車による送り迎え付きで投票権を行使し、その後、母親の監視の下見守るなかで職場の昼休み用のお茶菓子を買いました。

そんな26歳。(←まもなく27歳)

もうイヤです。
そりゃ、拉致された人々はイイ大人だったのが、多人数で囲まれたりしてますし、昼日中でも物騒な事件が起きたりしてますし、心配していると言われてしまえば、心配するなとは言えませんけど。
大切な家族が拉致されたり、痴漢に会ったりしたりするのがイヤなのだというのは正論ですけれども。

だからってこれはあんまりじゃないのか?

かなり凹みました。
(このちょっと後に、鯖友からのメールで夏コミに行けないことが確定し、痛恨の一撃なみのダメージ。オレンジゲージのまま立ち直れません。)

早く出て行きたい…。
なんかもう、休みの日に出かける気力も湧きません。どこに行くにもこの調子。どこまでもついて来たり監視したり干渉したり。

現在、夏コミ前のシュラバで、A子から悲痛なほどのヘルプメールが来てますけど、とても行ける様子じゃありません。彼女も仕事と腱鞘炎(ヲタクの宿命)で大変なので、私の気持ちとしては、雑用くらい手伝いたいのです。

でも、この前なんか鯖母に「○○さん(←A子)の家の周りなんか、人通りがなくて怖いわ。行っちゃダメよ」と名指しで言われました。それってA子とその近所の皆様に非常に失礼なんじゃないのか、鯖母。でも、鯖が行きそうなので、あちらもかなり警戒している。

以前、もう話し合っても面倒なので、黙って「買い物に行くから」と言って家を出て、A子の家に行ってたところ、その後数年にわたって「アンタがどこに行くかはっきり言わないで出て行く時は○○さんのところに行ってると思ってる。黙っているけど、止めて欲しい。危ないから」と言われつづけました。

友人づきあいまでも選ぶこの家。何なんだそれ。別に、その子んちで非合法なことしてるわけでもないし、夜中まで行ってるわけでもないし、小学生みたいに6時ごろには帰ってるし、

してるコトっていったらマンガ描いてるだけなんですけど


それでもダメですか。そうですか。
マンガ描いたり、それ関連のイベント行ったりするのが鯖さんの唯一の楽しみというか、もはや生きがいというか、働く理由なんですけど、それでもダメですか。

だったら、鯖さん、何のために生きて働いているんでしょうね。
アン@ンマンマーチが頭の中に鳴り響きます。

A子のところに行きたいのはやまやまなのですが、その結果、鯖母にネチネチ言われつづけるのは辛いので、行く気になれない。これがきっかけで疎遠になってしまいそうな気もしないでもないのですが…。そうしたらきっと鯖母の思うツボなんだろうなあ。
鯖さんの根源を揺るがす出来事でした。

鯖友(同い年。某企業勤務。数年前に結婚。)は、昨年お坊ちゃまをお産みあそばされ、もうそろそろ育児休業を終えて仕事に復帰されるそうです。

この時点で、鯖さんが彼女に感じているコンプレックス

1 彼女は人妻
→鯖さんは結婚願望こそないものの、誰にも自分が愛されていない(←家族愛でなく、恋人同士のアイね)ことに強大な引け目を感じている。すごいよなあ、自分と将来を共にしようって、他人が思ってくれるんだよ。

2 しかもちゃんと仕事している。
→これで、ダンナの稼ぎにぶら下がってたら(それもある意味、一つの清清しい生き様でもあるが)でもワタシは、自分で経済的に自立してるもん、と開き直れるが、彼女はきちんと働いておる。しかも、おそらく鯖よりハードな職場だ。高学歴で高能力なのだ。

3 さらに子供もおる。
→子供がおればいいってもんでもないですが、きちんと育てておる以上、それは評価されるべきことであり、多分、鯖が永遠に社会的に果たさないであろう貢献の一つであると思う。

4 美人
→これがまたねえ、すらりとキリリとした美人なのですよ。良い意味で年相応の麗しさ。ま、結婚前の休日は1日ジャージ&Tシャツでダラダラしてたりもしたらしいですが(笑)

5 いい人
→これで性格が歪んでいたら、心置きなく嫌えるんですけど、良いヤツなんですよ(苦笑)カラオケに言ったら、一緒にアニソン歌ってくれるし(そこで評価するのか)

そんな愛すべき友人である彼女からメールが来ましたよ。(一部抜粋&要約 鯖)

「鯖ちゃん、元気にしてる?

○○(←お子様のお名前)も1歳になったので、△△(日付)から仕事に復帰することになりました。

○○があんまり離乳食をうまく食べてくれないのが心配なんだけどね。

□□(彼女の会社のあるところ)の近くに来たら、寄ってね」

ここまではいいです。鯖も微笑みながら読みました。
ま、鯖さんだったら、1年といわず、制度の許す限り休みますけどね。むしろ経済状況さえ許せばそのまま辞めたりとか(笑)←筋金入りの仕事嫌いである。
ロト6とか、サマージャンボ一等前後賞あてたりしたあとなら、確実にそのまま去りますね(爆笑)

問題は次です。

「今、☆☆(S台郊外の地名)に家を建てているところです。年末までには引っ越せるかな。新居にも遊びに来てね。」

……建ててる?

……あの、鯖友は鯖と同い年で勤続年数も同じですから、お給料は多少の差はあれど、似たり寄ったりなわけです。ダンナも、1〜2歳しか変わらんはずだし、特に稼ぎまくるような仕事していると聞いたこともないし(堅実ラインのメーカー)。

どうやって建ててんの?親からの援助はいくらなの?

というか、全部持ってるのね。鯖が欲しいもの。鯖は何にも持ってないけどね。
※欲しいもの…愛と不動産。こころ安らぐ毎日。

ちょっと呆けてしまう夏の日の午後でした。
鯖も自分一人だけのマンション買っちゃおうかな〜。頭金なくても買えるプランあるし?(←騙されるなよ私)
夏コミ行かないからボーナスは手付かずで残ってるし?(←ケタが違うって)
※愛は諦めたらしいです。

上を見たらキリがないことは分っていますが、あるところには愛もお金もあるんだなと思いました。
ま、愛は置いといて、新居のローンなんかは、実情は分らないだけで、実は結構苦しいのかもしれないけれども。どうなのかなあ。

でも、本当に羨ましいのは、家を買うことそのものじゃなくて、そういう長期的な決断が出来る人生を歩んでいることなのだと思う。自分が納得する毎日を生きていること。

不動産を買う契約だけなら、なにも考えなければいつでも出来るし、非現実的で利用する人の気が知れないけど、頭金ナシで不動産を買うことも、やろうと思えば出来る。手ごろな中古マンションだったら、さほど無理をしなくても買えるかもしれない。

ただ、あと5年後の自分がどうしているのかとか、あと何年、この会社でこの仕事をしていくつもりなのか、どういう10年、20年単位の人生設計をしているのか、誰と生きていくつもりなのか、そういうことを考えたら、今の私は踏みきれない。選択してしまったら、その結果は自分を支えると同時に束縛もするから。

でも彼女は踏み切った。結婚相手と子供と、一緒に生きていくとハラをくくれているわけだ。

そこがすごいし羨ましい。

私は自分の感情の継続性が全く信じられないから、20年仕事の子育てだとか、30年のローンを抱える一戸建てだとか(今から30年といったら、鯖さん56歳よ?)そういうことを、誰かと共有する、誰かに対して責任を負うことが恐ろしくてしょうがない。自分一人だけのことならともかく。
いよいよアテネ五輪本番も近づいてまいりましたな。
世界最高の舞台で、選手の皆様が最高のパフォーマンスを発揮できることを心よりお祈りしておりまする。

そういえば、鯖が今までのオリンピックで最高に燃えた(NOT萌え)たのが、バルセロナ五輪の男子バスケのアメリカ合衆国ドリームチームです。

藪親子嫌いを公言し、自分内アメリカ製品不買運動も続けている鯖ですが、ドリームチームだけは圧倒されました。あそこまで行けば認めるよ、スバラシイよ、彼らは。
※自分内不買運動…現在展開しているのは、アメリカ製品(藪親子が嫌いだから。再選されたら、彼の国民のポリシーって何なんだろうと思ってしまうよ。かといって、kリーが良いわけでもないが。どこの国も人材は足りないのだろうか?)とか、某紡績会社系列製品(一回、非常に態度の悪い店員に当たって以来、ここ10年ほど執念深く不買。化粧品のみならず、食品、紡績関係製品も不買。このほど、鯖がひいきにしているK王と合併するかもしれないという話が破算してホッとしている。←合併したら、花Oの製品も不買するつもりだったらしい。)あとはK室哲哉関係の音楽製品。以上3ジャンル。

この前は、オリジンズのジンジャー(香水)を買おうと思って店に行ったところ、アメリカ製だったので(買いに行く前に気づかない当たり、事前リサーチの足りない鯖さんらしい。)断念してそのまま帰りました。うむ。

あのドリームチームはすごかったね。
考えられない、正に夢のチーム。実現した時はビックリした。

なんてったって、マジック・ジョンソン(実はジョーダンより好き。今はどうしていらっしゃるのか…。HIV感染を告白した時は、びっくりして友人中に電話したよ。←アホな中学生でした。)とマイケル・ジョーダン(神様!人間って、あんなに美しく飛べるんだと思った。)が一緒のチームなんだからね。ありえないね。あんなに星条旗が似合うチームはないよ。

鯖が最も美しい三角筋&上腕二等筋の持ち主だと思っているカール・マローン(大好きvv)ユーイング、ピッペン(ジョーダンとのコンビプレーが好きだった。ブルズラインですな。)、ドレクスラー、ストックトン(小柄な人には、ものすごく見習うべきところの多い選手だと思う。黒人の恐ろしいまでのバネのような身体能力とは違った強さがあった。)、バード(主将!)、マリンやら…。
鯖友はバークレー(結局ケガに泣いてしまった選手だったが…。パワフル!豚キムチのCMの人って言った方がいいのかしらん?)に燃えていたよ。

NCAA(全米大学選手権)ではスター選手だったレイトナー(デューク大学から、学生として唯一参加。直前に連覇してた。鯖のひいきは槙原敬之似の(笑)トーマス・ヒル選手だったが)がもうもったりしてて試合に付いて行けないくらいのハイレベル。

相手チームが試合終了後にサインもらいに来てたしね。
ありゃサインも欲しくなるね。鯖だったら、ユニフォームのレプリカ買いまくって、それにサインしてもらいに行ってたね。我慢できたらそれはウソだよ。うむ。

詐欺のように強かったね。当然のごとく金メダルで、強すぎるから「ハンデつけた方がいいんじゃないか」と思ったね。考えられる最高の選手が集まってたもん。それをバードやマジックがシメてるから、掛け算みたいに能力が倍々ゲームみたいに増えて行ってた。

当時の私は、へなちょこバスケ部員でしたけど、人間の考えうる最高のプレーを見せられると、自分も少しでも近づきたいと思うし、自分の不甲斐なさに反省するし、頑張ろうと思ったものです。
そこに到達できるかどうかは別にしても、高みを見せられると刺激になるのです。

最高だったね。うむ。

ただ一つの不満と言えば

日本が出ないからって、男子バスケの中継を全部衛星放送に回すんじゃねーよ、N@K。

全家庭が衛星放送契約してるわけじゃねーんだよ。


そうです。スポーツニュースで部分的に取り上げたのとかしか見られませんでした。全チャンネルのニュースをハシゴしながら、NH@に憎しみさえ感じました。最悪だよ、あそこの編成部、と真剣に。

直前にやってたNCAAだって、その前の年は教育テレビの深夜放送(それでも深夜放送。ビデオ取って見た)でやってたのに、1992からは衛星に回してたし。

当時は真剣にベランダで中華鍋とか傘とか振り回して、付近の電波を傍受することを考えてた。卑怯だよなあ、見たかったら衛星に入れって。そのセレクトがあまりに卑怯過ぎる。名画劇場とかならともかくさ。

バスケのドリームチームってったら、バスケやってる人以外も注目してたよ。あえてそれを全部衛星にまわすというやりくちが許せない。せめて深夜放送にするとか、ライブは衛星でやるにしても、後日に総合テレビでも放送するとか。
だいたい、高校野球は地区予選から放送しまくってんのに、他のスポーツは最高峰の決勝戦さえ国民に見せないようにしてんのか?誰の決定だよ、ああ、やだやだ。ええ、はいはい、全て衛星放送に加入しないワタクシが悪うございますよ、と逆ギレしてました。

それでも受信料で運営している国営放送か?とばかりに。

個人的な意見ですけど、今の日本のスポーツ不振な部分は、いくらかマスメディアの責任もあると思います。もっと先のことを考えて情報提供しなくては。

結局、次世代予備軍である小学生〜高校生くらいの選手って、自分のやってる競技のすごいプレーを見て、憧れの気持ちを持たないと、モチベーションが維持できないと思うのですよ。
日々の練習やら稽古やらのつながって行く高みやら尊敬できるプレイヤーやら、自分の目指すスタイルがないと、単調な基礎トレやらハードな毎日に耐えられない。
そもそもスポーツ始めないし。いろんなスポーツやってバランスよく鍛えるのもいいけど、やっぱり自分なりに意欲をもってやらないと、ある程度まで伸びる選手というのは限られてくると思う。

最高のものを見る機会がある環境を整えなくては。

今、もっとも危惧しているのは(大きなお世話かもしれませんが)男子バレー。
前回と同じく、きっとほとんどオリンピックの試合のテレビ放送ないですよ。決勝戦だけでも放送すれば良いのに。日本の出場競技にこだわるだけじゃあかんよ。
別の国でも、何でもハイレベルな試合を見せて、「バレーってかっこいいよな」「こんなバレーやりたいな」って子供を増やさないと、競技人口は先細りするだけだと思うから。
※だから、会場にジャニアイドル呼ぶお金があるんなら、各県の選抜チームとか近隣のバレー部とか招待すれば良いのに。昼間の部とかは開放してるのかなあ。もったいないよね、見ないの。
ようやっとですが。

アジアの貴公子・ぺ様の初主演映画「スキャンダル」についてでございます。

で、ネタバレも含みつつ、婦女子の敵のような遊び人を熱演したぺ様について書くつもりでした。見る前は。

しかし、映画を見終えて、プログラム(ある程度気に入ったときは、買うようにしています。高いけど(笑))を読んでいて、ぺ様は吹き飛びました。

以下、プログラムより一部抜粋。アンダーラインは鯖。

(出演俳優についてのページ)

チョン・ドヨン
※注:ぺ様が落とそうとする貞淑な未亡人ソヨン役

1973年ソウル生まれ。
〜中略〜1999年、イ・ビョンホンと共演した『我が心のオルガン』では先生に憧れる田舎の小学生を可憐に演じ、かたや『ハッピーエンド』では昔の恋人との逢瀬に溺れる人妻を好演、人気実力ともにトップスターに踊りでる。〜後略〜
※というわけで、今日は「スキャンダル」についてなのですが、画像は「我が心のオルガン」を探してみました。あの、顔に手を当てているのがチョン・ドヨンさんなのかしら。

小学生役?26歳で?
※26歳…現在の鯖さんの歳でもある。

それって、ハリポタの嘆きのマートルみたいなもんですか?
というか、それってありなんですか?鯖さんが小学生役、なんていったら、石投げられますよ?高校生と言い張ってもシメられそうです。
※詳しくは確かめてないんですけど、マートル役をやっていらっしゃったのは、オトナの女優さんらしいという一部の噂。まあ、双子もハタチ過ぎの俳優さんがやっていらっしゃるようですけど。

チョン・ドヨンさんは、癖のない素直な雰囲気の美人さんで、演技も(韓国語は全く分らないので、そのへんは置いといて、表情などの点では)きちんとされているとは思いましたが。この映画では、すごく清楚な未亡人。
プログラムを読む限り、幅広い役をこなしていらっしゃるらしく、日本でいう菅野美穂とか仲間由紀恵といった路線の女優さんなのかしらと思ったのですが。
※菅野美穂…どうでもいいですが、菅野さんちょっと前まで主演していた「愛し君へ」は全く共感できなかったです。久々に、ハナで最終回を見て笑ってしまいました。
↑藤木直人演じる病気治療中の恋人との間に子供ができ、彼が強い薬を飲んでいたためにその副作用が…というくだりが秀逸に最悪。テレビに向って物を投げそうになりました。結婚するしない以前に、避妊しろよ…。薬飲んでるんだからさ。

※それ以前に、八千草薫演じる恋人の母親の九州弁があまりも変で、それも痛かった…。誰が監修してたんだろう。「キレイだ」というのを「キレイか」なんて言わないよ。「キレか」って感じで、ほとんど「い」は発音してないと思う。ワタシの知る限り。不自然なほど「か」をいれようとしてたのも気になった。方言キツイ人でも、そこはいれないだろう…ってところまで。

※朝の連ドラ「天花」のおじいちゃんの言葉も痛いが。

※さらにどうでもいいですが…「天花」で、天花がおじいちゃんのためにパンを買う定@寺通りのパン屋さんは、鯖も時々利用するところです。オススメはスフレ状のチーズケーキ。うまい。

(話はそれたが)小学生って…。それってどうなの?
ちょっと見てみたい…。

さて「スキャンダル」ですけれども。

ストーリー的には、「危険な関係」を下敷きにしたもので、プレイボーイが賭けの対象として貞淑な未亡人を口説くことになり、最初はゲームのつもりで策を弄していたけれどもいつしか…というヤツです。とりあえず、ぺ様演じるチョ・ウォンは婦女子の敵というか、だからオトコって信じられないわみたいな感じでした。
ホントにな…。あれこれ策を弄して、アホで単純な鯖のような魚類だったら引っかかって全部もって行かれるよ、と思いました。ぺ様は鯖を(例えゲームでも)口説いたりはしないでしょうけれども。

なんだかなあ。

私の心に常にある、自分には価値が無いかもしれないという卑屈な気持ちをグリグリされるような感じでしたよ、ほとんどの場面で。

ワザとソヨン(口説きの対象の未亡人)がピンチになるように自分が仕向けておいて、そこをヒーロー然として助けたり、「自分のようなチャランポランな男は信じられないですよね」みたいに引いて見せて、彼女が動揺したのをみてほくそえんだり。

ソヨンが頑なな気持ちとあれこれアプローチされることで揺れる気持ちに翻弄されればされるほど、それがチョ・ウォンにとってはゲームでしかないから、ソヨンの真剣さに心が痛む。
一生懸命でいるのに、相手にとっては自分は体のいいオモチャでしかないことに。

たとえば、私が相手の行動やら何やらに感情を動かされたり、動揺したり、しどろもどろになったり、あまつさえ何もかも明渡してしまいそうになったら、私は必死でも、相手からみれば、「うわ、ひっかかった、思うツボ(笑)」だとか「面倒くさいなあ」とか「簡単に騙されてるよ、大したことないよな」とか、そんな風に笑われてるんじゃないかなと思うのです。
向うが自分より高級で、自分は無価値というか。相手の手の中にあるカゴの中で自分だけ一生懸命になってるハムスターみたいな気がするのです。自分が真剣であればあるほど、裏切られたりしたら切ない。

いろいろ思うところはありましたが、それも小学生役、で全て吹き飛んだ映画でした。あと、チョ・ウォンの悪仲間チョ夫人役のイ・ミスクさんが恐ろしく美しく、圧倒的な存在感でカッコよかった。岩下志麻みたいな感じの迫力と美しさと存在感でした。姐御!
※だとしたらぺ様の演技って…。

※鯖が思うぺ様の魅力の89%くらいは、メガネにあるんではないかと思いました。今回はメガネが無いことよりも、よくわからない髪型(日本でいう、ちょんまげみたいなもののなのかしら?)にどうも馴染めなかったですね。でも、鯖さんの自己卑下男性不審に拍車をかけたあたりでは、彼の演技力は大した物なのかもしれません。ぺ様という俳優そのものに対してどうというより、チョ・ウォンという映画内の人物についてあれこれ考えさせるあたりが、彼に力量があること、木@拓哉のように何を演じても木村@哉のような、役も何もないタイプとの違いなのかしらと思いました。

※役が地に引きずられるのでしたら、及川光博さんくらいまで弾けて欲しいですね。ああ、キューティーハニー、見に行きたかったよ。
DVD ブエナ・ビスタ・ホームエンターテイメント 2001/09/28 ¥4,935 小学6年生のサツキと4歳の妹メイが引っ越してきたおんぼろな家の隣には、遠く見上げるほどに大きなクスノキの森があった。やがて2人はその森の主である「へんないきもの」トトロと出会い、胸躍る体験をすることになる…。 かつてはこんなにも豊かだった日本の自然と、それに畏敬の念をもちながら暮らす生き方のすがすがしさ。そんな…
↑そんな悠長なことがこの映画の主題じゃないですよ(力説)

あれは涙ナシには見られませんよ(違う意味で)

あれ、鯖と鯖妹そのものなんですけど。

やばいくらいそっくりです。うちも2人姉妹です。鯖母が入院したりはしたことがないですが。
まさにあんな感じです。妹って皆あんな感じなのかしら。

特に、メイちゃんの泣きっぷりは鯖妹とそっくりです。行動パターンもそっくりです。さすがに今は外見はギャルになりましたが、昔はあんなふうにこまっしゃくれてました。

鯖父も鯖母も鑑賞しながら「…○○(←鯖妹)と同じ!」と太鼓判です。
※鯖妹…現在23歳。ポイントとしては、「昔の」鯖妹とそっくり、ではなく、今もそういう感じ、と家族中が思っていることです。

サツキちゃんと一緒にバス停でお父さんの帰りを待ちつつ、立ちながらにして眠るシーンでは家族中が爆笑。あの口元。

「○○!○○だよ、あれ!!そのもの。○○、いつ映画に出演したの!(笑)」
※どうでもいいですが…お父さん(声:糸井重里)のとっぽい棒読みに鯖さんは萌え萌え。

お母さんが帰ってこられないことで、サツキちゃんも落ち込んでいるのに、「やだぁ」と泣き喚く様は正に鯖妹そのもの。

そして、泣きたくてもメイちゃんの前では泣けないサツキちゃんに鯖が涙。
そうだよねえ、長女体質だとそうなんだよねえ。自分も立ちっぱなしで疲れてるんだけど、妹が先に疲れたって寝ちゃうから、おんぶしなきゃって思っちゃうんだよ。

いいトシになれば5歳かそこらの歳の差は大した差じゃないけれど、小学生くらいのときの5歳の差って、もうどうしようもないくらい大きいから、しわ寄せは全部上に来るんだよね。

わかるよ(T_T)

で、余計無理して聞き分け良くしちゃって、飲み込んじゃって、爆発できなくて、内向きに沈んで行くんだよねえ。ちっこいからって何もかも許されると思うなよ、と思いつつ抱え込んでしまうのですよ、お姉ちゃんだから。貧乏籤引きまくり。
※鯖さんはサツキちゃんほど聞き分けは良くありませんでしたが。

斉藤茂太さんの名著「兄弟関係」と合わせて鑑賞すると、もうやってられないです。
鯖も石橋を渡る前に叩き壊すタイプですから。心配だから気が済むまで叩いている内に、壊してしまうという(笑)

もう、鯖にとってはメルヘン映画じゃなくて「長女の悲哀映画」ですよ、あれ。
※あと、爽やか青春ラヴも入ってるけど。いつのまにか「サツキ」「カンちゃん」と呼び合うようになっていた二人にドキドキです。甘酸っぱくていいなあ。泣きたくてしょうがないところで、傘を貸してくれたりしたらドキドキするよ。しかも、ちゃんと「貸して上げる」と言えなくて、無言で押しつけて走って行くカンタの姿が愛しいよ。なんて愛いやつ。

ところで、「となりのトトロ」といいつつ、実際として、迷子のメイちゃんを探してくれたのも、お母さんの病院に送ってくれたのも猫バスのような気がしてなりません。

…トトロ、何もしてない?猫バス呼んだだけ?夢の中だけ?お父さんの傘をパクって、ドングリくれただけ?
※身も蓋もありません。

ジブリ映画はBM(ビフォアもののけ)のほうが好きだなあ。
一番好きなのは「天空の城ラピュタ」、次点が「魔女の宅急便」か「となりのトトロ」。「紅の豚」も好き。加藤登紀子、渋過ぎだ。大好きだ。
「おもひでぽろぽろ」は、「踊る大捜査線」でギバブームが起きている時に見て、悶絶。
室井が若いよ〜!←違う。

逆に理解しがたいのが「平成狸合@ぽんぽこ」(テレビ鑑賞していて、あまりのつまらなさにチャンネル変えたのは初めてだった。)とか「もの@け姫」(結局、ナウシカとネタかぶってるんですけど…。)あたりですかね。「千と千尋〜」も、特にどうとは思わなかった(柊瑠美ちゃんが好きだから許す。あと日本四大おかっぱのハク様で。できればハク様の声は石田彰さんが良かったけど。)「となり@山田くん」にいたっては見てもいない…。

次回の「ハウルの動く(どう見ても家)」はどうでもいい感じかなあ。来年年末あたりのゴールデン洋画劇場年末特別編でノーカット放映するだろうし。
皆さん、スマップの木@拓哉が初めてアニメアテレコやるってことで注目しているようですけれども。

木村@哉って、アニメアテレコは初めてかもしれないけど、マンガのCDブックはやってたよね?
確か「花よ@男子」の花@類役をやってたような気がするんですけど。もうかなり前ですけど。

あれは無いことになった過去なんでしょうかね。
※どうでもいいですが、結構スマップはヲタにはたまらん経歴がありますよね。デビュー直後当たりに聖闘士☆矢のミュージカルもやってたし(主人公☆矢は中居君だった気がする)、ほとんどのメンバーはアニメとかカセットブックとかCDブックの出演経験あるし。

セイシュン万歳

2004年7月19日
暑いですねえ。ムシムシするので、パフパフとベビーパウダーを肘や膝の内側にはたいております。サラサラすると気持ちいいです。
※ところで、ベビーパウダーって、どうやって開封してどうやって使うのが使いやすいんでしょうか。私は封をしている紙を全部はがしてしまったので、しかたなく、紙箱の直径より少し小さめに丸く切った厚紙に千枚通しでいくつか穴をあけて粉の上に乗せてます。とんとんと叩くとパウダーが厚紙の上に少しずつ出てくるので、それをパフにつけて使っています。なんかいい開封方法があったのだろうか。
あの封をしている紙をはがしてしまったのが悪かったのか。

とまあ、そんな感じで。

村上龍原作の映画化「69」について、鯖父と話しておりました。
※鯖父…九州出身。村上龍とはほぼ同世代。村上龍が佐世保北高校で高校生をやっていた頃、鯖父も九州の某所で高校生をやっていた。

父「おう、このへん(佐世保)もよく行ったぞ。」

鯖「(「69」を紹介する映画雑誌の記事を見せながら)へえ、このへんとか?」

父「そうそう、佐世保事件とかな。」
※佐世保事件…1968年の事件。原子力艦の佐世保入港を巡って、学生デモなどがあった。

鯖「その頃、ちょうどお父さんは高校生だったん?」

父「そうだな、高校2年だったな。」

鯖「へえ」

父「その佐世保事件もな、学校サボって行ったぞ

鯖「……行ったの?」

父「行ったぞ。さすがに機動隊の前には怖くて行けなかったけどな。

当たり前です。

機動隊の前に出たりなんかしたら危ないったら…。
しかし、こんな身近に「69」さながらの青春時代を送った人がいたとは…。

鯖父については、若い時は貧乏で、バイト代が入るとまずインスタントラーメンを箱で買い込んで、ラーメンとキャベツで生き延びるようにしていた話とか、財布にわずかに残った小銭で煙草を買うか、牛乳とパンを買うか、定食を食べるかで日々真剣に悩んでいた話とかしか聴いたことがなかったので(それもどうか)そういう、社会について考え、行動する学生だったとは思いませんでした。ごめんよ、鯖父。

鯖の母校(←大学)も、西で言えばK都大学、東で言えばH政大学その他ほどは活動している皆さんはいらっしゃいませんでしたが、それでも昼休みに大学生協の屋上に、ヘルメットにタオルをマスクのようにかけた姿でのぼり、拡声器を片手に演説している人がいました。そして、その近辺にはわりと眼光のするどいスーツ姿のおじさんが見張るように立っていて、あの人は県警の人らしいよ、と鯖のような一般の学生の間ではささやかれていた。本当はどうかしらないけれど。
※結局、詳しくは分らないままだったんですけど、あのヘルメットの色で活動の流派というか、グループが分るらしいですね。白ヘルは○○派、青ヘルは◎◎派、のように。
K都大学では、ヘルメット姿で角材をもったお兄様方が軽トラの荷台に乗って突撃して行く姿も見られたらしいですけれども、鯖母校では演説及びデモ行進、ビラ配りなどくらいでした。

その思想云々はよく分らないですし、ちょっと聞きかじった内容からすると、私個人としては、あまり賛同できるものではないことも多いんですが、青春だよなあとふと思いました。
活動に身を投じた挙句、今はどうしているか分らない知人もいるのですが(←ものすごく優秀な子だった。)そういうのってどうなんだろうなあ。

そういえば、この前、S台中心部でビラ配りをしていた中に、鯖が大学に通っていた頃から活動していた人がいました。多分、当時で2〜3年生だったと思うんですけど、あれから5年経ちますけど、まだ大学生なんだろうか。留年してるんだろうか?マスターとかに行ってるんだろうか。
学費とか生活費とかどうしてるんだろう。まだ親が出してくれてるのかなあ。大きなお世話ですが。
そんなことばかりが気になる。

活動するのもいいけど、カッコイイこといって、生活は完全に親掛かりってカッコ悪くないか?現政権を打倒せよなどと言っておいて、親が国家公務員で、その打倒すべき現状の構成員である親に養ってもらってたりとかすることもあるんじゃないかなあ。

実際に働いてお金をもらうようになったら、そういう、理念だけではどうしようもないことや、理不尽さや、それでもやらなきゃいけないことがあるってこともわかることがある。
そういうのを知らないで、言うだけってのはどうかなあと最近思うようになった。
あれこれやれっていうのは簡単だけど、自分が働いて、そこからちょっとずつではあるけど納めた税金からやるのかと思うと、考えが変わってくることもあるし。生活かかってないから言えるんだよなあとか。働いてみてから言えよ、と思ったり。

そういうことを書きながら、うわ、これについて「仕事」とか「働く」とかを「結婚」「出産」に置き換えてみたら、すごく反発するなあと自分でも思いました。したいと思ってるだよ、こっちも!できるんならしてえよ!できねえやつもいるんだよ!みたいな。(ガラ悪いなあ)

そういうのも全部ひっくるめた、若さゆえの勢いやら残酷さやら浅薄さやら青臭さやら焦燥感。そういったものがセイシュンってやつなんでしょうかね。
だとしたら、結構、私からは揮発してしまっているなあ。

まあ、どっちにせよモラトリアムがかっこいいわけではないと思います。
ISBN:4093860726 単行本 片山 恭一 小学館 2001/03 ¥1,470
↑ハードカバーの本って、高いですよね。その分、質も量も要求したくなるのが貧乏人の性。最近は文庫本も高くなりました…。この前、エリアデ買おうとしたら、文庫本なのに2000円もするので、断念しました。別のヤツから買いますか。ま、マイラヴ澁澤先生は平気で30万くらいする超豪華限定愛蔵版の本とか出してたらしいですけれども(私的に?)そのためだったらボーナス全部(足りないけど)つぎ込むね。

ちょっと毒吐きなので、もし「世界の中心で愛を叫ぶ」が、人生のバイブル、みたいに思っていらっしゃる方がおいででしたら、読まずに流してください。ま、そういう内容ですので。

正直言って、わざわざハードカバーで買うほどではないと思っておりました。そんな財布の余裕があれば「博士の愛した数式」とか「ハリー・ポッター」第5部2冊組を買う。いや、愛する澁澤先生の御本を買うよ。この手の予想は当たるのです。
※でも、S台駅前の某書店で澁澤先生翻訳シリーズもの完結記念フェアをやっていたのに遭遇し、そこに並んでいる文庫本は半分くらい所有し(ほとんど河出文庫。笑)、残りの半分くらいも1度は大学の図書館で全集を借りて読んでいた。

結構買ってるじゃん!(ノ-o-)ノ ┫:・’.::

でも、そのうちまた買っちゃうんだ。愛蔵版とか(笑)

でも、何故だか分りませんが、鯖妹(←流行りもの大好き)が所持していたので、借りて読みました。鯖妹が読んだのかどうかは知りませんけど。

で、どのへんが泣きポイントなんですか?

真剣に分らないんですけど。いつ泣けるんだと思いながら読んでるうちに終わってました。

通勤電車で乗り合わせた女子高生数名が映画を見に行った感想について話し合っていたのを後ろで立ち聞いたところ、サク(主人公の男子高校生)がアキ(ヒロイン)をつれて、オーストラリアだかに行こうとして、アキ(重病らしい)が体調を崩し、「助けてください!」と叫ぶシーンだけが泣けた、という話でしたので、そこくらいは何か感じるものがあるかと期待していたのですが。
※そこは、テレビでも宣伝のために流していましたね。

そこも泣けなかったんですけど。

どこだったら泣けたんでしょうか。(←真剣に)

それどころか、全体的に、あ、何か、男の人が、憧れや観念や妄想や夢やイメージだけで書いた学園小説(しかもデキはあんまり良くない)という印象しかないんですけど。言い過ぎですかね。

いや、むしろ折@みとか、そっちよりなのか。あの手の話としては、コバルト文庫あたりをあされば、もっと出来のいいヤツがゴロゴロしてるんでは。純文学の中だったら、「野菊の墓」あたりの方が淡々としていて泣けますよ?
柴崎コウが誉めちゃったから、皆そういう気持ちになって読んだのかなあ。それはたまたま柴崎コウのツボに入っただけで、そういうきっかけでもないと本が売れないというのは哀しいです。

タイトルからして「世界の中心で愛を叫んだケモノ」のパクリだと思うんですが。というか露骨にそうでしょう。言語の組み合わせには数的限界がありますから、ある程度重なる一般的言いまわしが存在するのは仕方がないと思いますが、これはやりすぎではないかな。
※これについては、作者はもともと別のタイトルを考えていたが、編集者との打合せで現在の形になったそうなので、一概に批判はできませんけど。

文体は素直だし、分量も少ないので、読みやすくはありましたが、それだけという印象。
偶然ですが、ネットサーフして見つけて読んでいたアマチュア作家さんのネタとかぶっていて(そちらの方が早く発表されていたので、盗作云々という問題はないと思われます。むしろ、祖父の昔の恋人、周りに反対されて引き裂かれた、というのはもはやスタンダート設定なのではないかと。)、そっちのほうがずっとまわりの人間関係やら当事者以外の心情まで踏み込んで練られた展開で、良く出来ている作品だと思ったくらいです。(あれじゃお祖母さんの立場ないよな。)

皆、あれで泣けるって凄いなあ…。涙腺ハードルの方向性の違いなのか、アタシゃダメだったよ。分量的な読み応えだったら、あれの2〜3倍は欲しいし(改行が多いですよね…。下半分をブチ切ればメモ帳になる、と揶揄されたかつてのティーン@ハート文庫のようだ。)、短い中での読み応えだったら、もっと言葉そのものの美しさだとか、ストーリー性、心情描写が欲しい。

恋人が重病、ってのも、病気やハンディ出しておけば泣けるだろ、ってのが最近のドラマの定石みたいになっていることに反発を感じる私としては、減点材料でしかなかった。
※そもそも死にネタってのは反則でしょう。

※さらに、その病気の健気さも、ちょっと前までテレビでやってた「電池が切れるまで」の子供のリアリティの方がぐっと迫るものがあった。所詮、闘うリアリティだったら、ノンフィクションのドキュメンタリーにかなわないのだから、小説が追求すべきはそこではないと思う。

そういうのでなく、もっと「うわ、そうきたか」みたいな、死ぬ死なないではない、それ以前の気持ちみたいなので、泣かせて欲しいのですよ。日常に埋没しそうな襞というか。
※かといって、浅田次郎さんの「鉄道員(とかいてぽっぽや)」みたいに「さあ泣け!」と言わんばかりのもちょっと…。あの短編集では「Love letter」というのが好きでした。

へえ、今ってこういうのが泣けるのね、ともはや学習モードで読みました。(13へぇくらいで)
これがいけないのか?構えてるのが。これで泣けないと今時の若者ではないのか?
いや、無理だろう、あれ。

でも、愛読書赤毛のアンシリーズの「アンの友達」とか「アンを巡る人々」といった短編集だと、本当に20〜30ページくらいの何気ない日常の描写でもワタクシ、ボロボロ泣きますよ?
人が死ぬにしても、もういいトシのおばあちゃんが靜かに老衰で亡くなっていくような感じで、でもその気高さやら切なさに泣きますよ?どうしようもない昔の恋のこととかで。

ああ、そうか、どうしてもその「死」の扱い方に軽さというか、安っぽさというか、綺麗なイメージみたいなのばかりを感じてしまったんだな、あの作品の場合…。
まあ、そのへんは読む人の好みかもしれませんけど。

とりあえず、予想通りに期待はずれでした。はい。ま、こんなもんだろうと思っていた通りか。
本当にスバラシイと思って読みきった人と、流行っているから、とりあえず読んでみたという人と、どれくらいの割合なのかしらと思いました。(鯖さんは確実に後者)

エレファント

2004年7月12日
今日、死ぬんだね。

キスしたことないまま、死ぬんだ。

キスも知らない17歳が、銃の撃ち方は知っている。

このコピーだけで見に行くことを決めた映画でした。「エレファント」

1999年4月20日(ヒトラーの誕生日でもあります)にアメリカ・コロラド州コロンバイン高校であった銃乱射事件を題材にした映画です。ドキュメンタリー・タッチの淡々とした映画でした。

正直、見終えた後も、アメリカ銃社会の問題やら、いじめのことや、それが銃乱射に発展してしまう危険性だとか、ヴァーチャルゲームのことだとか、そういうことについては考えられなかった。

キスも知らないで死んで行く自分の姿が見えた気がしたので。

今の日常が、いきなり自分の意志と無関係に撃ちきられる可能性があることだけしか考えられなかった。例えば、今日、私が撃たれて死んだら?
日本だったら、撃たれるよりは、交通事故だとか通り魔だとかの方がありそうな気がするけど。

だとしたら、今の私ってなんなんだろう。今のままでいいのかしら。
自分のことを…。

ストーリーらしいストーリーはなくて、舞台となる高校の日常生活の描写が淡々と続き、そして(もう観客の皆もわかっていることなのですが)とある生徒たちが銃器を校内で乱射する、という内容です。
何で彼らが銃乱射にいたったのか、その結果どうなったのか、社会はどうあるべきか、などについて、製作サイドからは明確な意志表示はなくて、本当に、ひたすら淡々といろいろな角度から、惨劇の寸前までの何気ない日常生活を繰り返し、繰り返し描いている。

同じエピソードをいろんな視点から繰り返し繰り返し、丁寧に描く。
※この辺は、「僕の地球を守って」(日渡早紀さん)の手法に近いのかしら?あの紫苑と木蓮のインパクトの違いは面白すぎた。すれ違う人間関係ってこんな感じなのかなあと。マンガって凄いなあ。マンガで表現できないのって音楽そのものくらいじゃないかな。音楽を巡る人間心理はいろいろあるし。
擬音については、荒木比呂彦先生が、次元の壁を超えたと思いますな。
スピード感については、もう画面を見るひまがないくらいのスピード感でページを繰らせる作品はたくさんあるし。

気持ちがだんだん高校生に馴染んで行くような気がしました。
自分も廊下を、教科書を抱えて走る高校生の頃に戻った気がしました。

主役(というほどの比重ではない気もするんですが)のジョン・ロビンソンの頬に、ガールフレンドが軽くキスをしたシーンでは、「もう、アンタは(キスできたんだから)撃たれて死んでもいいんじゃない?(他の子は)キスも知らないまま死んで行くんだから」と思うくらい、ちょっと荒んでいる心理状態で見に行った映画でしたけれども。
※カメラ小僧のイーライ(イライアス・マッコネル)が一番鯖さんの好みのルックスだったのですけれども(荒んでてもその程度はチェックしているのね。)そのへんどうですか。

私の中で、そういったことがものすごく大きいコンプレックスになっていて、卑屈であり、家族間で精神的に孤立しようとする志向の根源であり…。

中でも自意識過剰の文科系少女ミシェル(クリスティン・ヒックス)が自分に重なって辛かった。
まわりと自分の距離を気にしすぎて、うまく解け込めない。
お洒落な周囲の女の子達からは「ダサい子ね」と蔑まれる。
もちろん恋人などいない。
むしろ恋が出来ないタイプだと思う。
自分に自信がないというより、卑屈になりすぎて、それが当たり前になっているタイプ。
それでもいいや、と思い込もうとしているけれども、心のそこからそう思ってはいないかも。
自分が嫌いというわけでもないんだけど。

誰も私のことを好きになる人などいない…。
※最近の恋愛系ハウツー本で、「自分を好きになることが大事」だとか「そんな風に自分を思ったらダメ」などとさも卑屈になる方が悪いような書き方してますけど、10年以上も押し込められてたら、卑屈になるのが当然だし、実際10年20年、誰にも求められずに生きてて、それが現実になってしまうと、それこそ転校やら引越しやらして丸ごと人生リセットしてもどうにもできないもんだよ。まず自分を好きになれ…って、それが出来たら苦労しないんだよ。
※鯖さんは転校3回経験者です。

でもいつか、こんな鬱屈とした毎日は終わって、違う日が来るんじゃないかと思ってる。

でもそんな日は来ないんだということも思ってる。

途中で、イーライとミシェルがニアミス(といっても、ちょっと会話しそうになるくらいなんですけど)するシーンがありまして、すごく嬉しかった。
※鯖さんの中では、勝手にミシェルはイーライに片思いしていることになっている。イーライのほうは、カメラに夢中で、特にミシェルについては個別の相手に対する好き嫌い以前の、その他大勢くらいの印象しかない(と思うんですがどうですか)

でも結局それは成就しなくて、自分には何の責任もないこと(この映画では同級生が起こした銃乱射事件)で何もかも打ち切り。
何が楽しいのかわからない毎日で、もがきながらいつかは何とかなるかもと思って、自分なりに小さな活動(ミシェルの場合は図書館でのお手伝いアルバイト)に取り組んでいても、それは無駄になることもある。頑張ればいいっていうのは嘘だ。

いつか明日が来るんだって、今に耐えていても、明日が来なかったら?
今に耐えることに費やしている、自分の気力って、何の意味があったの?(自分にとって)

そんなことを考えていた。

凹んで錯乱気味

2004年7月11日
かなりへこんております。

鯖はかなり無趣味な人間です。

煙草は吸いませんし、お酒も誘われた飲み会でちょっと飲むくらいです。自宅では両親の目があるので、ほとんど飲みません。精神的に参っていた時は、寝酒にウィスキー飲んでましたけれど。

お洒落も、妙齢のおなごとしてはどうよ、というくらい関心ないですし、化粧品もコスメヲタクの鯖友に誘われた時にちょっと買うくらいです。6月のボーナスも手付かずのまま、普通預金に入れっぱなしです。(服の1枚くらい買えよ…。)

放っといたら、家と職場と駅前の本屋の往復だけしかしないような毎日です。帰宅拒否症の気があるので、終バスギリギリまで本屋で時間をつぶしていることはしょっちゅうですが。

恋人もいないし、好きな人もいないし(職場は高齢化の進んだ貝塚だし)、それどころか最近は、それがどうでもいいという枯れ様です。

そんな私の唯一の趣味というか、楽しみというか、関心…好きでやっていることがヲタワークなわけです。本当にそれくらいしか楽しみがないのです。

本当に私にとっては大切な趣味なのです。

でも、それはなかなか分ってもらえないことです。
同じ年頃の人が、結婚したり、仕事に生きがいを感じて打ち込んだり、子供を産み育てたりしている一方で、同じくらいの真剣さで、趣味に気力やお金を注ぎ込んでいることは、それが創作だったり、マンガだったり、映像だったりすることは、理解してもらえない。

別に理解してくれなくてもいいんですけれども。私は楽しいから。

私は、自分で(それが例え私にとっての生きがいとはなり得なくても、社会人として最低限の真剣さをもって)労働に時間を費やし、それで得た対価を満足して趣味に注ぎ込んでいるのです。

でも、どうしても一段低い人間に見られるのです。いや、もうそれもどうでもいいんです。

負け犬と言われても、それはそれだし。結婚してないし、多分これからもしないし、できないっていうならそれでもいいし、子供も多分産まないだろうし、産む気もないし。今のところ。

だからそれだけに、趣味には全てを注ぎ込みたいのです。
趣味があるから、無味乾燥な職場にも耐えているし、何やってるか分らないというストレスの中でも毎日の業務をこなして行けるのです。
趣味がなければ、何してるか分らないよ。楽しいって何なの?他に何かあるの?

そして、来月にはヲタクの最大の祭典、夏コミがあります。

…毎回、一緒に行っている鯖友から、今年も親類の法事があるから一緒にいけない、という連絡がありました。

多分、私も行けません。

鯖母です。

彼女は鯖母から見ても文句のない経歴(良い学校、良い職場、良い勤務態度他)で、これまでは彼女と一緒に行くから、という理由で、泊りがけで出かけていたのです。それでも、女の子だけで旅行だなんて、とぐちぐち言ってたけど。

前々回、彼女がやはり所用により行けなくなったので、無駄だなあと思いつつ、日帰りで行きました。金銭的にもかなりロスしたり、時間もロスしたし、体力的にも前泊した方が温存できて思う存分楽しみめた。それについても、全て鯖母の自己満足のために犠牲にした。
※はっきりいって、かなりキツかった。蜃気楼が見えた。前泊していればそんなこともなかったんでしょうけど。3日間のうち、1〜2日目の両方とも行きたかったのに、1日目しか行けなかった。新幹線のきっぷは3日間有効だったのに、日帰りにした。ホテルも付いたパックにしたら、返って安上がりに3日とも行けたかもしれない。

なんでそこまで気を使っているんだろう。

しかも、私はできる限りの(鯖母に安心を与える)誠実さとして毎回毎回、自分たちの泊まっているホテルはもちろん、鯖友の携帯番号まで鯖母に渡していたのに、信用されていなかったのです。他の人と行っていると疑っていたのです。それで「わかっているけれどね」さも何もかもお見通し、とばかりにと言い放ちました。そんなことしてないのに。

私こそ、もう鯖母を信じられない…。

まあ、鯖母は、私の10年来のヲタク友達のA子のことが嫌いで、彼女が私を悪の道に引きずり込んでると思っているようで(まあ、私を某ジャンルにハメたのはA子だけど。笑)彼女から電話がかかってくる度に耳をそばだてている。
A子と一緒にいくんだったら、東京レディースきっぷという手も使えるんだけど。

一番イヤなのは、いつまでも親の顔色を窺っている自分です。

毎回この時機が来る度に、そんな自分がイヤになる。さっさと出て行けばいいのはわかっているのに、そうできない自分が一番情けない。経済的には自立できるくらいの収入はあるのに。
「あなたのことを心配しているのよ」というお決まりのセリフに遠慮することの馬鹿馬鹿しさに、26年束縛されても気づかない。いや、気づいているのに抜け出せない。もっと愚かな。

何のために働いているんだか。毎日毎日、息が詰まりそうにつまらない仕事を、それでもできるかぎり頑張ろうと思っているのは何のためなのか。
それもなければ何が楽しいのか。

まだ子供が小さいから行けないとか、仕事の休みがどうしてもとれないからとか、極端な話、宿泊費や旅費が出せないから行けないってほうがずっとましだ。

貴重な独身の若い時間なのに、毎回、他人に有給の取得を譲って、休まずに働いてるから、夏季休暇は優先的に取っていいよといわれるように頑張って布石を打ってるのに、これのためにお給料からもボーナスからも貯金してるのに。

親の顔色に捕われて、何もできない自分がイヤだ。

ああ、次の3月には、家から通えないところに転勤になりますように。むしろ次の8月1日づけでもいいや。9月でもいい。1日でも早く。まだS台の支店になったらどうしよう。
それを思うと、気が遠くなるよ。
この前は、夜中にまたS台支店勤務になって、家から通う毎日が決定して(家から通える職場だったら、きっとまたあれこれ干渉して来て、出て行くことなんてできないんだ。)、今の息の詰まるような日々が3年は続くんだと思うと、涙がボロボロ出てきて、2時間くらい1人で泣いていた。

で、こういう話を鯖母にすると「また○○さん(←A子)から何か言われたんでしょう」とA子のせいにするんだ。彼女は、何でもA子のせいにする。

A子の影響を否定はしないけど、26にもなって、休みの日に買い物に出かけるにもあれこれ言われ、旅行に出かけても疑われ(有り得ない…。もはや対人恐怖症&潔癖症一歩手前の状態になってるのに。異性となんて、路線バスで隣りの席に座るだけで気持ち悪くなることがあるのに。)、唯一の趣味に勤しんでいたら「いつまでもマンガばかり」と言われる。そんな毎日だったら出て行きたくなるのが当たり前なんじゃないかな。それ以前に、なんで私、こんなに家にいるんだろう。もういいんじゃないか。

出て行きたい。

それはいつも言っているんだけれども、もう、他人のせいに(転勤とか)しないと、あの人の干渉を断ちきれない。情に訴えられると、振り払えない。私もバカだから。

私の人生って一体何なんだろう。今日死んだら、私の人生って、何の楽しみも意味もなかったような気がする。解放感もなかった気がする。なんで生きてたんだろうって。
鯖母が今の私の年齢の頃には、結婚してたのに、自分の娘が、結婚どころか、他人と一定以上の距離(物理的にも精神的にも)を置かないと社会生活が営めないような偏った人間に出来あがってることに気がついてるのかな。考えられないよ。もう誰も信用できないもん。

暑い日の午後に

2004年7月10日
暑い日が続いておりますが、皆様いかがお過ごしですか。
S台は多分、東北で一番過ごしやすい都市なのではないかと思っておりますが(I手県M岡市だとか、F島県F島市なんかは、盆地の中の平野なので、かえって夏は暑く冬は寒いのです。それに比べれば、S台はかなり過ごしやすい。)それでも暑いものは暑いのです。

鯖はこの文章をノートパソコンで作成しているのですけれども、ちょうど手が当たる部分の下に、稼動部分が配置されているらしく、熱くなるのです。(特に左手)
ミニタオルを敷いてはいるのですが、それでも暑い…。
※もちろん、鯖さんの居室にクーラーなどという上等なものはない。鯖家には1台だけついにエアコンが導入されたのですが、家族全員、エアコンのある生活に慣れていないため、「暑いよ〜」と悶えつつも、だったらエアコン稼動させればいい、と気がつくことが出来ず、相変わらず暑さに耐えているのでした。正に壁の飾り。

そんなこんなで、どうも仕事をする気になれず、とりあえず仕事を早退して←最近こんなのばっかりだな。働けよ(笑)映画を見に行きました。

今回のセレクトは。

アジアの貴公子ペ様の初主演映画「スキャンダル」でございます。

最近、心がけていろいろ映画を見に行くようにしているのですが、だんだんと自分なりにセレクトの基準が出来てきました。

見に行く条件としては…

1 テレビでやらなさそう
→これでいうと、「ハウ@の動く城」なんかは、来年の年末あたりにテレビ放映されるだろうから、パスですね。どうでもいいですが、あれって、どう見ても「ハ@ルの動く」だと思うんですけど、どうですかね。
 この前は、この観点から、「エレファント」を見に行きました。

※「エレファント」…コロンバイン高校での銃乱射事件を題材にした映画。主役のジョン・ロビンソンはリバー・フェニックスの再来と言われる美少年(ブリーチ!)だそうですが、鯖さんはカメラ小僧イーライ役のイライアス・マッコネルが好みです。(そんなこと聞いてない)
映画自体はドキュメンタリーに近い感じの、淡々とした、それでいて作り込まれた作品で、答えを用意するような感じではないんですけど、考えさせられました。
そして、自意識過剰文科系引きこもり一歩手前少女(垢抜けない)ミシェルが自分のようで切なかったです。ミシェルとイーライがいい感じになれば良かったのにな(それって…。)でも、自分に近い登場人物が、明るい未来を得ると、自分もそうなれそうで嬉しいので。「エレファント」は違ったけど。

2 吹き替えなしで見たい(字幕)
→吹き替えはイメージありますからねえ。オードリー・ヘップバーンの池田昌子さんのように、もうピタッと来る当たり役があれば、吹き替えも楽しいんですけど。アーノルド・シュワルツェネッガーはもう玄田哲章さんしか考えられないですよ。
 この理由で、ハリー・ポッターも行きそうです。

3 大画面で見たい
→…でも、S台で一番小さい映画館って、40席で、大学のLL教室と大きさは変わらないんですよね。椅子がパイプ椅子じゃないくらいで。

なので、どうしても洋画単館上映アート系R指定付(笑)に偏りがちです。はい。
今回の映画も、御多分に漏れずR−18でございましたよ。
歳だけは十分にくってますけど、精神世界は女子中学生な鯖さんでした。

なんか、今回は「スキャンダル」について書こうと思ってたんですけど、書いてるうちに「エレファント」について書かないでいるのはもったいないような気がしてきたので、とりあえず今回はここで打ちきって、次回、エレファントについて書こうと思います。
※計画性のないヤツだなあ…。

※どうでもいいですが「エレファント」もR−15です。銃乱射事件ですからね、そっちの方向から。10代の子供が学校で起こす事件が連発する寸前に上映してたんですけど、上映できて良かったなあ。「バトルロワイヤル」もDVD発売延期になったし。「バトルロワイヤル」は見たことがないので何とも言えませんが、「エレファント」は見たからって銃を乱射したくなるような映画じゃないですよ。

ルパ萌え

2004年7月4日 映画
DVD ワーナー・ホーム・ビデオ 2002/05/15 ¥3,129 親戚の虐待を受けながら育てられていた孤児のハリー・ポッター(ダニエル・ラトクリフ)は、11歳の誕生日に自分が魔法使いであることを知らされ、魔法寄宿学校に入学。仲間たちと共に魔法の勉強に勤しみながら、両親の死の真相や、学校内の陰謀に立ち向かっていく。
↑それにしてもすごいあらすじだ。

多分、ここを読んでくださっている方のうち、10人中12人くらいは、「鯖さんは節操なしヲタク」だと思っていらっしゃることでしょう。

でも、これでも、鯖さんの中にも、自分内ヲタクルールというものが存在しているのです。
基本的に鯖さんはマンガ読みのジャンプ系ヲタなので、そのルールは

ナマモノとゲームには手を出さない

でございます。
ジャ@ーズとか、ビジュアル系だとか、そのへんのナマモノ、スポーツ選手だとか俳優さんだとか、そのへんのナマモノ(RAPはギリギリ回避しましたが。)、もしくは旬も何も存在しない、毎日がマイブームになってしまうゲームジャンル。

そして、最後の創作(完全オリジナル)ジャンルにはまってしまったら、奈落のそこへ一直線。
モストディープな世界ですからな…。

でも、すいません。すいません。すいません。

いま、ちょっと危ない感じです。

先週、ハリポタの映画のテレビ放映を見てしまったからです。原作は読んでたし、2作目は映画も見に行ってたんですけど、「賢者の石」は初めて通して見ました。

いいねえ、ハリポタ。ウィーズリー家、最高。双子最高。

スイマセン、白状します。

ロン、キミが最高。むしろルパ萌え。グッジョブ!(←サムズアップ)

※ルパ…ルパート・グリント。ロン役の俳優。前作「HPと秘密の部屋」では、変声期独特のハスキーヴォイスで一部のお姉さんのツボを直撃。どんどん大きくなっていく姿にお姉さん方はドキドキです。
ちょっと画像が小さいんですけど、このロム(下の方の右側)の顔も可愛いぞ。来日の舞台挨拶では、ルパ単独で萌えかけました。うをう。

エマちゃんも可愛いしなア。
※エマちゃん…エマ・ワトソン。ハーマイオニー役。原作では、ハーマイオニーは「前歯が大きい」と書かれてますけど、エマちゃんが可愛いからか、いつのまにか優等生美少女みたいなイメージになっておりますな。それにしても可愛い。

ダンは…ダンはダンでいいよ。
※ダン…ダニエル・ラドクリフ。成長しすぎて、次作以降の続投が危ぶまれたが、今更別の子役にする訳にも行くまい。それにしても、成長したなあ。「押してだめなら押し倒せ」という言葉がハマる。

もうローティーンのピチピチの魅力にクラクラです。
※そういえば、彼らと一回り違うんですもの。あらまあ。

そして、ルパのハスキーヴォイスを楽しむために、副音声に切り替えましたが、15分で挫折。
だいたい、日本語さえも不自由な魚類が英語が分るわけがないのですよ。人名と地名くらいしかわからんですもん。(中学、高校、大学と英語やっててこれかい。←ヨーロッパ言語をやらなくていいから、という理由で国文学専攻にいたくらいに、アルファベット嫌いである。)
とはいえ、あの吹き替えの棒読みぶりはちょっとなんとかならんもんだったのか。(特にハーマイオニー。一本調子な優等生口調を狙ってるのかもしれんが、あれはちょっとひどい。)

そんなこんなで、ここのところ、原作を読みなおししてます。
ハリポタの日本語役は、なんというか、スラング?コドモならではの良くも悪くも崩れた言い回しやら、ガキ言葉がたくさん出てきて、邦訳童話によくある端正さはあまりないのですが、原書もあんな感じなのかなあ。

この前公開が始まった「アズカバンの囚人」もそのうち見に行くつもりです。
テレビでちょっと紹介していましたが、ハーマイオニーがロンの手を思わず掴んでしまい、二人ではっとするシーンが大好きです。
「秘密の部屋」でも、ハリーには大喜びで勢い余って抱きついたりするのに、ロンにはちょっとためらって握手になってしまうハーマイオニーが可愛すぎです。素直じゃないなあ。でもそこが可愛い。

今のところ、原作では「アズカバン」が一番面白かったので、期待。「炎のゴブレット」はちょっと長すぎて間延びした感じがしました。1〜3部のほうが、中身が濃い気がしました。
で、5部の「不死鳥の勲章(騎士団?)」についても、原書を読んだ方の情報をいろいろあさったところ、ルパ萌えとしては、かなり気になる展開のようなので、9月の日本語版発売が待たれます。
※原書に挑む根性はないらしい。

そういえば、作者のローリングさんが、生活保護を受けながら、喫茶店で1杯のコーヒーだけで粘りながら子供の眠る間にハリポタを書きためたというのは、有名な話ですけれども、それについても、いろいろな話がありますね。
それ以前に教師やら団体職員やらをされていて、単純に仕事をするだけだったら、何かしらあったのかもしれないけれども、作家になるという夢(正確にはそのために作品を書く時間を確保すること)と両立し得る仕事がなかなか見つからなくて、生活保護にすがる選択を取らざるを得なかった、という見方もあるようです。
うーむ。今の私にもあれこれ。生活あるからって、仕事辞められないことは根性ナシなのか、そこで勝負が出来ないやつに勝利はないのか。痛いが。
※こんななかで、昨日の愚痴のようなことがあると、正直、働く意味について考えます。

とりあえず、会社がえりに文房具店でいろいろ買い込みました。
とりあえずやれることをなにかやろうかなあ、という気持ちで。
皆様、御無沙汰しておりました。

今なら、ようやっと頂けたボーナスを注ぎ込んででも必殺仕事人(中村主税か簪の秀さん希望)を雇いたいと念願する鯖です。生きてました。

笑えるほどに予想通りの月末でした。遠い目です。
隣りの席のヤツを始末できるのなら、したいです。燃えるごみの日は何曜日ですか(真剣)

* * * * * ここ1ヶ月の経過 * * * * *

5月末頃
 6月末までのヤツの仕事が全く出来ていないと見受けられたので、鯖は警告しました。
 仮にも10年以上先輩の人なのですが、有り得ないほど失礼なことまで言いました。
 カレンダーと実稼働日数を提示しました。
 15日までにデータを確定させておけ、入力は2人がかりでも3日はかかる、3人がかり2日で入力ミスをチェックしたほうがよい、1日は訂正入力のために、1日は上司の決裁と文書のプリントアウトや封筒詰に取っておけといいました。去年はそれくらいの余裕を持ってやったといいました。
 私は私の仕事があるし、他の人たちも自分の仕事があるのだから、手伝いが必要なら、早めにいって、こちらのスケジュールに影響を与えないようにしてほしいといいました。(ちなみに私は係長を通じて依頼されない限り、一切手伝いませんと通告。)

もちろん、先輩にここまで言うなんて、失礼極まりないことくらいは鯖にも分りますが、自衛のためはこれくらいしておかねばいけないと思ったのです。

6月頭
 次長が、「データはどこまでまとまってるの」と聞くと、5ジャンルのうち、3つは出来あがっている、と返事。
 だがしかし、10日頃に、うち1ジャンルについては、元データの集計さえ出来ていなかったことが発覚。(←データ集めをしている部署からの送付が送れていたらしい。だったらまだ元データが来ない部分があるって正直に次長に報告するのが当然だと思うのだが、ヤツの中では違うらしい。)

6月15日
 当然、作業は入力まで行ってないと思われるが、ヤツは定時で帰っていた。
 ※鯖さんは自分の仕事のために残業していました。

6月21〜23日
 ヤツは思い出したように残業し出す。
 遅く来て遅く帰る、という「残業代狙いかよ」という態度で、(←5月ごろから計画的にこなしてなるべく残業しないで済むようにするのが当然じゃないかと思うんですが)残業手当を申請しまくり、総務のお嬢さんがキレる。

6月24〜25日
 鯖さんは自分の入力作業をしていました。(←25日夕方に完了)
 ヤツはようやく入力作業に着手した模様。通常は、上司の決裁を受けてから入力するのですが、そうこうしていると間に合わないからか、それとも考えたくはないのですが、普通は決裁を受けてから入力することに気がついていないのか(多分、そうなんじゃなかと思うが)そのまま、主任と簡単なチェックだけをして入力していたらしい。
 さすがにあそこまで言われて、鯖に「手伝ってくれ」というだけの無神経さはなかったらしい。

 ですが、主任も7月頭しめきりの仕事を抱えていて忙しいのに、いきなり声をかけて1日拘束して自分の仕事につきあわせることに対しては何も感じていないようでした。

6月28日
 次長が体調不良で病欠してしまい、ヤツの仕事を実質的にチェックするひとがいなくなる。

6月29日
 休み明けの次長が、自分の仕事のために不調をおして出勤。
 その次長を1日、自分の仕事の確認訂正作業のために拘束する。
 主任と鯖はつきあって残業する。別に頼まれたわけではないが、このままでは間に合わず、お客さんに迷惑がかかることは見えていたので、手伝う。
 これがいけないのかな、こうやって(外部のために)手伝ってあげちゃうから、それが当たり前になるんだろうか。
 ※鯖さんは無視して帰りたかったんですが、主任が哀れでお付き合い。

6月30日
 回り中を振りまわして、なんとかデータ入力終了。

7月1日
 回り中を袋詰作業で拘束。←差出日当日にまだ袋詰している。
 発送の集計作業は鯖がやる。

7月2日
 

ヤツはまわりにまともな感謝の言葉もなく、自分はさっさと半休を取って早退する。しかも、昨日発送した書類について、遡り決裁の準備などもしていない模様。つーか、しなきゃいけないって気づいてないんじゃないのか。

 次長は魂抜けたような顔で、ようやっと自分の仕事に着手。
 主任も同じく。

 さらに、昨日発送した例の書類に不備発覚。

 たまたま電話を受けてしまった鯖がお客さんに平謝りする。
 ※あと10件は不備があるらしいことが20分後に発覚。

 もしかして、クレーム電話とか問い合わせ電話に出たくないから早退したんじゃないだろうな。

誰か、ヤツをシメて下さい。スプーンで力の限り打ち据えてください。

真剣にそう思いました。
あれでいいんですか、社長、あんなヤツに給料払っていいんですか。マジで。
ヤツの仕事なんか信用するんじゃなかった。理不尽だとは思いますが、発送する前に、私が全部1回はチェックするべきだった。どうせ後始末は私のところに回ってくるのだから。
納得できないけど、それが一番傷を小さくする方法だったのに。

年度後半にも同じ事態が予測されます。2度あることは3度あるのです、きっと。

私は、前の職場で、上司から「オマエは一切何も判断するな」「文書送付のファックスでも何でも、係長のチェックなしで外に出すな」といわれて、自分が意志のある社員なのか、ワープロとかコピー機の延長みたいな、ある程度自動化された文房具みたいな存在なのかわからなくなり、とても辛かったことがありました。
※そのくせ、上司は最後に「これからはもっと鯖さんも自分のカラーを出して仕事しよう」などと言い放ち、私は激怒しました。だったら、送付状1枚でゴタゴタいうんじゃねえよ!と言い返したかった。

でも、今回と言う今回は、キレそうです。私の警告は何の役にも立たなかったわけです。
年度後半は、自衛のために、徹底的にヤツのスケジュール管理をしてくれと次長に進言します。
私と主任と次長の3重チェック通すまでは、何もそとに発送するなと言ってもらいます。
今回のように、回り中に迷惑かけたときは、それなりの感謝の態度をみせるくらいの、人として当たり前の神経を持つように行ってもらいます。

ああ、イライラする…。イヤな話題でスイマセン。でも誰かに愚痴りたかったの。
読めば分りますが、フィクションです。

 * * * * * 

 授業の終わりを知らせるチャイムがなったので、私は教科書を閉じた。

 先生が板書を無造作に消し出したので、後ろのほうの何人かが「待って」「あと少し」などと叫んでいる。確かにこの先生の授業は板書の量が多いし、テストへの出題率も高いから、書き逃すのは得策ではない。そんなことを考えながら、私もノートの記述に蛍光ペンでアンダーラインを引きおえると、教科書ともどもカバンに突っ込んだ。

 後はもう帰るだけだ。

 その前に図書室に寄って行こうかと思う。そろそろ新刊雑誌が並ぶ頃だから。

「       」

 呼ぶ声に振りかえると    が手を上げた。

「帰るところだろ?チャリ、乗ってくか」

 私は地下鉄と徒歩だが、    は自転車通学だ。
 こうやって、帰り道に乗せてくれることが、時々ある。主に彼に余裕がある時だけだが。この前は、私のほうを見て、ちょっと申し訳なさそうな様子を見せたが、声をかけずにそのまま帰ってしまった。後で「次の日、追試だったんだ。オマエを乗せて、遠回りする余裕がなくてさ」と弁解していた。
 こちらも、地下鉄の駅まで、ダラダラ歩くより、自転車に乗せてもらう方がずっと楽だが、   が遠回りして駅に寄っていってくれていることが分るだけに、乗せてもらえないことにたいして、あれこれ言うつもりはない。

 特に、付き合っているとか、恋人どうしだとか、彼が好きだというわけではない。

 でも、    のこぐ自転車の後ろで風を切る瞬間が好きだ。

 河川敷のサイクリングロードを、   の自転車は軽快に進んで行く。

     のシャツは、風を含んで大きく膨らみ、私のセーラー服のスカーフは跳ねあがって視界をふさぐ。初夏の陽射しは午後になってもそれなりにキツい。日焼け止めを塗っておいて良かったと思う。
 顔の造作もスタイルも十人並みの私にとっては、多少のそばかすはあるものの、比較的きめの整った白目の肌は、数少ないとりえの一つなのだ。

「ねえ、喉乾いちゃった」

「は?」

 風の音で聞き取れなかったのか、   がやたらと大きな声で聞き返す。

「喉乾いたの!」

 私も叫び返した。   の肩に置いた手が、やたら熱い気がする。自転車のタイヤが小石を跳ねる、かすかな振動が伝わってくる度に、その振動の倍くらいの大きさで、息が弾む気がする。

「だからなんだよ」

「何か奢ってぇぇぇ!!!!」

「オマエ、アシがわりに使っておいて、さらに何か奢れだと?」

「いいじゃん、奢ってよ。乗っていくかって声かけて来たのそっちじゃない。」

「くわー、そういうこと言うか」

 別に、本当に奢ってほしいわけではない。ジュースを買うくらいのお金がないわけでもない。こういった、いっそ内容はどうでもいいような軽口を叩くのが楽しいだけなのだ。買いたければ自分で買うし。女だから奢ってもらう、という発想が私は大嫌いだ。

    が、大好きだというアイドルグループのアルバムを買ってしまって、今月は金欠だと散々騒いでいたのも知っているし。アイツは、本当にあのグループが好きらしくて、メンバー交代やら新曲リリースやらのたびに大騒ぎしている。私から見れば、あんな、歌唱力もダンス力も素人レベルを脱しないような女子中高生の集団にあんなに入れ揚げるなんて、軽薄極まりないと思う。
 乗せておいてもらっていうのもなんだが、放課後の時間を部活やバイトや勉強や、もっと有効なことに使ったほうがいいんじゃないか。
 …そんな真面目な    は想像つかないけれど。

 つらつらとそんなことを思っていると、唐突に   が自転車を止めた。

「ちょっと、うわ」

 斜めになった自転車から飛び降りる。

「コーラでいいだろ、マジに今月、金ねえんだ」

 そういって   は佐藤商店に入っていった。
 佐藤商店は、いまどき大丈夫なのかと心配になるような、ローカルな駄菓子中心の小さなお店で、客のほとんどは、うちの高校の生徒なんじゃないかと私は思っている。合成着色料丸出しの、原色の小さなお菓子の詰まった、そんなお店だ。100円出せば、かなり満足できるような。

「え、いいって、そんな」

 あれだけ奢れと繰り返しておきながら、いざ   が奢ってくれようとすると、腰が引けてしまうのが情けないが、そんなことをしてもらう理由もないのだ。

「オマエが奢れっていったんだろ」

 雫のついた、キンキンに冷えた瓶コーラを片手に   が振りかえる。
 店番のおばちゃんに栓抜きを借りて、よっ、なんていいながら蓋を開ける。その掛け声、なんかオジサンくさいよ、と呟く私の声が聞こえてしまったのか「いらねえのか」とでもいいたげな表情でこちらを見る。

「言ったけどさ」

 悪くてもらえないよ、とはさすがの私も言えなかった。
 店の横の、木陰のベンチに並んで座る。

「ほら」

 コーラの、どこか薬品めいた甘さと、喉へのビリビリくる刺激に咽そうになりながら、3分の1くらいを一気に飲み干す。瓶についた雫を指でぬぐう。

「全部飲むなよ」

     は私の手から瓶を奪うと、喉をならして飲んだ。

 ああ、学校を出る前につけた、リップグロスが、瓶の飲み口にまだ残っていたのに。

「プハー。やっぱりダイエットコークじゃ物足りないよな、普通のコーラの方がずっとうまい。何だよ。足りねえのか?2本買うほどでもねえだろ?」

     はペプシコーラとコカコーラの味の違いについて、延々と薀蓄をたれ始めた。こういった、どうでもいい雑学だけは豊富なのだ。テレビ番組の豆知識情報にでも応募すればいいんじゃない、といってやったことがあるが、「こんなのは本当に追求している人からすれば、常識以前のことなんだ。」とよく分らない拘りを力説された。

     はまだ延々とコーラについて話している。コカコーラの成分は、秘密があるって言うぜ。原材料表示の材料を全部混ぜても、あの味はでないんだ、きっとなにかあるんだ。コーラ工場は何年かに一回、床のコンクリートごと全面回収するらしい、なあ、何が入っているんだと思う?

 どこからそんなネタ仕入れてくるのよ、とツッコミを入れながら、私は   の雑学辞書には「間接キス」なんて単語はないんだろうな、その手のコーラを「残り、全部飲んでいいよ」と渡されたら、平然と飲み干せるだろうか、動揺したりしないだろうか、とそればかり考えていた。

    じゃない人に、自転車の後ろに乗せてあげるといわれたら?コーラの瓶を手渡されたら?

 それについては、考えないようにしていた。意識的に考えないようにしていた。

 結局、そういうことなのだ。

* * * * * 

なんて青春を送ってみたかったです。
※鯖さんは女子高の運動部出身です。制服はセーラーだったことはありません。

※お気づきかとは思いますが、かれこれかなり前にかいた、憧れの「制服デート」を文章化したものです。
自分のデートに対するイメージの貧困さが痛々しかったです。
つーか、一緒に帰ってるだけで、デートじゃないじゃん、というツッコミは、妄想だけで書いている魚類には鋭すぎるので勘弁してください。
という字はね、人と人が支えあって出来ているんだよ。

でもね、片方が楽をしているんだよ

そんなベタなことを呟いてしまう程度に荒んでいる鯖です。皆様こんにちは。
※大人気ない…。

いえ、さほど忙しいわけでもないです。私は。自分で調整できる量です。まだ。

問題は、私の隣りの席の人です。

来月頭発送の一括処理をヤツがメインで担当しているのですが、いつ破綻するのかおびえる毎日です。
横目で見ても、明らかにまだ終わってないっぽいです。

お願いですから、こっちに迷惑をかけないで下さい…。
手伝いが必要なら早めに言って下さい。

締め切り10日前になって、入力400件手付かずとか(鯖さんのスピードでは、ほかのあらゆる仕事をなげうっても1日80件入力が限度です。)言ってこないで下さい…。もうフォローしようがないよ、する気もないけど。

そうなりたくないので、今月頭にはっきり「私は自分の仕事でいっぱいいっぱいなので手伝いません」「手伝いが必要だったら、早めに係長を通じて日程調整してください」と通告してたんですけど、理解してもらえていなかったようです。そうだよね、それで通じる人だったら、ちゃんと自分で自分の処理能力と仕事の残量をよんで、手伝い要請できるよね…。

結局、お客さんに迷惑をかけるわけにいかないし、事務所中を混乱に陥れながら、何とかみんなで仕事をかぶって終わらせることになると思うんですけど。

納得できないんですよね…。皆が最後は何とかしてくれるって思ってるんだろうか。もうサラリーマンやって10年以上もたつようないい大人が。この前の配属場所でどうやって仕事してたんだろ。毎回毎回、まわり中があれこれと気を回して、管理して、手伝ってやっていたのだろうか。

それでいいわけ?

なんなんだろう…。それでいいんだったら、仕事ってめちゃくちゃラクなんですけど。計画性も、何もなくていいじゃん。もじもじしてて、最後は人にやってもらうだけじゃん。
良くないだろう。良くないってば。情けないよそれ。

自分の仕事でもないのに、計画性のないひとのしわ寄せを食うのが一番嫌です。くう。
何が何でも手伝わないというワケじゃないんだ。私は私の分担を、期限を考えながら配分して作業してるんだ。皆そうしてるんだ。

何なんだよ〜!!!←理不尽さに対する心の叫び。

ま、そんな感じで荒んでいるのでした。はい。

そんなことよりも

2004年6月7日
鯖父は、ときどき甘いものをお土産に買ってくるのです。

駅前の評判のケーキ屋さんのチーズケーキとか、アップルパイとか。
それは時にはお団子だとかお餅だったり、肉まんだったりすることもあります。

私はときどきそれが切なくなる。

今のところ(私の職場の方が鯖父の職場よりも遠いこともあり)、私は一番後に帰宅し、自分以外の家族が食事を終えた食卓について、レンジで料理を温め、一人で夕食を取ることが多い。
そうやって、私がもぐもぐと咀嚼しているところに鯖母が「お父さんが買ってきてくれたのよ」と言いながら、お菓子を出してくるのです。「皆はもう食べてしまったから、これがお姉ちゃんの分ね」

私も甘いものは好きなので、喜んでそれを食べる。

でも、喜んでいるのに切なくなる。

そんなことしなくても、お父さんのことは好きなのにな、と。

もしかしたら、そうやって何かを買ってくることでしか、私たち家族への気持ちを表現する術を持たないのだったら、その父の不器用さが切ない。
逆に、じゃあどうしたらいいのさ、といわれたら、別に何もしなくても良いんだけど、と思う。

多分、仕事そのものがラヴで、人生=仕事なひとではないと思うので(私の父親だけあって。)、働かなければ食べて行けないと言う現実のなかで、妻や子を抱えているから、その義務感で働いているのだと思う。
そうやって、気力や時間を費やして得たお給料で、人生そのもののお給料で私たちを養い育ててくれているのだから、それ以上に何もしてくれなくていいのになあと思うことがある。そんなことまでしてくれなくても、彼が私たちを大切にしてくれていることは痛いほど感じるのに。

もっと好きなことに注ぎ込めば良いのになと思う。

お金をつぎ込むことが全てではないと思うけれども、ある意味、自分の時間を売って得たお金をつぎ込むことは、究極の愛情表現ではないかと思うこともある。
私などは、私の相手への気持ちやら、私の時間やらが、与えられても、相手にとっては全く価値を見出せないものであることを極度に恐れるあまり、外れることのない、「お金(もしくはそれで購入した物品)」を与える行為に偏ってしまいそうな気がする。他に表現する術を、拒否されない術を知らないから。

ま、鯖父も甘いもの好きなので、単純に自分が食べたいだけで、回りに「甘いものばっかり食べてるおじさん」と思われるよりも、「家族へのお土産を買う優しいパパ」というポーズを取ってるだけなのかもしれないんですけどね。

そんな鯖父の今日のお土産は「抹茶白玉鯛焼き」でした。

鯛焼きも進化してるんですね…。もう、クリーム鯛焼き程度じゃダメなんですね。
生地に抹茶を練り込んだだけでもダメで、中に白玉まで入れなきゃだめなんですね。

尻尾まであんこが入っている(鯖はそこまであんこの入っていない、生地の美味しい鯛焼きの方が好きなんですけれども)ような、ノーマル鯛焼きをとつとつと作って生きていくのも難しいのか。

次から次へと改良やら追加やらを余儀なくされる、その忙しなさ、息苦しさ。
いつになったら立ち止まれるのだろうかと怖くなる。鯛焼きはどこまで複雑化するのか。
そのうち変化しすぎて鯛焼きとしてのアイデンティティを保つのも難しくなるんじゃないだろうか…。

その変化して行く鯛焼きに、真面目にやってるだけじゃダメなんだ、次から次へと刺激を、新しさを、今までにないものを、と要求される今の世の中を感じました。
※というのも、職場で、「自己評価シート」なるものがトップダウンで採用され(今頃かよ…)その内容が、「去年と同じレベル」ではマイナス評価になるというものなのです。
というか、鯖さんの職務内容は、目標としては「作成ミスをしない」に集約される内容で、アップのしようもないようなもんなのですが。(経理の給料担当みたいなものですね。キッチリ、ミスなく仕事をすることが前提であり、全てでもある、みたいな。スピードアップや業務軽量化も限界があるし。)マニュアルの作成なんかも、永久に毎年やっていくようなものでもないし。どうしろというのか…。別に給料アップしなくてもそれは仕方ないんですけれども。
観てまいりました。

観てまいりましたよ、ええ。

ブ ラ ピ の ふ と も も
…(←違)じゃなくて「トロイ」です。

何かもう、鯖さんの脳内の多くの部分がブラピのふとももで占められている感じです。残りの部分はブラピの上腕二等筋と三角筋と腹筋で占められているみたいです。
※ほとんどが全てブラピの筋肉ですね。

迸るフェロモン

漲る筋肉

垂れ流す色気


マッスル万歳!!

***** ここからはネタバレもありで書き連ねてまいりますので、これから観に行こうと思っていらっしゃる方、DVDやテレビ放映まで細かいところは知りたくないという方などは避けてください。ま、結局、マッスル万歳の詳細をくどくど書いていくだけなんですけど(笑) *****


それにしても。
とりあえず開始から20分で、ストーリーに共感することは諦めました。
※開始から15分はブラピ演じるアキレスの紹介的な場面がありますので、正味5分でやる気をなくしたわけですね、鯖さん。

古代ギリシア関係の物語がお好きな方でしたら説明するまでもないですが、ホメロスの「イーリアス」に題材を取るとおり、トロイの王子パリスがスパルタの王妃ヘレンを奪ってしまうことから起きた、ギリシア(連合軍)とトロイの闘いを描いたものです。

でもね。

どうみても顔以外に取り柄がないバカップルにマッチョメンが振りまわされる話にしか見えないんですよ…。

パリスを演じるのは、ロード・オブ・ザ・リングでブレイクした(ワタシは見ていませんが)オーランド・ブルーム。
コイツがまた、頭の悪そうな生活力のカケラもない甘やかされたお坊ちゃま、まさにバカなボンボンでバカボン(赤塚先生、ナイスネーミングです!)を見事に演じ切っており、スクリーンに向って

「そこに座れ、正座!説教してくれるわ」

と叫びたくなるような熱演でした。鯖さんはオーランド(←お花と称えられる)のルックスには魅力を感じないため、まさにバカボンとしか言いようのない頭の悪さ花盛りといった言動に暴れそうになるのを押さえられませんでした。しかし、オーランドだから、まだあの話の展開がギリギリ成り立ったのだろうか。他の輩だったら、即座にぶっとばして映画は終わっていたのだろう…。
鯖さんの最も嫌う、バカな子ほど可愛い(真面目に生きてる人間に対しての冒涜だ)を地で行く感じですか…。顔って、ルックスって大事なんだよな…。

ヘレンにしても(目の回りを真っ黒くするメイクはちょっと気になる。ワタシがやったらただの寝不足にしか見えないだろうが…。70年代というか、アイラインや、シャドウで目の回りを真っ黒に縁取ったメイクは一度やって見たい。どんぐり眼のワタシには似合わないだろうが。)、なんでこのおんなにそこまでいれ込むのか…。顔以外に全く取り柄が見られないが…。

顔オンリーの二人どうしだから惹かれあってんのか?

で、その二人のためにマッチョメンはカラダをはって戦争?

何て迷惑な…。

そのバカップルのために戦争が引き起こされている、というその時点(映画開始から約20分)で、もう鯖さんはプログラムの「一つの国を破滅させかねないほど情熱的な愛」に対して、「判断能力と生活能力と現実認識能力の全く欠如したバカ二人の幻想」という印象しか持ち得ない状態になっておりました。
※と、知人に訴えたところ、「…それを言ってはいかんよ」と諭されてしまいました。でも、あの二人に「許されない愛に感動した」などと心の奥底から言える人がいるのなら、それはとてもめでたい人だと思うのですがどうでしょうか。

そこから鯖さんはブラピとエリック・バナ(ヘクトル役)のマッスル鑑賞にのみ映画の活路を見出すのでした。

もう、この二人、美しすぎです。
いっそ、バカップル部分を全て割愛して、アキレスとヘクトルの闘いやら国への想いやらの人間模様、巫女とアキレスの恋愛やらだけでいいように思うんですが。

ブラピはタレ目なので、好みなのは見る前からわかっていたのですが(笑)、エリック・バナは大穴でした。あんな素敵だとはおもわんかった…。
役どころも魅力的なんですけどね。(国の守護者のような、高貴で、人徳のある王子。戦闘能力が高く、人望があり、妻子を愛する…という非の打ち所のない。しかもそのボディラインも美。クラクラ。なんなの、あの大胸筋!)

ブラピの背中は美しすぎです。筋肉万歳。
やはり鑑賞用殿方は筋肉がついていて、厚みがあったほうがいいですね。あの厚みにもたれてみたいものですね。

朝、目が覚めて、目の前にブラピの顔と筋肉があったら、衝撃で呼吸停止するでしょうけどね。
脳の活動も停止するでしょうけどね。幸せに慣れてないもんでね。

そして、ブラピが(上半身裸で)床に座り、ちょっと困ったように眉尻を下げて笑うシーンがあるんですけど、

鯖 さ ん の タ レ 目 フ ェ チ ゲ ー ジ は 振 り き れ そ う な ん で す が

確実に血圧が↑400↓200くらいまで上がりました。心拍数も150くらいでした。
※人じゃないです。その数値。

なんなの!!!ありえない、ありえないよブラピ。
しかもなんで、上目遣いなの?狙ってるの?鯖のツボを!その困ったような眉は何なの?おでこにちょっと寄った皺は何なの?

ちょっと意識が飛んじゃったよ
捕われのトロイの姫君とブラピが二人きりでテントのなかで話すシーンだったのですけど、

自分とブラピで妄想しそうになりましたよ、ここだけの話。

あのタレ目にお願いされちゃったら、言うこと聞いちゃうよ?
大抵のことは聞いちゃうよ?むしろ、お願いされたいよ、なんでもいいから(病)

やっぱり、スラムダンクを実写化する時は、仙道くんはブラピしかこなせないわ。
※スラムダンク…往年の大人気バスケ漫画。

あのタレ目、色気、体格、フェロモン、ヒモ一歩手前のどうしようもなさ、こましまくってそうな雰囲気を出せるのは、世界広しと言えどもブラピくらいよ。
※スラムダンクは高校バスケマンガですけど…。

四十路でもいいわ。金髪でもいいわ。それ以前に日本人じゃないけどね、ブラピは(笑)
どうですかね、集A社様、スラムダンク実写化の際は、ぜひブラピで。

集A社関係の実写ものは結構何でもありなんであながちむりではないかと(いや、ブラピは無理だろう…?)
※でも、「伊賀野カバ丸」も「おとうさんは心配症」も実写化してたじゃん?伊賀野カバ丸の沈寝さまなんて、真田宏之がやってたんだよ?たそがれ清兵衛がムチもって影の生徒会長だよ?ブラピが仙道くんでもいいとおもうんですがどうですか。

死語の世界

2004年5月31日
男バレ、韓国負けちゃったよ…。

真剣に応援してたので、ちょっとロンリー…。キム・セジン選手が、国際試合代表は今回で最後になるかもしれないという報道もあってさらにロンリー。
シン・ジンスク選手もあんまり活躍したところ見られなかったし。手術の後、それまでにくらべてアクセル全開という感じにすぐ戻らないことはしかたないんですが。
今回の韓国は不完全燃焼だったなあ。韓国もオリンピック出場権取れなかったし。

正直、全日本男子の某選手のプレイスタイルがとても嫌いだったので、マジになって「いてまえ!」と怒鳴りながら韓国の応援をしていましたよ、アタシは。
※明らかに、身体能力的にもテクニック的にもぬきんでたものを持っているのに、こう、8割くらいしか出していないのがあからさまで、搾り出すようなものを感じないところが嫌だったのです。

まるでスポーツしていた時の自分の汚点を見せつけられているようで、それを他人のものとして見ると、もう腹立たしいほど見苦しかった。何なんだろうなあ、アレ。手を抜いているとまでは言いませんけど、この人、メンバーに選ばれるくらいだから、基本的な能力はあるかもしれないけど、なりふりかまわずやるような思い入れはなさそうだなと思いながら見てました。この人、ギリギリになったらつぶれるだろうなあ、みたいな。実際、出場権かかった試合ではボロボロとミスが酷かった。なんでこんなヤツ出してんだろうと思うくらい。下馬評嘘なんじゃないか、ってくらいに。
ミキヤス監督は好きですが、選手起用については、ちょっとなあ、と。ヤツを出さなかったら勝てたよと思う試合も(ワタシが見る限りは)ありましたよ。

最終予選を通じて、精神的に脆いチームだったんだなあという感想でした。
アテネ出場権獲得が断たれた後の試合は、プレッシャーがなくなったからか、すごくのびのびしていいプレーでしたもの。なんだかなあ。

あ、後、アナが「甲斐選手は、ガールフレンドをアテネに連れて行けなかったことが本当に悔しいとコメントしていました」とバラしていたのが面白かったです。
※余談ですが、鯖妹は、女性ファンに大人気山本選手より甲斐選手の方が整っていると力説していました。鯖も賛成ですな。山本選手は確かに甘いマスクですけど、顔の下半分のラインがゆるいと思うのですよ。甲斐選手の方が研ぎ澄まされた感じがフェイスラインにも現れている。
それを抜きにしても、甲斐選手のプレイスタイルの方が、野性的というか、無駄なものを殺ぎ落とした生身の刃みたいな鋭さがあって見ていてときめきますな。

そうか、甲斐選手、ガールフレンドいるのか。
全日本レベルのスポーツトレーニングに追われていても、恋愛する人はちゃんとしているのですな…。
会社と家の往復で疲れてしまっている自分は、何だかなあ、と思いました。はい。

ま、ここまでは愚痴です。ええ。

それは勤務時間中のことでございました。
鯖は真面目に仕事に勤しんでおりました。
ヘラヘラした魚類ではございましたが、その時は誓って真面目に働いていたのです。

繰り返します。ワタシは真面目に仕事してました。

その時、鯖は同じ事務所の男性(三十代後半)と仕事の話をしておりました。
今度、新規で入ってきたお客さんを、(縁故ありの)法人会員扱いにするか、一般個人会員扱いにするか、という話でした。

鯖「結局、○○(関連会社)とそのお客さんが直接契約してたら(縁故ありにして)いいんじゃないですか。△△(全く別の会社)を通して契約してたら、△△と○○がどんな契約してようが、うちの会社からすれば関係のないことですから、まずお客さんと○○の契約関係を確認すべきじゃないですか。」
※ここで第一のポイントは、その男性は長々とお客さんと電話していながら、そういった契約関係をまったく確認していなかったことです。しろよ…。

男性「そうですね」

鯖「で、結局どうだったんですか」

男性「うーん。では、○○とその一般ピープルの契約を確認して、直接だったら問題ないですよね」
※ピープルの発言は、「people」ではなく、くっきりはっきり片仮名で「ピープル」と。

一般ピープル…。一般ピープル…。

そんな言葉を勤務時間中の職場の仕事の会話で耳にする日が来るとは思わなかったよ。
そんなシチュエーションじゃなくても、もう耳にすることはないと思っていたよ。

死語の世界ですよ。まさに。

そのとき鯖さんは「じゃ、そのへん確認してくださいね」と言いつつ、Y老先生のベストセラーの「Bカの壁」が具現化して、彼と自分の間を遮断してくれることをこころから祈りました。

ありえない…ありえないよ。
あの、あの場面で一般ピープル…。そんなこと言える神経って…。

1日の気力の98%くらいを5秒で失った鯖でした。

しかし、彼の真に恐ろしいところはそんなものではないのです。もう思い切りここにも書きたいんですけど、そのまま書いたら彼が特定できるほど特異で、分らない程度に脚色してしまったら、その恐ろしさは体感できないような類なので、それについては、鯖と総務のお嬢さんの二人でガクガクブルブルと震えながら語り合うことしか出来ないのでした。
※はっきりいって、一般ピープル発言をあっさり凌駕するような発言が最近連発しているので(怖)

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鯖

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