セブンイレブンのとみ田監修ラーメンはかなりのクオリティでしたね!
ラーメン大好き!
※ニンニクはマシマシでOKだぜ!

いつまでもこだわり続けるのも何か違うと思うし、でもそれは意識しなくてもいいということでもないだろう。
ぶっちゃけてしまうと、熊本だったり西日本豪雨だったり、北海道の地震だったりといろいろあるので、いつまでも被害者は自分たちだけではないということ。
でももとには戻れないこと。わたしも、みんなも。

いつもと同じように仕事して、昼休みに献花して、また仕事して帰る。
それがありがたいことだと私はわかってる。
何か書こうと思っていた気がするのですが、吹っ飛びました。

ちょ、シマ氏、何してんのォ!

※シマ氏…今回やらかしてしまった編集長。鯖が唯一値段も中身も見ずに買う漫画家、フジリュー先生の担当編集。

※シマ氏とフジリュー…フジリューデビュー以来、ずっとシマ氏が担当しているので、もう20年以上の二人三脚。シマ氏がWJ→SQ→YJと異動していくのにフジリューもついていってるし、もはやシマ氏無しにフジリュー作品はあり得ないんでないかという気もする。今、YJでやってる「かくりよものがたり」はどうなるのだろうか…。リュー一人でやっていけるのかしら…orz


わたくし、期日前投票派で投票日に投票したことは片手の指で余るくらいなんですけど、今回という今回はメシウマすぎて笑いが止まりません。
政治と宗教と野球とサッカーの話題は荒れるのでいけないことはわかってるんですけどね。

いやしかし、今回の2ちゃんの実況スレの手に汗握る流れはたまらんですよ。

開票に合わせて、ビールとかつまみとか完全スタンバイで速報をチェック。
ゲルの日焼けっぷりに愕然としつつ、実況スレをチェック。
※ゲル…自由民主党の石破茂幹事長。ねちっこい喋りと繊細な指先で鯖のハートを鷲掴み

※鯖さん…微妙にライトウイング?

宮城県民頑張ったよ!
当確出るかでないかのあたりのスレの盛り上がりが半端なくてすごかった。
投票権がある人たちは、投票いかないとダメだぜ。
棄権と白票は全然違うんだ。某居酒屋チェーン会長を落とすべく考えて投票したけどダメだった。でも、自分が投票した候補が頑張ってくれたらいいなと思う。
一票って小さいけど、でもなにもしないよりいい。そう思う。

いやしかし、選挙区はスカッとしたね。爽快感でいっぱいですよ。

十年ちょい前に、鯖会社でやったイベントに今回トップ当選した愛知治郎さんが来てくれたことがあって、当時新人議員だった愛知さんに胸章をお渡しする大役を鯖が仰せつかったのですが、非常に感じの良い方でしたよ。
まあ、今回は独走体勢だったので投票しませんでしたけどね。
国会議員さんとして頑張ってほしいです。はい。
M城選挙区が定数1だったら、愛知さん一択だったでしょうけれども。

いやー開票速報番組楽しすぎた。
投票率50%ちょいっておかしいよ。こんなおもしろくて自分の人生かかってるイベントに参加しないのっておかしいよ。
日本は何だかんだいって、行政が最低限機能しているからあまり実感ないかも知れないけど、デトロイトの廃墟っぷりは他人事じゃない。日本の地方自治体だって世紀末ヒャッハーの危険をはらんでる。

あと、ガソプーなんとかしたいんですが、居住地の都合でいかんともできません。
※ガソプー…震災後の非常時に、学校のプールにガソリンを備蓄するという、イミフな提案をした某財務相経験者。ガソリンプールの略。

※滅びればいいのに…鯖さんの流行り台詞



鯖アパートにもチラシが入っていたので、たぶん宮城県内も同様だと思うのですが、この話題の重要な点は電力料金の単価ではないと思うのですよ。東北電力は、震災や豪雨で相当な設備被害を出しているので、そのメンテだけでも料金値上げの要因たりえると思いますし。

重要なのは、今後の鯖の住居計画です。

やっぱり築浅3LDKマンション最強だなと、数年来住宅情報マンションズやスーモマガジンを愛読してきた私ですが、この御時世に、国のエネルギーミックスに無関心でいてはいけないなと思っています。
早い話が、オール電化マンションがエコでお得なのは原子力発電の存在を前提にしているからということを無視してはならないということです。
現に、夜間電力が安くなるコースやエコキュート割引はあと1年で新規受け付けを停止するようですし。現在加入している人は引き続き契約できるみたいですが、それ以後に中古住宅を購入する人はどうなるのか。
前提となる契約形態がなくなると、中古住宅市場にも影響はあるだろうし、新規で大型マンション建設計画してたのなんてどうなるんだろうな。2年や3年がかりのプロジェクトだって多いだろうし。

電気料金は安い方が良くて、原発は怖いからとりあえず停止、と感情的には思ってしまうけれど、そればかりをヒステリックに叫んでしまうと、火力発電に必要な燃料の輸入をするときに足元見られるし、原発は停止するだけじゃダメで、今までの使用済み燃料をどうするかって問題もある。

快適にきれいなマンションに住めたらいいなと思うけれど、オール電化でいいのかしら、これからの世界を生きていく上で。
夜間料金が安いのは、原発は出力調整が難しくて、夜間の余剰電力を無駄にするよりは蓄熱して使った方がまだマシだったからで、高いコストで老朽化した火力発電所を騙し騙しやっている今も、同じことを求めるのはどうなのかと思う。

まあ、東京電力の役員報酬高すぎんじゃねーのかとは思いますけど。

ハァイ!クリスマスイブに一人でロゼワイン飲みながら、冬コミのカタログチェックしてる方、鯖です。
※ちなみにクリスマスはおなご友達とオサレフレンチレストランに限定ディナーを食べにいくよ!

黒子ジャンルは大変なことになっておりますなあ。後れ馳せながらタイバニ巡ろうとしている身としては、もう勢力地図がこんなに書き換えられてるのかよと驚いております。ジャンルの栄枯盛衰のタームが年々短くなって来ているように思いますね。同じジャンルに五年十年当たり前のような感覚の私が古いのか。
一年やそこらじゃ描き尽くせないと思うんだけどなあ、
ドツボにはまったときって。
テレビをつける気持ちになれなくて、テレビにはバスタオルをかぶせて、今日も一日はちゃんと過ぎていくんだって自分に言い聞かせながら、できるだけいつも通りに過ごそうとしました。
洗濯して、買い置きの野菜をコンソメで煮て食べて、読もうと思って買っていた本を捲って過ごしました。
さすがに午後2時46分は、猪苗代湖ズのCD聴きながら息を潜めてました。


もうあんな日が誰にも来ないといい。
行ってきましたです。
だいありーの仕様で、ニュースを選択すると写真がアップできないみたいなので、簡易レポは追って書こうと思います。
いやー楽しかったッス!

ニュースを見ながら、ふと、この人は私の今の年齢より若いときから、同じ組織の男性を匿って生きていたんだなと思いました。
家族を養っている同僚でさえ、すごいなと思うのに、組織の指示でそこまでできるものなのかなと。
私には幾分、潔癖症気味なところがあるので、家族以外の異性と暮らしながら、本名も名乗れずに労働して、相手を養うことなんて考えられない。
山さんとでもありえないよ。
※想定がおかしい。

結婚するでもなく、子供を持つでもなく、何かに打ち込む人を支えるでもなく、隠れていく人を支える時間の生き甲斐って何なんだろう。
自分がなにかを成し遂げられなくても、なにかを支えることで意味を見いだせることもあるかもしれないけれど、それもない。
ただ隠れている人を人生をかけて愛して支えられるもんか?


そしてニュースで言われていた彼らの「質素倹約」だとかいう生活レベルが、ほぼ私と一致していたのは秘密です。そうか、やっぱりみすぼらしい生活してるのかも、私。
今年もどうぞよろしくお願いします。
ニューイヤー実業団駅伝に徳本選手が出なかったので、気分が盛り下がってしまい、ご挨拶が遅れてしまいました。相変わらず怠惰に生きております。
去年はいろいろなことがありすぎて、なんかそれまでどうやって過ごしてたのかなとか、それ以前のことがもう何年も前の遠い昔のことのようにしか思えなかったりして、バランスが崩れたままのような気がします。
でも毎日は過ぎていくので。
自分や自分の大切な人やものが穏やかであればいいなと祈るだけです。


さて、やはりこれには触れなければならないかと思い、あえて炎上系のニュースを選択。新年早々空気読む気皆無。

猪苗代湖ズ「やたらうるさいだけで音楽性無し」 NHK元女性キャスター苦言で「炎上」(J-CAST)


しかし、この元キャスターは何が言いたいのか。
つーか、猪苗代湖ズはNHKからオファーされたから出演して、オファーされた曲を演奏しただけなんですが。文句はやたらうるさい音楽性なしとやらをセレクトしたNHKに言えよ…。震災口実の親父バンドが騒音撒き散らしたんじゃなくて、おめーの好みじゃない出演者が震災枠で出ただけだろうが。

むしろサンボ基準で言えば、紅白のステージなんて借りてきた猫のように大人しかったし、フェス連戦だったからなのか、山さんはあんまり声出てなかったし、あれがうるさいってんなら、普段は何なんだよって感じでしたよ。
トランス状態でMCし続けて歌わないまま終わったらどうしようかと心配していたので、いや、当たり障りない大人の対応できるんじゃん!とさえ。
※どういう認識…。

しかし、猪苗代湖ズの出番、尺短すぎじゃなかったですか?皆さん、テンション上がりきる前に終わっちゃった感じで、拍子抜けしてしまった。
N渕のポエムっぽいところとか、素地図の前半とか(あれ完全に選曲ミスだと思う。他にもっといい曲ありそうなもんなのに)猪苗代湖ズにあげればよかったのに。

それでも歌いはじめる前の唐突な「福島の恋人になりにきた」ってMC だけで隣で見ていた鯖妹をドン引きさせていたのは流石ですよ、山さん!
そんなこといわれてもlive福島知ってる人以外はイミフですよ、山さん!
日本全国の視聴者と観客の大部分を歌いはじめる前に置き去りにする山さんに乾杯。大好きだ。

正直、フェスのときみたいに、ボロボロ涙が出てくるような音ではなかったし、こんなもんかって思われちゃうなって感じで、やっつけ仕事の曲だっていう批判をねじ伏せる力の音ではなかったけど、紅白では。

もう、本当に皆さん、YouTubeとかでlive福島の映像見て…とすがりたい。
あの場で生演奏することにも価値があるのなら、もうちょっと山さん、喉のコンディション整えて、最高のパフォーマンスを見せてほしかった。
これぞプロっていうのを。

まあ、流れのなかでウォーミングアップしていかないとダメなタイプなのかもしれないですが、ライブ向けっていうか。
でもさあ、うん、いや、はい。残念だったんですよ、全開の音で、あれこれ言ってた奴等をブッ飛ばしてほしかったなあ。
騒音上等、爆音の狂乱を。突き抜けたものって、好き嫌いを超越して、圧倒されるじゃない?そういう猪苗代湖ズが見たかった。

後、最後の蛍の光合唱のとき、とらわれた宇宙人のような様子で、指揮者の斜め後ろというナイスポジションで歌ってらっさったのに萌えました。
山さん、やっぱりっちっさいなあ。だがそれもいい。

そんな感じで今年もまったり生きていく所存です。
いや、もういいけどさ。
フェスやライブの空気のうねりっちゅーか、爆音だったり、汗とか拳とか、そういうものを知ってしまうと、いや、猪苗代湖ズスゲーんよ?マジよ?みたいにまわり中に布教せずにはいられない。

そして何故に山さんは会見にいらっさらないのか。
ツアーのファイナル直前だからってのもあるでしょうが、もう個人の気持ち云々ではどうしようもないものが動いてるなって思います。

いえ、一応定職についていて、フツーの式と披露宴と新婚旅行と夫婦向けアパートに引っ越しできるくらいの貯金はしてますが、全然異性に相手にされないんですけど、どうしたらいいですか。

いい加減気持ちが折れそうです。
※まわりで結婚出産ラッシュが起きている。

ぬくもりをしらないまま死んでいくのかと思うと、なんかもう…orz

蓮ちゃん…orz

この短期間に二度も「仕事選べよ」ネタでがっかりさせられるとは思ってませんでしたよ。ホント、どういう基準で出演を決めてるのか小一時間問い詰めたい。
なんか、変な色ついちゃったというか、黒歴史量産って感じだな。

まだ裁判も決着してないのに、映画の題材にすることに意味があるのだろうか。

大切な人を理不尽に奪われた悲しみとそこからの再生を描くことを試みるのはいいのですが、それを実際の事件とあからさまにリンクさせる必要があるのか?
架空の通り魔事件とかじゃダメなのか?
秋葉原ってのはそんなに必要な要素なのか?
実在の遺族たちに、前進を強要することになりかねないのではないだろうか?

監督が「余命1ヶ月の花嫁」のヒトだってところからも、微妙なかおりが漂ってきていますし、その監督が福島出身だから、震災も絡めて、被災地ロケも実施というあたりで、なんかもう終わってるなというか。

秋葉原事件の本質って震災関係あるのか?
話題になりそうなものを、とりあえず突っ込みました感が半端ない…。
結局、何を描きたくて映画を作るのかが全然伝わってこないし、未確定の意見だとかいまだ終息が見えない災害を引きずり出すことで、当事者を傷つけかねないのに、それでもそうじゃなくてはいけない必然性が、どこにあるのだろうか。

そしてそんな映画に主演してしまう蓮ちゃん…。
何を以て決めたのか。

応援してたのになあ。失望させられます。
そこまでしなければならないほど仕事ないのかなあ。

蓮ちゃん…。
※蓮ちゃん…鯖さんごひいきの蓮佛美沙子さん。

鏡月グリーンのCMキャラになったとは聞いたときは、蓮佛さんも二十歳になったので、お酒のCMできるようになったんだなあとしみじみしつつも、なぜに韓国焼酎?鳥取県の地酒とかのに出ればいいのにと思ってましたが、まさかこんなことになるとは。
画面がキャプられまくってんの見て、悲しくなってしまった。
成長してほしい女優さんなのに変なアヤついてしまったらもったいない。
期待しているだけに仕事選んでほしい、マジで。

とりあえずビールはヱビス派なので(シルクも琥珀も超長期熟成もみんな違ってみんないいね)サントリー不買はなにも影響しませんが。
なんか、どんどん不買対象が増えていく。
この国、どうなってるんだろう。
「あなた以外のことは考えられないっていうくらい福島のことを思うライブにする。そうしたくてたまらないんだ」

山さん!!!!!!!

これ以上、魚類を惚れさせてどうしようっていうんだよ。
山さんには、どんな君がいるんだろうな。
福島を愛するように、実直に不器用に愛されたら。

しかし、長澤まさみは何をするんだろう。曲とか出してましたっけ?
可愛い担当?

仙台市民になって早20年なのですが、初めて見に行きました。
※仙台七夕…行ってみたらガッカリ三大祭り(鯖私見)。残りの二つが何かは定かではないですが。だって吹き流しが飾られてるだけじゃん?ねぶたとか竿灯みたいに見て楽しいもんでもなし、一瞬で終わってしまう気がする。

ですが、今年はただ綺麗で楽しいだけじゃなくて、祈りや希望を飾る七夕になるそうだったので、見ておかなくてはと思っていきました。

確かに、ささやかな日常への祈りの綴られた短冊や世界中から寄せられた千羽鶴、いつもながらの美しい薬玉等は見事でした。

だーけーどー人多すぎだよ。

一人でさまようにはアレな感じだったので早々に退散しました。
ちなみに前夜祭の花火大会の時は、鯖友主催の飲み会に参加していました。
私の心から敬愛する作家の一人である、氷室冴子先生の訃報を聞いて驚いています。

ここ数年は新作がなく、過去作品の新装版あとがきくらいしか書かれていないようだったので、どうしたんだろうとは思っていたんですが、まさかこんなにも早く亡くなられてしまうとは。
小学校高学年〜中学生に書けての私の読書ライフの大部分を占め、人格形成にかなり影響している作家さんでした。
※特に、初期の寄宿舎系の作品がたまらん。クララ白書シリーズもいいですが、その前の固い感じのやつもいいんだな、これが。シンデレラシリーズは、こっそり自分で漫画化してたくらい好きでした。

あの頃、現在のBL〜ラノベブームの先駆けみたいな感じで、コバルト文庫やティーンズハートでは人気作家が輩出していましたが、その中でも、氷室先生の作品のレベルの高さは特筆ものだと思っています。
2ちゃんで「壷ポエム」と揶揄されるような、下半分をちぎればメモ帳になるんじゃねーかと思うような改行多用の軽い少女小説(小説ともいえんような)も量産される中で、かなり硬派といいますか、読み応えがあるといいますか。
たまたま設定や主人公が、少女向けになっているだけで、文章レベル、内容の盛り込み方、構成はしっかりしていて。

前に、何度か日記にも書いたような気がするんですけれども、氷室先生は(確かジャパネスクの後書きだったと思う)コメントの中で

(読者から)こんなストーリーがどうやったら浮かぶんですかと聞かれることがありますが、浮かぶのではありません。一所懸命、頭を絞って考えているのです。

といった意のことをかかれていました。
これが、私の支えの一つでもあります。

何となくで、根拠はないのですが、作家や漫画家、作詞家、作曲家で「才能のある人」「天才の人」は、作品が「浮かぶ」「湧き出てくる」人であるようなイメージを持つ人は多いと思います。

実は、私も私の母もそうでした。

私が小学生〜中学生くらいにかけて、ノートにエンピツで漫画を書いていた頃は、何も考えなくてもスラスラと後から後から書きたいことが浮かんで、毎日何ページも描いていたものでした。
※現在その当時のノートを見返してみると、完結してないし(取っ掛かりの楽しいところだけ勢いで書いている。何かしらのエンディングまでまとめる力がない)雑だし(しかもキャラのアップを描くのが楽しいので、そればかりの顔だけ漫画である。小学生にありがち)それ以前に、これ人気作品某のあからさま過ぎるパクリじゃねーかよpgrみたいなひどいものなんですけれども、あんまり考え込まないでどんどん描けていたあの頃は楽しかったなあと思うことはあります。

もうちょっと年齢を重ねていくにつれて、考えすぎたり、それで空回りしたり、何も「浮かんで」来ないことに恐怖したり、頭で考えたことに価値なんてない、本当に才能のある人は全部出てくるんだと思ったりで、落ち込んだりしておりました。そんな状態で描いたものが面白いわけもなく(描いてる自分が自信ないからね)まあ、玉砕したりしてたわけです。

さらに、私の場合、「描く」ことそのものよりも、自分がぼんやり妄想したものが形になったものを「読む」方が楽しいタイプで、出来上がった原稿の(自分としては)出来のいい部分を見るのが至福なタイプなのです。
なので、考えたものを紙に落とし込む作業が苦痛で仕方がなく(出来上がった結果を見るのは好きなんですけど)なかなかペースが上がらないわけです。勢いつけちゃえば結構行くんですけど。

ストーリー考えるにしても、作曲で言えばサビ部分をぼんやり考えるのは楽しいんですが、曲として完成させるにはイントロをどうするか、終わりはFOにするのか、AメロとBメロのつなぎをどうするか、サビは何回繰り返すか。そしてボーカルラインは勿論、ギターやベース、ドラム等はどうするのかといったことも考えないといけない。
そこをきちんと乗り越えられる人だけが「鼻歌で自作メロディー」から「曲作り」に移行できるんだと思っている。

漫画も同じで「主人公が超能力者って楽しいよね!」で「○○アターック!」「ギャース」の場面だけ描いているのは楽だけど。作品にして、人に見てもらう、自分の萌えを共有するにはそれじゃ駄目なんだ。
※鯖さんが超能力者ものを描いているわけではありません。薄ぼんやり描いてみたいとは思ってますけど。

まあ、ラクラク描けることが才能なら、その才能はなかったし、中学生でデビューするとか、初めて描いた作品でデビューするとか、そういったある意味わかりやすい才能もなかったんだ、私。描きたい気持ちや、青息吐息であげた原稿みて「この部分いいわあ」と自画自賛(笑)するくらいの。そして、それだけじゃだめなんだろうなと理解することと。

そのころ母親は、私が「天才」「才能がある」「あふれるように作品が出てくる」「それが楽しくてしょうがない」人間でもないのに、発信側を目指すことを責めて、そんなことをしないで会社の仕事だけに専念してくれと言ってきていた。
そんな母を、何で私の人生を思い通りに支配しようとするのか、邪魔しようとするのかと憎んで、反発はしても、自分がわかりやすいタイプの「才能のある人」ではないだけに、結果が提示できずに泥沼でした。
※あの頃、創作を仕事にしようとしないで、創作はあくまで趣味の活動にして、会社勤めで生きていくのに必要な程度の収入は得るようにして…と言われていたらまた変わっていたのかもしれませんけど。
その後、職場の人間関係トラブルで相当落ち込んでボロボロになっているのを見て、手のひら返したようなことを言ってきましたが。本当に追い詰められている時に背後から撃っといて遅いんだよ。
まあ、もう1年会ってもいないし、電話もしてないし、今後も会う気ないので関係ないですけど。とりあえず、取り上げられた通帳とカードだけ返して欲しい。

いわゆる「天才」と思われている人も、もしかしたらその苦しんでいる姿を外に見せないようにしているだけかもしれないし、大変そうなことでも、苦にならないから何ともないと本人は感じているだけかもしれない。

自分が「あふれるように作品が出てくる人」ではないことは、ある意味私を傷つけたし、そうでない自分は発信側(漫画描き)を目指してはいけないと全否定されたようでしたけれども(私もバカでしたが。実家を出る前の私は、本当にバカで、家にいる以上、親の言うこともある程度聞かないといけないと思っていた。まさにエネme。)

読み返した氷室先生の本で「ストーリーは浮かぶものではなくて考えるもの」と書かれてて。

浮かばなくてもいいんだ。考えてもいいんだ。絞り出してもいいんだ。
※まあ、その当時の私が絞り出したものなんて、お粗末極まりないものでしたけれども。そうしてもいいんだという発想の転換というか、許されたという感じが、殴られたようでした。

天才じゃなくても、溢れるモノを描いているというスタイルじゃなくても、描きたいなら描いてもいいんだ。
「描こうとする意志がある」「完成させる努力ができる」ことは、何とかできる。足掻いてもいい。

その結果、出来上がったものが面白いかどうかなんだ。

経過は関係ない。

そんな生き様もありだよね、と思わせてくれた偉大な先達でした。
蛇足ですが、「冴子の母子草」が大好きです。でも、うちの母は、先生の母よりも……orz

心よりご冥福をお祈りいたします。
ずっと続きをまっていた「ジャパネスクシリーズ」「銀の海金の大地」「碧の迷宮」もどうなるのかは氷室先生のみぞ知る、となってしまったことが返す返すも残念でなりません。
鯖

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