ぺ様演じる婦女子の敵について
2004年7月22日 映画
ようやっとですが。
アジアの貴公子・ぺ様の初主演映画「スキャンダル」についてでございます。
で、ネタバレも含みつつ、婦女子の敵のような遊び人を熱演したぺ様について書くつもりでした。見る前は。
しかし、映画を見終えて、プログラム(ある程度気に入ったときは、買うようにしています。高いけど(笑))を読んでいて、ぺ様は吹き飛びました。
以下、プログラムより一部抜粋。アンダーラインは鯖。
(出演俳優についてのページ)
チョン・ドヨン
※注:ぺ様が落とそうとする貞淑な未亡人ソヨン役
1973年ソウル生まれ。
〜中略〜1999年、イ・ビョンホンと共演した『我が心のオルガン』では先生に憧れる田舎の小学生を可憐に演じ、かたや『ハッピーエンド』では昔の恋人との逢瀬に溺れる人妻を好演、人気実力ともにトップスターに踊りでる。〜後略〜
※というわけで、今日は「スキャンダル」についてなのですが、画像は「我が心のオルガン」を探してみました。あの、顔に手を当てているのがチョン・ドヨンさんなのかしら。
小学生役?26歳で?
※26歳…現在の鯖さんの歳でもある。
それって、ハリポタの嘆きのマートルみたいなもんですか?
というか、それってありなんですか?鯖さんが小学生役、なんていったら、石投げられますよ?高校生と言い張ってもシメられそうです。
※詳しくは確かめてないんですけど、マートル役をやっていらっしゃったのは、オトナの女優さんらしいという一部の噂。まあ、双子もハタチ過ぎの俳優さんがやっていらっしゃるようですけど。
チョン・ドヨンさんは、癖のない素直な雰囲気の美人さんで、演技も(韓国語は全く分らないので、そのへんは置いといて、表情などの点では)きちんとされているとは思いましたが。この映画では、すごく清楚な未亡人。
プログラムを読む限り、幅広い役をこなしていらっしゃるらしく、日本でいう菅野美穂とか仲間由紀恵といった路線の女優さんなのかしらと思ったのですが。
※菅野美穂…どうでもいいですが、菅野さんちょっと前まで主演していた「愛し君へ」は全く共感できなかったです。久々に、ハナで最終回を見て笑ってしまいました。
↑藤木直人演じる病気治療中の恋人との間に子供ができ、彼が強い薬を飲んでいたためにその副作用が…というくだりが秀逸に最悪。テレビに向って物を投げそうになりました。結婚するしない以前に、避妊しろよ…。薬飲んでるんだからさ。
※それ以前に、八千草薫演じる恋人の母親の九州弁があまりも変で、それも痛かった…。誰が監修してたんだろう。「キレイだ」というのを「キレイか」なんて言わないよ。「キレか」って感じで、ほとんど「い」は発音してないと思う。ワタシの知る限り。不自然なほど「か」をいれようとしてたのも気になった。方言キツイ人でも、そこはいれないだろう…ってところまで。
※朝の連ドラ「天花」のおじいちゃんの言葉も痛いが。
※さらにどうでもいいですが…「天花」で、天花がおじいちゃんのためにパンを買う定@寺通りのパン屋さんは、鯖も時々利用するところです。オススメはスフレ状のチーズケーキ。うまい。
(話はそれたが)小学生って…。それってどうなの?
ちょっと見てみたい…。
さて「スキャンダル」ですけれども。
ストーリー的には、「危険な関係」を下敷きにしたもので、プレイボーイが賭けの対象として貞淑な未亡人を口説くことになり、最初はゲームのつもりで策を弄していたけれどもいつしか…というヤツです。とりあえず、ぺ様演じるチョ・ウォンは婦女子の敵というか、だからオトコって信じられないわみたいな感じでした。
ホントにな…。あれこれ策を弄して、アホで単純な鯖のような魚類だったら引っかかって全部もって行かれるよ、と思いました。ぺ様は鯖を(例えゲームでも)口説いたりはしないでしょうけれども。
なんだかなあ。
私の心に常にある、自分には価値が無いかもしれないという卑屈な気持ちをグリグリされるような感じでしたよ、ほとんどの場面で。
ワザとソヨン(口説きの対象の未亡人)がピンチになるように自分が仕向けておいて、そこをヒーロー然として助けたり、「自分のようなチャランポランな男は信じられないですよね」みたいに引いて見せて、彼女が動揺したのをみてほくそえんだり。
ソヨンが頑なな気持ちとあれこれアプローチされることで揺れる気持ちに翻弄されればされるほど、それがチョ・ウォンにとってはゲームでしかないから、ソヨンの真剣さに心が痛む。
一生懸命でいるのに、相手にとっては自分は体のいいオモチャでしかないことに。
たとえば、私が相手の行動やら何やらに感情を動かされたり、動揺したり、しどろもどろになったり、あまつさえ何もかも明渡してしまいそうになったら、私は必死でも、相手からみれば、「うわ、ひっかかった、思うツボ(笑)」だとか「面倒くさいなあ」とか「簡単に騙されてるよ、大したことないよな」とか、そんな風に笑われてるんじゃないかなと思うのです。
向うが自分より高級で、自分は無価値というか。相手の手の中にあるカゴの中で自分だけ一生懸命になってるハムスターみたいな気がするのです。自分が真剣であればあるほど、裏切られたりしたら切ない。
いろいろ思うところはありましたが、それも小学生役、で全て吹き飛んだ映画でした。あと、チョ・ウォンの悪仲間チョ夫人役のイ・ミスクさんが恐ろしく美しく、圧倒的な存在感でカッコよかった。岩下志麻みたいな感じの迫力と美しさと存在感でした。姐御!
※だとしたらぺ様の演技って…。
※鯖が思うぺ様の魅力の89%くらいは、メガネにあるんではないかと思いました。今回はメガネが無いことよりも、よくわからない髪型(日本でいう、ちょんまげみたいなもののなのかしら?)にどうも馴染めなかったですね。でも、鯖さんの自己卑下男性不審に拍車をかけたあたりでは、彼の演技力は大した物なのかもしれません。ぺ様という俳優そのものに対してどうというより、チョ・ウォンという映画内の人物についてあれこれ考えさせるあたりが、彼に力量があること、木@拓哉のように何を演じても木村@哉のような、役も何もないタイプとの違いなのかしらと思いました。
※役が地に引きずられるのでしたら、及川光博さんくらいまで弾けて欲しいですね。ああ、キューティーハニー、見に行きたかったよ。
アジアの貴公子・ぺ様の初主演映画「スキャンダル」についてでございます。
で、ネタバレも含みつつ、婦女子の敵のような遊び人を熱演したぺ様について書くつもりでした。見る前は。
しかし、映画を見終えて、プログラム(ある程度気に入ったときは、買うようにしています。高いけど(笑))を読んでいて、ぺ様は吹き飛びました。
以下、プログラムより一部抜粋。アンダーラインは鯖。
(出演俳優についてのページ)
チョン・ドヨン
※注:ぺ様が落とそうとする貞淑な未亡人ソヨン役
1973年ソウル生まれ。
〜中略〜1999年、イ・ビョンホンと共演した『我が心のオルガン』では先生に憧れる田舎の小学生を可憐に演じ、かたや『ハッピーエンド』では昔の恋人との逢瀬に溺れる人妻を好演、人気実力ともにトップスターに踊りでる。〜後略〜
※というわけで、今日は「スキャンダル」についてなのですが、画像は「我が心のオルガン」を探してみました。あの、顔に手を当てているのがチョン・ドヨンさんなのかしら。
小学生役?26歳で?
※26歳…現在の鯖さんの歳でもある。
それって、ハリポタの嘆きのマートルみたいなもんですか?
というか、それってありなんですか?鯖さんが小学生役、なんていったら、石投げられますよ?高校生と言い張ってもシメられそうです。
※詳しくは確かめてないんですけど、マートル役をやっていらっしゃったのは、オトナの女優さんらしいという一部の噂。まあ、双子もハタチ過ぎの俳優さんがやっていらっしゃるようですけど。
チョン・ドヨンさんは、癖のない素直な雰囲気の美人さんで、演技も(韓国語は全く分らないので、そのへんは置いといて、表情などの点では)きちんとされているとは思いましたが。この映画では、すごく清楚な未亡人。
プログラムを読む限り、幅広い役をこなしていらっしゃるらしく、日本でいう菅野美穂とか仲間由紀恵といった路線の女優さんなのかしらと思ったのですが。
※菅野美穂…どうでもいいですが、菅野さんちょっと前まで主演していた「愛し君へ」は全く共感できなかったです。久々に、ハナで最終回を見て笑ってしまいました。
↑藤木直人演じる病気治療中の恋人との間に子供ができ、彼が強い薬を飲んでいたためにその副作用が…というくだりが秀逸に最悪。テレビに向って物を投げそうになりました。結婚するしない以前に、避妊しろよ…。薬飲んでるんだからさ。
※それ以前に、八千草薫演じる恋人の母親の九州弁があまりも変で、それも痛かった…。誰が監修してたんだろう。「キレイだ」というのを「キレイか」なんて言わないよ。「キレか」って感じで、ほとんど「い」は発音してないと思う。ワタシの知る限り。不自然なほど「か」をいれようとしてたのも気になった。方言キツイ人でも、そこはいれないだろう…ってところまで。
※朝の連ドラ「天花」のおじいちゃんの言葉も痛いが。
※さらにどうでもいいですが…「天花」で、天花がおじいちゃんのためにパンを買う定@寺通りのパン屋さんは、鯖も時々利用するところです。オススメはスフレ状のチーズケーキ。うまい。
(話はそれたが)小学生って…。それってどうなの?
ちょっと見てみたい…。
さて「スキャンダル」ですけれども。
ストーリー的には、「危険な関係」を下敷きにしたもので、プレイボーイが賭けの対象として貞淑な未亡人を口説くことになり、最初はゲームのつもりで策を弄していたけれどもいつしか…というヤツです。とりあえず、ぺ様演じるチョ・ウォンは婦女子の敵というか、だからオトコって信じられないわみたいな感じでした。
ホントにな…。あれこれ策を弄して、アホで単純な鯖のような魚類だったら引っかかって全部もって行かれるよ、と思いました。ぺ様は鯖を(例えゲームでも)口説いたりはしないでしょうけれども。
なんだかなあ。
私の心に常にある、自分には価値が無いかもしれないという卑屈な気持ちをグリグリされるような感じでしたよ、ほとんどの場面で。
ワザとソヨン(口説きの対象の未亡人)がピンチになるように自分が仕向けておいて、そこをヒーロー然として助けたり、「自分のようなチャランポランな男は信じられないですよね」みたいに引いて見せて、彼女が動揺したのをみてほくそえんだり。
ソヨンが頑なな気持ちとあれこれアプローチされることで揺れる気持ちに翻弄されればされるほど、それがチョ・ウォンにとってはゲームでしかないから、ソヨンの真剣さに心が痛む。
一生懸命でいるのに、相手にとっては自分は体のいいオモチャでしかないことに。
たとえば、私が相手の行動やら何やらに感情を動かされたり、動揺したり、しどろもどろになったり、あまつさえ何もかも明渡してしまいそうになったら、私は必死でも、相手からみれば、「うわ、ひっかかった、思うツボ(笑)」だとか「面倒くさいなあ」とか「簡単に騙されてるよ、大したことないよな」とか、そんな風に笑われてるんじゃないかなと思うのです。
向うが自分より高級で、自分は無価値というか。相手の手の中にあるカゴの中で自分だけ一生懸命になってるハムスターみたいな気がするのです。自分が真剣であればあるほど、裏切られたりしたら切ない。
いろいろ思うところはありましたが、それも小学生役、で全て吹き飛んだ映画でした。あと、チョ・ウォンの悪仲間チョ夫人役のイ・ミスクさんが恐ろしく美しく、圧倒的な存在感でカッコよかった。岩下志麻みたいな感じの迫力と美しさと存在感でした。姐御!
※だとしたらぺ様の演技って…。
※鯖が思うぺ様の魅力の89%くらいは、メガネにあるんではないかと思いました。今回はメガネが無いことよりも、よくわからない髪型(日本でいう、ちょんまげみたいなもののなのかしら?)にどうも馴染めなかったですね。でも、鯖さんの自己卑下男性不審に拍車をかけたあたりでは、彼の演技力は大した物なのかもしれません。ぺ様という俳優そのものに対してどうというより、チョ・ウォンという映画内の人物についてあれこれ考えさせるあたりが、彼に力量があること、木@拓哉のように何を演じても木村@哉のような、役も何もないタイプとの違いなのかしらと思いました。
※役が地に引きずられるのでしたら、及川光博さんくらいまで弾けて欲しいですね。ああ、キューティーハニー、見に行きたかったよ。
コメント