セイシュン万歳
2004年7月19日暑いですねえ。ムシムシするので、パフパフとベビーパウダーを肘や膝の内側にはたいております。サラサラすると気持ちいいです。
※ところで、ベビーパウダーって、どうやって開封してどうやって使うのが使いやすいんでしょうか。私は封をしている紙を全部はがしてしまったので、しかたなく、紙箱の直径より少し小さめに丸く切った厚紙に千枚通しでいくつか穴をあけて粉の上に乗せてます。とんとんと叩くとパウダーが厚紙の上に少しずつ出てくるので、それをパフにつけて使っています。なんかいい開封方法があったのだろうか。
あの封をしている紙をはがしてしまったのが悪かったのか。
とまあ、そんな感じで。
村上龍原作の映画化「69」について、鯖父と話しておりました。
※鯖父…九州出身。村上龍とはほぼ同世代。村上龍が佐世保北高校で高校生をやっていた頃、鯖父も九州の某所で高校生をやっていた。
父「おう、このへん(佐世保)もよく行ったぞ。」
鯖「(「69」を紹介する映画雑誌の記事を見せながら)へえ、このへんとか?」
父「そうそう、佐世保事件とかな。」
※佐世保事件…1968年の事件。原子力艦の佐世保入港を巡って、学生デモなどがあった。
鯖「その頃、ちょうどお父さんは高校生だったん?」
父「そうだな、高校2年だったな。」
鯖「へえ」
父「その佐世保事件もな、学校サボって行ったぞ」
鯖「……行ったの?」
父「行ったぞ。さすがに機動隊の前には怖くて行けなかったけどな。」
当たり前です。
機動隊の前に出たりなんかしたら危ないったら…。
しかし、こんな身近に「69」さながらの青春時代を送った人がいたとは…。
鯖父については、若い時は貧乏で、バイト代が入るとまずインスタントラーメンを箱で買い込んで、ラーメンとキャベツで生き延びるようにしていた話とか、財布にわずかに残った小銭で煙草を買うか、牛乳とパンを買うか、定食を食べるかで日々真剣に悩んでいた話とかしか聴いたことがなかったので(それもどうか)そういう、社会について考え、行動する学生だったとは思いませんでした。ごめんよ、鯖父。
鯖の母校(←大学)も、西で言えばK都大学、東で言えばH政大学その他ほどは活動している皆さんはいらっしゃいませんでしたが、それでも昼休みに大学生協の屋上に、ヘルメットにタオルをマスクのようにかけた姿でのぼり、拡声器を片手に演説している人がいました。そして、その近辺にはわりと眼光のするどいスーツ姿のおじさんが見張るように立っていて、あの人は県警の人らしいよ、と鯖のような一般の学生の間ではささやかれていた。本当はどうかしらないけれど。
※結局、詳しくは分らないままだったんですけど、あのヘルメットの色で活動の流派というか、グループが分るらしいですね。白ヘルは○○派、青ヘルは◎◎派、のように。
K都大学では、ヘルメット姿で角材をもったお兄様方が軽トラの荷台に乗って突撃して行く姿も見られたらしいですけれども、鯖母校では演説及びデモ行進、ビラ配りなどくらいでした。
その思想云々はよく分らないですし、ちょっと聞きかじった内容からすると、私個人としては、あまり賛同できるものではないことも多いんですが、青春だよなあとふと思いました。
活動に身を投じた挙句、今はどうしているか分らない知人もいるのですが(←ものすごく優秀な子だった。)そういうのってどうなんだろうなあ。
そういえば、この前、S台中心部でビラ配りをしていた中に、鯖が大学に通っていた頃から活動していた人がいました。多分、当時で2〜3年生だったと思うんですけど、あれから5年経ちますけど、まだ大学生なんだろうか。留年してるんだろうか?マスターとかに行ってるんだろうか。
学費とか生活費とかどうしてるんだろう。まだ親が出してくれてるのかなあ。大きなお世話ですが。
そんなことばかりが気になる。
活動するのもいいけど、カッコイイこといって、生活は完全に親掛かりってカッコ悪くないか?現政権を打倒せよなどと言っておいて、親が国家公務員で、その打倒すべき現状の構成員である親に養ってもらってたりとかすることもあるんじゃないかなあ。
実際に働いてお金をもらうようになったら、そういう、理念だけではどうしようもないことや、理不尽さや、それでもやらなきゃいけないことがあるってこともわかることがある。
そういうのを知らないで、言うだけってのはどうかなあと最近思うようになった。
あれこれやれっていうのは簡単だけど、自分が働いて、そこからちょっとずつではあるけど納めた税金からやるのかと思うと、考えが変わってくることもあるし。生活かかってないから言えるんだよなあとか。働いてみてから言えよ、と思ったり。
そういうことを書きながら、うわ、これについて「仕事」とか「働く」とかを「結婚」「出産」に置き換えてみたら、すごく反発するなあと自分でも思いました。したいと思ってるだよ、こっちも!できるんならしてえよ!できねえやつもいるんだよ!みたいな。(ガラ悪いなあ)
そういうのも全部ひっくるめた、若さゆえの勢いやら残酷さやら浅薄さやら青臭さやら焦燥感。そういったものがセイシュンってやつなんでしょうかね。
だとしたら、結構、私からは揮発してしまっているなあ。
まあ、どっちにせよモラトリアムがかっこいいわけではないと思います。
※ところで、ベビーパウダーって、どうやって開封してどうやって使うのが使いやすいんでしょうか。私は封をしている紙を全部はがしてしまったので、しかたなく、紙箱の直径より少し小さめに丸く切った厚紙に千枚通しでいくつか穴をあけて粉の上に乗せてます。とんとんと叩くとパウダーが厚紙の上に少しずつ出てくるので、それをパフにつけて使っています。なんかいい開封方法があったのだろうか。
あの封をしている紙をはがしてしまったのが悪かったのか。
とまあ、そんな感じで。
村上龍原作の映画化「69」について、鯖父と話しておりました。
※鯖父…九州出身。村上龍とはほぼ同世代。村上龍が佐世保北高校で高校生をやっていた頃、鯖父も九州の某所で高校生をやっていた。
父「おう、このへん(佐世保)もよく行ったぞ。」
鯖「(「69」を紹介する映画雑誌の記事を見せながら)へえ、このへんとか?」
父「そうそう、佐世保事件とかな。」
※佐世保事件…1968年の事件。原子力艦の佐世保入港を巡って、学生デモなどがあった。
鯖「その頃、ちょうどお父さんは高校生だったん?」
父「そうだな、高校2年だったな。」
鯖「へえ」
父「その佐世保事件もな、学校サボって行ったぞ」
鯖「……行ったの?」
父「行ったぞ。さすがに機動隊の前には怖くて行けなかったけどな。」
当たり前です。
機動隊の前に出たりなんかしたら危ないったら…。
しかし、こんな身近に「69」さながらの青春時代を送った人がいたとは…。
鯖父については、若い時は貧乏で、バイト代が入るとまずインスタントラーメンを箱で買い込んで、ラーメンとキャベツで生き延びるようにしていた話とか、財布にわずかに残った小銭で煙草を買うか、牛乳とパンを買うか、定食を食べるかで日々真剣に悩んでいた話とかしか聴いたことがなかったので(それもどうか)そういう、社会について考え、行動する学生だったとは思いませんでした。ごめんよ、鯖父。
鯖の母校(←大学)も、西で言えばK都大学、東で言えばH政大学その他ほどは活動している皆さんはいらっしゃいませんでしたが、それでも昼休みに大学生協の屋上に、ヘルメットにタオルをマスクのようにかけた姿でのぼり、拡声器を片手に演説している人がいました。そして、その近辺にはわりと眼光のするどいスーツ姿のおじさんが見張るように立っていて、あの人は県警の人らしいよ、と鯖のような一般の学生の間ではささやかれていた。本当はどうかしらないけれど。
※結局、詳しくは分らないままだったんですけど、あのヘルメットの色で活動の流派というか、グループが分るらしいですね。白ヘルは○○派、青ヘルは◎◎派、のように。
K都大学では、ヘルメット姿で角材をもったお兄様方が軽トラの荷台に乗って突撃して行く姿も見られたらしいですけれども、鯖母校では演説及びデモ行進、ビラ配りなどくらいでした。
その思想云々はよく分らないですし、ちょっと聞きかじった内容からすると、私個人としては、あまり賛同できるものではないことも多いんですが、青春だよなあとふと思いました。
活動に身を投じた挙句、今はどうしているか分らない知人もいるのですが(←ものすごく優秀な子だった。)そういうのってどうなんだろうなあ。
そういえば、この前、S台中心部でビラ配りをしていた中に、鯖が大学に通っていた頃から活動していた人がいました。多分、当時で2〜3年生だったと思うんですけど、あれから5年経ちますけど、まだ大学生なんだろうか。留年してるんだろうか?マスターとかに行ってるんだろうか。
学費とか生活費とかどうしてるんだろう。まだ親が出してくれてるのかなあ。大きなお世話ですが。
そんなことばかりが気になる。
活動するのもいいけど、カッコイイこといって、生活は完全に親掛かりってカッコ悪くないか?現政権を打倒せよなどと言っておいて、親が国家公務員で、その打倒すべき現状の構成員である親に養ってもらってたりとかすることもあるんじゃないかなあ。
実際に働いてお金をもらうようになったら、そういう、理念だけではどうしようもないことや、理不尽さや、それでもやらなきゃいけないことがあるってこともわかることがある。
そういうのを知らないで、言うだけってのはどうかなあと最近思うようになった。
あれこれやれっていうのは簡単だけど、自分が働いて、そこからちょっとずつではあるけど納めた税金からやるのかと思うと、考えが変わってくることもあるし。生活かかってないから言えるんだよなあとか。働いてみてから言えよ、と思ったり。
そういうことを書きながら、うわ、これについて「仕事」とか「働く」とかを「結婚」「出産」に置き換えてみたら、すごく反発するなあと自分でも思いました。したいと思ってるだよ、こっちも!できるんならしてえよ!できねえやつもいるんだよ!みたいな。(ガラ悪いなあ)
そういうのも全部ひっくるめた、若さゆえの勢いやら残酷さやら浅薄さやら青臭さやら焦燥感。そういったものがセイシュンってやつなんでしょうかね。
だとしたら、結構、私からは揮発してしまっているなあ。
まあ、どっちにせよモラトリアムがかっこいいわけではないと思います。
コメント