魚類の漫画棒
2005年8月27日遅ればせながら、漫画棒です。
Q1、本棚に入っている漫画単行本の冊数
引っ越したんで、15冊くらいかな?(それでも15冊かよ…そして同人誌は別…。)
実家の自室には、たぶん500冊くらいか。同人誌いれたらもっとあるなあ。一時期、際限なく買ってた時期もありましたが、最近は厳選して買うようにしてます。収納の問題から。
Q2、今、面白い漫画
単行本をでると同時に買ってるのは、NARUTOとアイシールド21くらいです。
意外なほど漫画を読まなくなりました。田舎なので、本屋がないの…。
むしろ、前に買った漫画を引っ張り出して読んでることの方が多いかも。
おもしろい、というのとはちょっと違うんですが、楠本まき先生の「致死量ドーリス」の盗作問題には注目しています。すげー好きな漫画なので。
Q3、最後に買った漫画
「封神演義完全版」
久しぶりに、発売日当日に意地になって本屋めぐりして買いました。もう10年愛も間近です。ここのところは最後の方ばかり読んでたんで、最初の頃の妲己ちゃんとのバトルとかは、懐かしい。やっぱりおもしろいよ、封神。
ちなみに初めて買ったのは、「大長編ドラえもん のび太の魔界大冒険」←映画の原作のやつですね。
どうもドラはキャストが変わってから見る気になれないのですが、やっぱり名作だと思います。
※どうも、しずかちゃんを演じているのが、かかずゆみさん(封神の妲己ちゃんとか、ヒカ碁のあかりちゃんとかやってる方ですね)なので、しずかちゃんの悪女面(笑)が出てくるような気がする。恐るべし、魔性の小学生。
Q4、よく読む、または特別な思い入れのある5つの漫画
うーん。商業限定ですよね?同人誌でも、思い入れあるのはたくさんあるんですが、今回は除外しますね。(当たり前だろ…。)
ま、というわけで。
*楠本まき先生「Kの葬列」
楠本先生の本はだいたい買ってますが(愛蔵版「KISSxxxx」とか画集にはまだ手を出してない)これが今のところマイベスト。
中でも、最後の方の「Gの昇天」がすごい。
初めて読んだときは、殴られたみたいな衝撃だった。自分が描きたいと思っていたものを、誰かがえぐり出して描いたのかと思ったくらい。(←よく考えるとずうずうしいが)
前にも一度書いたことだけど、いつか超えたい作品。
「ああ なんという恍惚」
ところで、その当時、楠本先生がウィングス(だったと思う)で描いていた「ガーランド」(だっけか。スペルがわからんが)というSFファンタジーっぽい作品(確か主人公の名前は「サケビ」だったと記憶している)はどうなったか知っている方はいらっしゃいませんか。単行本とか出てませんよね?
*(マイラヴ)藤崎竜先生(これを出さなきゃ嘘だろ)
何だろう…。この前まで描いてた「Waq−Waq」も良かったが。ここに来て、完全版効果で封神演義ブームも来てますよ、私の中で。個人的には、ポップなのもいいが、ドロドロしたのも好き…。
封神では、王天君がらみとか、聞太師がらみのところが好き。
*麻生いずみ先生「光の伝説」
新体操漫画ですね。いくら才能があるからって、中学生から本格的に新体操始めた子が2年くらいでチャンピオンになったりするのはアレじゃないか、というスポーツものにありがちなところはありますが、それを補って余りあるリアリティ。絵も、劇画テイストがちょっとあって迫力。
たぶん、今の新体操とはルールも違ってたりするんだけど、古き良き時代という感じで好きです。
この次に麻生先生が描いていたモデルものの「ナチュラル」もおすすめ。
なんて言うんだろ、こう、漫画描くときのリアルの考え方、で影響を受けているかなあ。小綺麗な少女漫画描き(端的に言うと、鼻の穴がない世界ですね(笑))の住人だった、ジャリガキ鯖に切れのあるパンチを入れてくれた作品でしょうか。上っ面だけじゃないものを描きたいなあと思わせてくれます。
※そして、その十数年後に、運動部にいる女子高生を主人公にした漫画を(某少女漫画誌に)投稿した際、「毎日のように練習してる部活の、レギュラーラインにいる、という設定なのだから、これくらい筋肉はついてるよな」とふくらはぎのラインに気を遣って描いてみたところ、「ちょっとゴツゴツしすぎです」というコメントがついて帰ってくる、という経験をするのでした。でもさあ、そんな折れそうな体して、バレー部のレギュラーって、それ嘘っぽいじゃん…と思いませんか?そんな些末なリアリティよりも、本題のラヴの方が大事なのか?ふくらはぎに筋肉ついた女子はだめか?
*川原泉先生「笑う大天使(ミカエル)」
今度、映画にもなりますね。川原先生の作品は、絵もキラキラ系じゃないし、字は多いし、派手なラヴシーンとかもないし、で、少女漫画王道からしたらちょっと異端かもしれないですが、その分、一度はまると抜けられない魅力があると思うのです。
なかでも、ミカエルは傑作…。とくにラストの二文字…。ずっと読んできてこの二文字。この二文字だけで、もう40年分くらいの○○さんと◎◎殿下(←キャラ名)のエピソードがあふれてくるよ。行間を読む、ではないけれど、描かないことで描けることがあるんだなあと、たまらんシーンです。すげえよ、二文字。そこだけ読んでも、何とも思わないんだけど、ずーっと読んできて、あの二文字が来たら、もうたまらんね。
やっぱり漫画って、読む人がいて出来上がるんですよ、たぶん。自分が描きたいように描くのもひとつなんだけど、それを誰かに共有してほしいのもあると思う。だから、こう感じてほしいなと作者が思っているところをくみ取りたいし、もっと深いものがあればそれを読み込みたい…。そういう読者でありたいし、自分もそれに耐えうるものを提供できる人間でありたいです。
※心底漫画ヲタなんだな、おぬし…。
*うーん。決められないので、買い集めてるのとか気になってるのとかをつれづれ書いてみます。
亜月裕先生「伊賀野カバ丸」←大好き〜!続編もたくさんあるけど、第一部が一番弾けてて好きです。実写版の映画もあったんですよ〜。
※余談だが、亜月先生のその後の作品「昭和アホ草紙あかぬけ一番」がアニメ化された際、主人公の丹嶺幸次郎(超アホ)を演じたのが、井上和彦さんだと知ったときはびっくりしました…。
樹なつみ先生「OZ」←ここから鯖の山寺ラヴが始まっている(笑。ネイト役)最近完全版が出たようだが、全部買ってるので、買い直すかどうか迷っている。(封神は迷わず買い直しているが)
大友克洋先生「AKIRA」←これは外せないだろう…。大きすぎてよくわからんが。金田君は一時期の鯖にとってあこがれのダーリンでした(痛)
宮崎駿先生「風の谷のナウシカ」←映画よりずっと辛口な原作。個人的には、アスベルが幸せになってくれればうれしい。正直言って、もののけ姫よりナウシカ原作の方が、ずっと強烈で、スケールが大きくて、ガツンとくるものがある。お金かけた映像よりも、一人がペンでしこしこ描いたもののほうがインパクトがある場合もあるんだって、はからずも宮崎駿本人が証明してしまったのかも。
ま、そんな感じです。書き忘れてるのもいっぱいあるよね〜ま、いいか。
Q1、本棚に入っている漫画単行本の冊数
引っ越したんで、15冊くらいかな?(それでも15冊かよ…そして同人誌は別…。)
実家の自室には、たぶん500冊くらいか。同人誌いれたらもっとあるなあ。一時期、際限なく買ってた時期もありましたが、最近は厳選して買うようにしてます。収納の問題から。
Q2、今、面白い漫画
単行本をでると同時に買ってるのは、NARUTOとアイシールド21くらいです。
意外なほど漫画を読まなくなりました。田舎なので、本屋がないの…。
むしろ、前に買った漫画を引っ張り出して読んでることの方が多いかも。
おもしろい、というのとはちょっと違うんですが、楠本まき先生の「致死量ドーリス」の盗作問題には注目しています。すげー好きな漫画なので。
Q3、最後に買った漫画
「封神演義完全版」
久しぶりに、発売日当日に意地になって本屋めぐりして買いました。もう10年愛も間近です。ここのところは最後の方ばかり読んでたんで、最初の頃の妲己ちゃんとのバトルとかは、懐かしい。やっぱりおもしろいよ、封神。
ちなみに初めて買ったのは、「大長編ドラえもん のび太の魔界大冒険」←映画の原作のやつですね。
どうもドラはキャストが変わってから見る気になれないのですが、やっぱり名作だと思います。
※どうも、しずかちゃんを演じているのが、かかずゆみさん(封神の妲己ちゃんとか、ヒカ碁のあかりちゃんとかやってる方ですね)なので、しずかちゃんの悪女面(笑)が出てくるような気がする。恐るべし、魔性の小学生。
Q4、よく読む、または特別な思い入れのある5つの漫画
うーん。商業限定ですよね?同人誌でも、思い入れあるのはたくさんあるんですが、今回は除外しますね。(当たり前だろ…。)
ま、というわけで。
*楠本まき先生「Kの葬列」
楠本先生の本はだいたい買ってますが(愛蔵版「KISSxxxx」とか画集にはまだ手を出してない)これが今のところマイベスト。
中でも、最後の方の「Gの昇天」がすごい。
初めて読んだときは、殴られたみたいな衝撃だった。自分が描きたいと思っていたものを、誰かがえぐり出して描いたのかと思ったくらい。(←よく考えるとずうずうしいが)
前にも一度書いたことだけど、いつか超えたい作品。
「ああ なんという恍惚」
ところで、その当時、楠本先生がウィングス(だったと思う)で描いていた「ガーランド」(だっけか。スペルがわからんが)というSFファンタジーっぽい作品(確か主人公の名前は「サケビ」だったと記憶している)はどうなったか知っている方はいらっしゃいませんか。単行本とか出てませんよね?
*(マイラヴ)藤崎竜先生(これを出さなきゃ嘘だろ)
何だろう…。この前まで描いてた「Waq−Waq」も良かったが。ここに来て、完全版効果で封神演義ブームも来てますよ、私の中で。個人的には、ポップなのもいいが、ドロドロしたのも好き…。
封神では、王天君がらみとか、聞太師がらみのところが好き。
*麻生いずみ先生「光の伝説」
新体操漫画ですね。いくら才能があるからって、中学生から本格的に新体操始めた子が2年くらいでチャンピオンになったりするのはアレじゃないか、というスポーツものにありがちなところはありますが、それを補って余りあるリアリティ。絵も、劇画テイストがちょっとあって迫力。
たぶん、今の新体操とはルールも違ってたりするんだけど、古き良き時代という感じで好きです。
この次に麻生先生が描いていたモデルものの「ナチュラル」もおすすめ。
なんて言うんだろ、こう、漫画描くときのリアルの考え方、で影響を受けているかなあ。小綺麗な少女漫画描き(端的に言うと、鼻の穴がない世界ですね(笑))の住人だった、ジャリガキ鯖に切れのあるパンチを入れてくれた作品でしょうか。上っ面だけじゃないものを描きたいなあと思わせてくれます。
※そして、その十数年後に、運動部にいる女子高生を主人公にした漫画を(某少女漫画誌に)投稿した際、「毎日のように練習してる部活の、レギュラーラインにいる、という設定なのだから、これくらい筋肉はついてるよな」とふくらはぎのラインに気を遣って描いてみたところ、「ちょっとゴツゴツしすぎです」というコメントがついて帰ってくる、という経験をするのでした。でもさあ、そんな折れそうな体して、バレー部のレギュラーって、それ嘘っぽいじゃん…と思いませんか?そんな些末なリアリティよりも、本題のラヴの方が大事なのか?ふくらはぎに筋肉ついた女子はだめか?
*川原泉先生「笑う大天使(ミカエル)」
今度、映画にもなりますね。川原先生の作品は、絵もキラキラ系じゃないし、字は多いし、派手なラヴシーンとかもないし、で、少女漫画王道からしたらちょっと異端かもしれないですが、その分、一度はまると抜けられない魅力があると思うのです。
なかでも、ミカエルは傑作…。とくにラストの二文字…。ずっと読んできてこの二文字。この二文字だけで、もう40年分くらいの○○さんと◎◎殿下(←キャラ名)のエピソードがあふれてくるよ。行間を読む、ではないけれど、描かないことで描けることがあるんだなあと、たまらんシーンです。すげえよ、二文字。そこだけ読んでも、何とも思わないんだけど、ずーっと読んできて、あの二文字が来たら、もうたまらんね。
やっぱり漫画って、読む人がいて出来上がるんですよ、たぶん。自分が描きたいように描くのもひとつなんだけど、それを誰かに共有してほしいのもあると思う。だから、こう感じてほしいなと作者が思っているところをくみ取りたいし、もっと深いものがあればそれを読み込みたい…。そういう読者でありたいし、自分もそれに耐えうるものを提供できる人間でありたいです。
※心底漫画ヲタなんだな、おぬし…。
*うーん。決められないので、買い集めてるのとか気になってるのとかをつれづれ書いてみます。
亜月裕先生「伊賀野カバ丸」←大好き〜!続編もたくさんあるけど、第一部が一番弾けてて好きです。実写版の映画もあったんですよ〜。
※余談だが、亜月先生のその後の作品「昭和アホ草紙あかぬけ一番」がアニメ化された際、主人公の丹嶺幸次郎(超アホ)を演じたのが、井上和彦さんだと知ったときはびっくりしました…。
樹なつみ先生「OZ」←ここから鯖の山寺ラヴが始まっている(笑。ネイト役)最近完全版が出たようだが、全部買ってるので、買い直すかどうか迷っている。(封神は迷わず買い直しているが)
大友克洋先生「AKIRA」←これは外せないだろう…。大きすぎてよくわからんが。金田君は一時期の鯖にとってあこがれのダーリンでした(痛)
宮崎駿先生「風の谷のナウシカ」←映画よりずっと辛口な原作。個人的には、アスベルが幸せになってくれればうれしい。正直言って、もののけ姫よりナウシカ原作の方が、ずっと強烈で、スケールが大きくて、ガツンとくるものがある。お金かけた映像よりも、一人がペンでしこしこ描いたもののほうがインパクトがある場合もあるんだって、はからずも宮崎駿本人が証明してしまったのかも。
ま、そんな感じです。書き忘れてるのもいっぱいあるよね〜ま、いいか。
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