ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団←読んでますよ〜(ネタバレ微妙にあり)
2004年9月1日 読書
単行本 松岡 佑子 静山社 ホグワーツ魔法魔術学校5年目の新学期を目の前にして、15歳のハリー・ポッターは思春期のまっただ中にいる。なにかというとかんしゃくを起こしたり、やつれそうなほどの恋わずらいをしたり、強烈な反抗心でいっぱいになったり…
現在、ハリポタ第5部を読んでおります鯖です。
ネタバレありますんで、読了なさってない方は、避けてくださいましね。大した事は書いていないんですけれども(偏ってるし)、それでもやはり、皆様、最初は自分で読み解きたいだろうと思いますので。
* * * * * * * *
とりあえずひとこと。
ウ
ィ
│
ズ
リ
│
家
最
高
だとホグワーツの中心で叫びたいですよ。
惜しむらくは、次男のチャーリーに出番があれば…というところか。
第5部ですが、第4部と同じくやや長すぎて(もちろんその分中身は盛り沢山ですが)文章そのものの練が足りなくて散漫な感じがしました。(それは翻訳サイドの問題かもしれないのですけれども。)
超訳まではいかなくても、もう1回、日本語を練って欲しかったと思いました。
※そういう面では、1〜3部の方が、丁寧な印象を受けました。ハリポタシリーズは全体を通して、端正な翻訳文学というような印象は最初からないんですけれど、4〜5部はボリュームがある分、行き届かないような感じが否めないです。
まあ、それは置いといて。
ひたすらウィーズリー家萌えの鯖。なんて美味しすぎる一家なのか。たまらんね。
長男のビルは、そうか、弟が玉砕したフラー嬢ですか…だったし。
末っ子紅一点のジニーはしばらく見ない間に魔性の女で男前になっとるし。性格変わっておるよ…。ちょっとハリポタ世界とそぐわない単語(笑)がありましたが、基本的にああいう子、けっこう好き。一言でいうと、「マーガレット」とか「少コミ」とかに出てきそうな。うはは。
そして何と言ってもジョージ&フレッド、鯖さん、惚れそうですよ、キミたちに
どっちかというと、フレッドの方が好みかなあ(そんなこと誰も聞いてない)
こうさ、自分がアホだなあと思うわけです、F&Gを見ていると。WWW頑張って欲しいなあ。
本当にカッコイイ。うむ。若さゆえの愚かさといえるかもしれないけれども、それさえも輝いて見えるよ。あとアンジェリーナとアリシアとはどうなっているんでしょうか…。
ロニィ…。ロニィは、相変わらずのヘタレぶり。キミの事はヘタレ大王と呼ばせてもらうよ。しかもガキで鈍感の三重苦(笑)
ちっとは恋愛カウンセラーのハーマイオニーに揉んでもらえ。
最後の最後でアホっぽく脱落するところが極めてロンらしくて、それはそれでいいんだけれどもね。
ローリングさんにとって、ロニィは三枚目キャラなのだろうか…。
ハーマイオニーとの二人行動が可愛らしいのは読んでいて楽しかったです。
※第5部では、ロニィが監督生でクィディッチのメンバーになるという、かなり有り得ないほど悦な展開なのですがしかも途中からハリー&双子抜きのなかで優勝メンバーにまでなるという美味しさなのに、ほとんどその描写がない…。
しかも、監督生は本当ならハリーが選ばれるはずだったのに、ハリーはいろいろ大変だからあまり重荷をしょわせたくないというダンブルドアの考えでロンにした…とはっきり書かれてしまうとさあ。そりゃ、ハリーの方が優秀だろうが、それは書かないで欲しかったなあ…じゃあ、ロンってなんだよ、ロンはロンなりにがんばってんのに、それってアンタらの掌の上でせこせこ踊ってるだけなのかよ、そりゃ優越感感じるだろうよ、みたいな。そもそもダンブルドアって、露骨にグリフィンドールびいきだったが、さらにハリーびいきすぎじゃないのか。好きなのは分るが、教育者としてどうなんか。←架空の人物に真剣に教育論を求めている鯖さん。
ま、細かいところはさておき。
ちょっとずつ謎が明らかに…とはいえ、どちらかというと、「踊る大捜査線第2部」のような印象でした。いろいろ種明かしはありますけど、小ネタっぽくて、根本的な謎はいまいち…。ダンブルドアも、その考えが説明されてはいるのですが、薄いというか、うーん、そんなんしか考えてないのかなあ、みたいな。練に練って、弾けて吹き出すようなスピード感が長くなるにつれてなくなっていくのは感じました。
長編ものって、良いのか悪いのか、進むにつれて慣れが出てくるのか、きれいなんだけど、小手先感が気になるようになるんです。
あと、ジェームズパパファンにとっては、ちと辛いかもしれんなあ。そもそも、鯖はあまりジェームズパパにいいイメージ持ってなかったんですけど、それでも読んでて腹立ったし。
結局、何したかったんだろう、という感じでした。
第四部も、3校対抗戦が浮きあがりすぎていて、ヴォルデモード卿との絡め方が分りにくかったように感じたのですが、今回もそんな感じ。もう一回ゆっくり読み込むつもりですが、ちょっと文体なりハリーの痛い中学生ぶり(某サイトで「ギザギザハート」状態と書かれていたが、ますますそのとおり)が辛いんで、すこし時間を置いてからかなあ。チョウ・チャンのエピソードも(オチが最高だが)あんまり萌えなかったし。続けて読むとすると、ウィーズリー家関係の部分だけ拾い読みしてしまいそう。
そういえば、読んでいても、感情移入するのって、ルーピン先生とかスネイプ先生とか、むしろロンのパパとかそっちなんですよね。ハリーがいくら悩んでいても、すっと入り込めない。さらに、あんまり生活感のないシリウスもダメだった。いいじゃねえか、てめーら毎日労働に勤しんで生活費稼がなくて良いんだから、それだけでいいじゃねえか、みたいな(寒)アーサーパパなんか、物分りの悪い上司の下で出世の目途もなく、給料も遅配するような役所で働いてるんだぞ、そのうえ対立団体の幹部メンバーなんだぞ、そのストレスを考えたら、ハリーのようなクソガキが分ったようなこというと叱り飛ばしたくなります(←大人げない)保護してもらってるんだから言うこと聞けよ、みたいな。こっちは生活費稼ぐだけでもいっぱいいっぱいなんだよ、これ以上面倒かけさせんなよ、といいそうに。
ダーズリーおじさんに対してさえ同情してしまうよ(笑)
多分、今、新世紀エヴァンゲリオンをみたら、思いっきり赤木リツコさんに感情移入するね。鯖がもし美人でかしこくなったら、あのまんまだね(美人で賢くなる時点で原形留めてない気もするが)。
それって年を取ったってことなのか…。(激痛)
現在、ハリポタ第5部を読んでおります鯖です。
ネタバレありますんで、読了なさってない方は、避けてくださいましね。大した事は書いていないんですけれども(偏ってるし)、それでもやはり、皆様、最初は自分で読み解きたいだろうと思いますので。
* * * * * * * *
とりあえずひとこと。
ウ
ィ
│
ズ
リ
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家
最
高
だとホグワーツの中心で叫びたいですよ。
惜しむらくは、次男のチャーリーに出番があれば…というところか。
第5部ですが、第4部と同じくやや長すぎて(もちろんその分中身は盛り沢山ですが)文章そのものの練が足りなくて散漫な感じがしました。(それは翻訳サイドの問題かもしれないのですけれども。)
超訳まではいかなくても、もう1回、日本語を練って欲しかったと思いました。
※そういう面では、1〜3部の方が、丁寧な印象を受けました。ハリポタシリーズは全体を通して、端正な翻訳文学というような印象は最初からないんですけれど、4〜5部はボリュームがある分、行き届かないような感じが否めないです。
まあ、それは置いといて。
ひたすらウィーズリー家萌えの鯖。なんて美味しすぎる一家なのか。たまらんね。
長男のビルは、そうか、弟が玉砕したフラー嬢ですか…だったし。
末っ子紅一点のジニーはしばらく見ない間に魔性の女で男前になっとるし。性格変わっておるよ…。ちょっとハリポタ世界とそぐわない単語(笑)がありましたが、基本的にああいう子、けっこう好き。一言でいうと、「マーガレット」とか「少コミ」とかに出てきそうな。うはは。
そして何と言ってもジョージ&フレッド、鯖さん、惚れそうですよ、キミたちに
どっちかというと、フレッドの方が好みかなあ(そんなこと誰も聞いてない)
こうさ、自分がアホだなあと思うわけです、F&Gを見ていると。WWW頑張って欲しいなあ。
本当にカッコイイ。うむ。若さゆえの愚かさといえるかもしれないけれども、それさえも輝いて見えるよ。あとアンジェリーナとアリシアとはどうなっているんでしょうか…。
ロニィ…。ロニィは、相変わらずのヘタレぶり。キミの事はヘタレ大王と呼ばせてもらうよ。しかもガキで鈍感の三重苦(笑)
ちっとは恋愛カウンセラーのハーマイオニーに揉んでもらえ。
最後の最後でアホっぽく脱落するところが極めてロンらしくて、それはそれでいいんだけれどもね。
ローリングさんにとって、ロニィは三枚目キャラなのだろうか…。
ハーマイオニーとの二人行動が可愛らしいのは読んでいて楽しかったです。
※第5部では、ロニィが監督生でクィディッチのメンバーになるという、かなり有り得ないほど悦な展開なのですがしかも途中からハリー&双子抜きのなかで優勝メンバーにまでなるという美味しさなのに、ほとんどその描写がない…。
しかも、監督生は本当ならハリーが選ばれるはずだったのに、ハリーはいろいろ大変だからあまり重荷をしょわせたくないというダンブルドアの考えでロンにした…とはっきり書かれてしまうとさあ。そりゃ、ハリーの方が優秀だろうが、それは書かないで欲しかったなあ…じゃあ、ロンってなんだよ、ロンはロンなりにがんばってんのに、それってアンタらの掌の上でせこせこ踊ってるだけなのかよ、そりゃ優越感感じるだろうよ、みたいな。そもそもダンブルドアって、露骨にグリフィンドールびいきだったが、さらにハリーびいきすぎじゃないのか。好きなのは分るが、教育者としてどうなんか。←架空の人物に真剣に教育論を求めている鯖さん。
ま、細かいところはさておき。
ちょっとずつ謎が明らかに…とはいえ、どちらかというと、「踊る大捜査線第2部」のような印象でした。いろいろ種明かしはありますけど、小ネタっぽくて、根本的な謎はいまいち…。ダンブルドアも、その考えが説明されてはいるのですが、薄いというか、うーん、そんなんしか考えてないのかなあ、みたいな。練に練って、弾けて吹き出すようなスピード感が長くなるにつれてなくなっていくのは感じました。
長編ものって、良いのか悪いのか、進むにつれて慣れが出てくるのか、きれいなんだけど、小手先感が気になるようになるんです。
あと、ジェームズパパファンにとっては、ちと辛いかもしれんなあ。そもそも、鯖はあまりジェームズパパにいいイメージ持ってなかったんですけど、それでも読んでて腹立ったし。
結局、何したかったんだろう、という感じでした。
第四部も、3校対抗戦が浮きあがりすぎていて、ヴォルデモード卿との絡め方が分りにくかったように感じたのですが、今回もそんな感じ。もう一回ゆっくり読み込むつもりですが、ちょっと文体なりハリーの痛い中学生ぶり(某サイトで「ギザギザハート」状態と書かれていたが、ますますそのとおり)が辛いんで、すこし時間を置いてからかなあ。チョウ・チャンのエピソードも(オチが最高だが)あんまり萌えなかったし。続けて読むとすると、ウィーズリー家関係の部分だけ拾い読みしてしまいそう。
そういえば、読んでいても、感情移入するのって、ルーピン先生とかスネイプ先生とか、むしろロンのパパとかそっちなんですよね。ハリーがいくら悩んでいても、すっと入り込めない。さらに、あんまり生活感のないシリウスもダメだった。いいじゃねえか、てめーら毎日労働に勤しんで生活費稼がなくて良いんだから、それだけでいいじゃねえか、みたいな(寒)アーサーパパなんか、物分りの悪い上司の下で出世の目途もなく、給料も遅配するような役所で働いてるんだぞ、そのうえ対立団体の幹部メンバーなんだぞ、そのストレスを考えたら、ハリーのようなクソガキが分ったようなこというと叱り飛ばしたくなります(←大人げない)保護してもらってるんだから言うこと聞けよ、みたいな。こっちは生活費稼ぐだけでもいっぱいいっぱいなんだよ、これ以上面倒かけさせんなよ、といいそうに。
ダーズリーおじさんに対してさえ同情してしまうよ(笑)
多分、今、新世紀エヴァンゲリオンをみたら、思いっきり赤木リツコさんに感情移入するね。鯖がもし美人でかしこくなったら、あのまんまだね(美人で賢くなる時点で原形留めてない気もするが)。
それって年を取ったってことなのか…。(激痛)
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