父と娘

2003年4月13日
土曜日は休日出勤でございました。
いえ、鯖の作業が停滞していたからではございません。キャンペーンティッシュ配りでございます。

最近の鯖会社なんですが、普通ならイベント会社に投げるような仕事まで、社員にさせております。
良く言えば自前で調達して、経費節減ということ。
しかし、その実態は、何のノウハウもないおっちゃんらにいきなりやらせるため、手際は悪く、意味はなく、確かにイベント依頼外注経費はゼロですが、基本給の高いおっちゃんたちを無駄に休日出勤させるためトータルで見ると人件費がかさむという、全くメリットのないものでございます。

そういえば、鯖も何度か休日出勤命令くらいましたが、もう永遠に開催されないと思われるマイナージャンルのオンリーイベントと重なった時は、本気で社長室に投げ文しようかと思いました。
※まだ根に持ってます。

ま、そんな感じでティッシュなど配って、鯖の土曜日は終わったのでした。

そして、S台では、土曜日の午後5時半からヒカ碁のアニメ放送があります。
毎回、ビデオ録画して鯖は楽しんでおります。つーか、加賀が好きすぎて怖いです。
※加賀…ここでは加賀鉄男。将棋部なのに囲碁も強い問題児。早く、例のチンピラアロハシャツでの番外編を見たいです。

※さらに…現在発売中のGBA(ゲームボーイアドバンス)のソフトでは、条件を満たすと、加賀と筒井の卒業イベントが発生するとか。ぐはー。GBA買えってことか?

しかし、休日出勤命令が出ていることを前日まで完全に忘れていた鯖は、翌朝かなり慌てて家を出て、ビデオ予約をしないまま出勤してしまったのでした。
事務所の食堂で総務のお嬢さん(4月に転勤してきた)と昼食を取っていた時に突如思い出し、

「あーっ!ヒカ碁のビデオ!!予約してくんの忘れたぁぁぁ!!」

と立ちあがって絶叫しました。
お嬢さんは、奇異なものを見るような視線で、鯖を見ました。
※その後の話によると、お嬢さんも実はWJ愛読者だったそうで、お嬢さんが奇異に思ったのは鯖の叫びそのもので、内容ではなかったようで、ちょっと安心。(←そういう問題ではない。)

しかし、そんなことを思い出しても後の祭。切ないブロークンハートで仕事。

帰宅して、鯖母に「ビデオ予約するの忘れてさ」と愚痴っていたところに、自室で新聞を読んでたらしい鯖父が登場し、

「お姉ちゃん(←鯖のこと)がいつもビデオ録ってたやつ、録っといたよ。」

鯖父!鯖父、ありがとう、大好きだ。

毎回、鯖家にはTVが1台しかないため、鯖父が何か良く分からんバラエティを見ている裏でヒカ碁を録画していたのだが、それを覚えていてくれるなんて。そして録画しといてくれるなんて。
アリガトウ、鯖父!アナタの優しさを忘れないよ!
例え、最初の何分かが切れてても、いや、録画そのものが失敗してても、録画しようと思ってくれたその心意気が嬉しいよ。アリガトウ!

そんな父娘の姿を、微笑ましく眺める鯖母。
一見平和な家庭の休日ではありますが、良く考えたら、男親に『こいつは毎週アニメのビデオを録っとる』と認識されている25歳おなご(彼氏なし)とはいかがなものか。
そして、鯖両親はそれをどう思っているのか。世間のお嬢様方もまさかこんなもんだと思っているのだろうか。
※多分違います。

おそらく鯖父も人並みに「孫を抱く」という夢を見ているらしいのですが、自分からその夢を遠ざけるようなことをしてどうするのだ、鯖父よ。このままアナタの娘は二次元ラヴで生きていきそうな予感です。ゴメンね。最近拍車がかかってます。

そういえば、爺ちゃんは、鯖が生まれる前に死んでしまったので、孫を抱くことのないままだったんですが、それも気になってるのかな。スマン、こんな娘で。鯖妹に期待しててくれ。

申し訳ないです。嬉しかったけど。

そんなヒカ碁ビデオ事件でした。

コメント

鯖

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