そろそろ自分も皆様も忘れている頃なので、さすがに放置していてはいけないと思ったようです。他人事のようですが、一応、自分でも気になっていたのですよ。
という訳で、雪山擬似恋愛後の段完結(になればいいな)編です。

前回までのあらすじ…無謀な初心者スノーボーダー鯖は、同行者(おもにお兄さんB)に迷惑をかけつつ、山頂雪景色を楽しみ、ロープウェイで下山した。

単独行動になった鯖はのんびりとロープウェイでホテル近くの初心者ゲレンデまで下山し、練習することとしました。
他の皆は、山頂からぐるっとスキー場全体を回るように滑りつつ下山し、ホテル近くのレストハウスで鯖を拾ってくれるという算段。

ゲレンデの端をズリズリと歩いて登り、人も来ないような緩斜面をゆっくりと滑ること数回。

楽しい。はっきり言って、かなり楽しい。

何度も自分のペースでゆっくり滑っている内に、昨日のインストラクターの兄さんの言っていた、ターンする時の視線のことだとか、お兄さんBの言っていた体重移動でエッジを使う、というのはこういうことだったのかな、と分かるような気がしてくる。
誰かと一緒だと、そちらに気を取られてしまうのですが、一人だと気楽でいい。

その内、緩斜面でならターンが出来るようになり、リフトに乗ってみる気になる。
出発前に隊長にもらっていたゲレンデの地図で、今いるところから初心者ゲレンデに出ることができるリフトを確認し、チャレンジ。
※かなり無謀。

とりあえず、人のいなさそうな方の外側の列に並び、後続の人に「転ぶかもしれないので」と予告し、リフト乗車。
※一つ開けて乗ってもらいました。

予想通り転倒するも、後ろとは間隔をあけてもらっているので、余裕を持って匍匐前進して他人を回避。だいぶ調子に乗ってきたじゃないの、鯖さん。
そうよ、やっぱり鯖さんはこうでなくては。
引きこもりつつ、やる時は一人で無謀に適当にやる。そう、これが鯖の生き様。
※それがいいかどうかは不明。多分、はた迷惑。

カップルの生態を学習しようと、自分らしくないことをするなんて…。
他人からは淋しく見えるかもしれないし、実際、淋しいんですけど、誰かに行動を引きずられる窮屈さには耐えられないんだなあ、私。

結局、一人が一番楽で、自分に向いている気がする。

と、ここまで結論付けて、学校の時のおなご先輩のウェブ日記を読んでふと考えました。
この先輩は、とても優秀な方で、現在某一流企業でワーカホリックな生活を送っていらっしゃるのです。かわゆらしい方で。
※以前この日記にも登場。殿方に求める素養は?と問われて、「「甲斐性」」と鯖とハモリで答えた方です。ご自分のほうが甲斐性あるんじゃ…というツッコミを受けつつ。

自分と一緒にするのもちょっと気が引けるんですが、やっぱり何でも自分できっちりやって、甘えベタなところがあるからか、恋バナのない方です。
それはそれでいい、バリバリ仕事に燃えていらっしゃるのですが、先日、風邪と疲労でダウンしてしまい、自分一人で入院の手続きをし、荷造りをしていたときに「慣れているつもりなのに、さすがにこんな時はつらい」と。

うーん。やっぱり、常にどんな時も一人のほうがいいというのは、ないのかもしれない。

雪山でズリズリ滑っている時は、たまに様子を見に来てくれて、「次はこれやって見るといいよ〜、んじゃ、また●時にここでね」みたいに離れて一人でいる方が絶対に私はいい。

でも、転んで立てなくなってしまった時なんかは、違うかもしれない。

窮屈なのは嫌なくせに、普段は放っておかれたいくせに、いて欲しい時だけいて欲しい。
長いヒモでつながれていたいのか、相手の宇宙の中を飛んでいたいのか。でも狭い宇宙だったらいやだなあ。大事に放し飼いか。

しかし、それはあまりに都合がいいのか?
自分は相手にあまり寄りかかられたら負担になるから、離れて別個でいたいのですが。
そういう距離感を好む人と、付かず離れず、というのはどうでしょうか。ワガママですか。

そういえば、鯖友の一人なんですが、コイツもまた出来るおなごで、現在、某メーカーで研究職兼マーケティングリサーチみたいなことしてるんです。彼女が、大学生の時、研究室の先輩に交際を申し込まれ、何度かデートしたそうです。
結果。

「…甘えないオンナは…」

みたいなことを言われて、本格交際に到らなかったとか。
彼女は、「鯖ちゃん、私は分かったよ。世の中には、甘えられるおなごとそうでないおなごがいるんだよ。つまり、男と女とその他だね。そして、私と鯖ちゃんはその他だ。」と断言した。
そうだね。
おなご同士の付き合いで分かるんですが、見た目は可愛いし、華奢な子なんですが、しっかりしてるし、「オンナだから」甘える、ということはない。

うーん。それはダメなのか?殿方的に。
ま、その先輩が一昔前の勘違いマッチョなだけなんだろうと思いますが、殿方のDNAに「甘えて欲しい」「直接的に甘えて欲しい」が刷り込まれているのだとしたら、鯖は最初からドロップアウトしてしまいそうです。

ターンが出来るようになった鯖は、今年度の雪山出動はもういいや、とつぶやきつつ、家路につきました。擬似恋愛からはじまって、やっぱり自分に「いわゆるステレオタイプの甘えるおなご」はこなせない、と思い、それが求められるなら恋愛などできないし、しなくていいやと思ったのでした。

結局、こんなノリで終わる。

これが、思いきり開き直りなのか、それとも他人と直接にぶつかることから逃げていることの体のいい言い訳に過ぎないのかは、自分でもわからないのですが。
ぶつかることから逃げているだけなのかもしれない。

擬似恋愛的な一時でさえも、対価を払っていると言う後ろ盾ナシには楽しめない自分になんとなく疑問や虚しさや、そんなものを感じているのは事実なのですが。ふう。

なーんて語ってたら、集●社のネット販売サイトで、鯖が熱烈に愛し、もし、奇跡的にも娶っていただけるのなら、今この瞬間に迷わず区役所に婚姻届を出しに走って行く、そして尽くすと即答断言できる唯一の殿方、藤崎竜先生の直筆サイン入りリトグラフが売られているのを発見。

に、2万6000円ですと!(送料込)

…買っちゃおうかな。擬似恋愛云々とか言ってる場合じゃないよね?←ヲイ。

一緒に売られているジャンボバスタオル6000円も買っちゃおうかな。師叔と王天君のイラストだし。これ、ジャンプのカラーページに載った時から好きだったんだよね。
…もうアホと読んで頂いて結構です。
ネット販売には手を出さない主義だったのだが、ここでしか買えないのなら買うしかあるまい。フジリュー先生のためだ。買うのがおなごの心意気と言うものであろう。
二つ合わせて3万2000円か。痛いけど出せない金額じゃないな。これから数ヶ月、昼食時に出前を取らなければいいだけの話さ。それが愛ってやつでしょ。

一方的に愛を押しつけるのは、結局楽なんだ。

フジリュー先生の直筆サイン…。2万6000円なら安いよな。リトグラフが「封神演義」ものだったら即買い。短編集の表紙の絵でも即買い。サクラテツも好きなんだけどな。
ちょっと迷う。

結局ヲタトークで終わりかい。別にいいんだ、これが私だから。

コメント

鯖

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