文体

2002年10月20日
ほう。やっと人心地つきました。

土曜日は、自分的デッドライン16時で作業しておりましたが、徹夜はできないので(大体明け方頃までに終わる見とおしの作業量なら強行しますが、そうでない場合は、能率面からして、寝た方が良いようです。)朝起き出してから飲まず食わずで、ゲンコ描いてました。
まあ、スズランの香りがしそうなほど爽やかな白さのものが、数時間後、鯖の愛するロー●ンのコピー機にかかっていたわけですが。

いま、こうして人界に帰ってまいりました。

次回もたぶん繰り返します。
次回は12月です。
※本当は11月も出たいのですが、休日出勤とコミケが重なったのです。全所体制でコトにあたるらしい。←未払い料金の回収。休日に未払いの人の自宅を追撃。

おお。まあいいや。

さて、久しぶりにまともに日記を書くことにいたしました。はい。
今日は、日記の文体について、ちょっと。

実は、この日記を書くに当たって、かなり文体その他に影響を受けた方がいらっしゃるのです。
鯖のナチュラル文体(何も考えずにツラツラ書いたヤツ)も、この文体に近いのですが、もっと自分中心で主語がなく、電波系で、同じコトを繰り返し繰り返し執念深く書き、自分と自分の会話だったりと、(いくらウェブという自己満足的露出系の日記とは言え)人様にお見せできるようなものではないのです。というか、普通、解読できないでしょう。
※この文章がそうではないという保証はないのですが、一応、自分なりに多少は気を使って書いているということで。

そして、それはナンシー関さんの文章なのです。
先日、急逝されたときはびっくりしました。特に大ファンだとか、著作は全部持っているというほどではないのですが、雑誌で見かけた時は必ず読んでますし、その辛口のコラムと文章は(好き嫌いは別として)ハイレベルだと思うのです。
※ナンシー関さん…消しゴム版画家。テレビコラムが秀逸。鯖が傑作だと思うのは、初期のシャープペンシルの消しゴムに彫ったジャイアント馬場。あと、週刊朝日とかそのへんの雑誌で連載したコラムを集めた本も好き。

こう、男前で、簡潔で、ちょっとキツくて(自分にも他人にも)中身が濃い。
言いまわしのリズムや、自分ツッコミの絶妙さ。視点の鋭さ。センスは真似して真似できるものでもないのかもしれませんが、意識して取り入れられる部分は、自分なりに意識しているつもり。
私の日記はついタラタラと長くなりがちなので、もはや伝説となっているナンシー関さんの改行なしコラムのように、ギュッとつまった文章は尊敬してしまう。
※こういうウェブ日記では、見やすさのためにもある程度の改行や行間空けは必要だと思うのですが、それを差し引いても、字数からうける濃さが、まだまだ鯖の文章は薄っぺらな気が。まあ、秀一郎ラヴをあんまり濃くシャウトするのも、皆さんが引くのでどうかと思いますが(分かってるなら止めようよ、自分。)
↑こういう自分ツッコミが、ナンシー関さんの文章の真似(のつもり。真似にもなってなかったりして。トホホ)

※改行なしコラム…ナンシー関さんが、原稿用氏1枚分のミニコラムを依頼された時、改行、行あけその他なしで、400字きっちりのコラムを仕上げてきた、というもの。

私の場合、描くマンガもそうなんですよね。
行間や余白や空間や空気や、そういうものも好きなんですが、それらと中身が薄いのって、下手な人がやると紙一重で、ただのダラダラした長いだけの物になってしまうから。
…って、今回、私が描いてたのがまさにそうか。そうか。ぐは。
自分で言っててちょっぴりショック。次は頑張るぞ。

長けりゃいいやというものでもなし。
そういう文章やマンガや、いろんなものが描けるようになりたいです。精進します。
ダラダラ描くのも好きなんで、そういうものも、中身のある、計算されたダラダラを描きたいです。

まあ、そんなへんで。決意も新たに。うん。

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鯖

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