※1007に、語句加筆。S台のいも煮にもサトイモいれてました。多分。それだけなんですが。

秋も深まり、いも煮の季節のS台からお送り致しております。鯖の駄日記です。

※いも煮会…東北の秋の風習。花見の秋バージョン。要は、秋風吹きっさらしの河原でいも煮なる料理を皆で作成して食す催し物。河原でのバーベキュー大会で、つくるものがいも煮である様子を想像していただきたい。この季節のS台のコンビニではいも煮会用の薪が売られている程度にメジャーな行事。
もちろん、河原の場所取り合戦などは花見と同様に繰り広げられる。

※いも煮…「いもに」と読みます。M城県では、豚肉、サトイモ、ジャガイモ、こんにゃく、大根ニンジンその他野菜の味噌味の汁物。(←豚汁との差異は見出せない。)お隣のY形県では、牛肉、サトイモ、糸こんにゃく、ネギのしょうゆ味(←すき焼き風。)らしい。定義も地方によって違う、良く分からん煮物。とりあえず、イモさえ入っていればいいらしい。
たいてい、ギネスに挑戦巨大いも煮(幼稚園のプールのような鍋に、ブルドーザーで食材を投入する。)が毎年あって、ニュースでも紹介されるので、見てやって下さい。

さて、枕はこんなもんで。(←いやな枕だな)

実は、ちょっと凹み気味の鯖です。

といいますのは、数日前に、本屋で漫画雑誌をパラパラめくってたのです。
同人誌に関心のない方は気にしないかと思うのですが、最近の漫画雑誌には、同人誌出身の漫画家さんがたくさんいらっしゃいます。
もともと同人のアニパロなんかで作品を書いていて、プロデビューしたような。
とくにボーイズラブ系は多いですね。

※あまりこの辺は用語解説しても切ないんですが。同人誌のアニパロって、どんなものか想像つかない方のために、ちょっと説明しますと。

たとえば、鯖が、某ジャニーズアイドル嵐の相葉くんファンだとします。そして桜井くんも好きかな、と思っていたとします。
そんなとき、「ああ、相葉ちゃんと桜井くん主演の学園ラブコメが見たい!」とか「あの二人で時代劇(できれば幕末)やってくれないかな」とか思ったりしませんか。
もしくは、彼ら主演のバラエティ番組を見て「あのとき、二人はゲームに失敗して文句言い合ってたけど、きっとあのあと楽屋で仲直りして、そのあとゲーセンに繰り出すんだわ!」とか、勝手な妄想をしてみたりしませんか。
しないですか。まあ、同人オンナはそういうことを考えるわけです。
そして、考えるだけでなく、それを漫画や小説にして、他人と共有しようとするのです。

とまあ、そんな感じのことを、アイドル、アニメキャラ、漫画キャラ、ゲームキャラ、など好き放題にやってるわけですね。

まあ、皆さんが思うほど、まわりに害はないと思うんですが。電波出てるかもしれませんが。
最近は、ジャ●ーズ事務所や、講●社などから、著作権とか肖像権等でいろいろ申し入れその他がでてるようで、野放しとは言いきれないですが。
営利目的でない限り、ある程度は許して欲しいなあ、と思うのが鯖の正直なところです。

あ、話がそれた。
それで、鯖がめくってた雑誌に、とある漫画家さんの作品が掲載されておりました。
最近は、商業誌での活動もよくなさってますが、もう10年以上も前から同人活動なさってるかたで、鯖はサイバー●ォーミュラの頃から好きで、よくそこのサークルの同人誌も買ってました。
※ちなみに、鯖所有のもので1番古いのは1991年付けのもの。古…。

それが、そっくりだったんです。
その方の5年くらい前の同人誌に。何から何まで。

今回の雑誌のは、オリジナルキャラになってましたが、設定とか、話とか、セリフとか、コマによっては構図もトレスしたんじゃないかと思うほど、そのまま。

自分の作品なんで、パクリとか盗作とか、そういうんではないですし、あくまで自費出版したものなので、未発表作品と(商業誌としては)扱えるかもしれないですが。

すごく切ないですね。
好きな方だけに、余計切ないです。
出版時期からして、夏コミの〆切と重なったのかなと思いましたが。(今年の夏コミも、新刊出してたしな。というか、買ったし(笑))
だから、ネーム切ってる余裕がなくて、そのまま同人のやつを使ってしまったのかなあ。
※ネーム…実際の原稿を書く前につくる、下書きの下書きみたいなやつ。コンテという人もいる。

同人上がりの漫画家さんには、プロ活動と同人活動を並行してやってる方も多く、大規模コミケの締め切り時期に、そういう作家さんのクオリティが落ちるというのは、実際よく言われてます。
しかし、それをこういう形で見てしまうのは辛い。
しかも、それが絵が荒れてるとか、そういうのじゃなくて、そのままの使いまわしだというのが余計。

もちろん、漫画描きという作業は、天啓というか、降りてくる、というか、そういうインスピレーション的なものがないと進まない部分があって、ひたすら頑張ることでどうにかなる部分と、そうでない部分があると思います。
それは、鯖も描くので分かります。〆切があるから浮かぶ、考えられる、そういうものじゃない部分があることも分かります。
でも仕事だから、生活もあるし、自分の最上とは言えないものでも、出さなければいけないことがあることも分かります。多分。
だから、自分で納得できない駄作といいたいものを出さざるを得なくなることも、仕方がないことがあるのかもしれません。

でもさ、それとこれは違うと思うのよ。
駄作と、焼き直しは違うと思うのよ。

同じテーマについて、前作では描ききれてなかった、ともう一度挑んで見るのと、ただの焼き直しは違うと思うのよ。
何度も何度も繰り返し、同じテーマを描いてみるのとは違うと思うのよ。

描いてみたけど、ダメだった、というのとは違うと思うのよ。

好きな方だけに切ない。
その人が、今の鯖と同じ年のころに書いたものを読んで、全然追いつけない、すごいな、もっと自分も、と思っていたくらい好きな方なので、余計切ない。

何か、事情があったんだと思いたい。
こんなこと、これっきりだと思いたい。

鯖友A子は、「そういうことをさせてしまう、読み手の私達も考えなきゃいけないよね」と言いました。そうだよな。
ひとまず、そんなことを思いました。

…そして、自分の原稿が全然進んでないことに今気づきました。アホです。
そして、人に振りまわされないで、自分のことを頑張ろうと思いました。

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鯖

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