嫁ぐ
2002年9月28日それは、昼休みのことでございました。
鯖と、総務のお姉さんとの間で、以下のような会話が交わされておりました。
※会話の流れはそのままです。「鯖」→鯖本名、で書くために、単語を適宜変更してあります。
鯖は食後のお茶をすすっておりました。その鯖をじっと見ていたお姉さんが仰いました。
お「鯖ちゃん。鯖ちゃんがさ、サバさん(例…佐波、佐場等)てヒトと結婚したらさあ。」
鯖「…サバサバ?」
二人は、総務のキャビネットから鯖会社の社員名簿を取りだし、勢い込んでめくる。
鯖「○○さん(←お姉さん)、うちの会社、サバさんいないですよ…」
お「そうか、それは残念だねえ。」
鯖「もしいたら、その場で電話ですよね。」
お「そうそう、『もしもし?サバサバになりたいので、結婚してください!』って感じ?」
鯖「鯖山さんとかでも、山本山(※海苔メーカー)みたいで面白いですよね。」
お「アサバさん(例…浅場、麻葉等)でもいいよね。アサバサバ。締田さんとかだったらさ。」
鯖「しめた鯖!(笑)」
という、馬鹿馬鹿しい会話でございました。
しかし、ここに非常に後からではありましたが、微妙な問題を感じだ鯖でございます。
やはり、日ごろ、結婚して一人前、のような風潮を感じる鯖としては、ちょっと考えて見なければならんと思うのです。ここから読み取れる諸々のことを。
吉川●なののように、「可愛い制度」と言いきるだけの太っ腹ではないので。(腹に肉はあるが。)
※ひなの、好きなんですよ。可愛い子は見ていて幸せになれるので大好きです。
あの、おなごの皆様に伺いたいのですが、生まれてから今までの間で、憎からず思った殿方(芸能人含む)の名字と己が名前をくっつけて「くすっ」と照れ笑したことが一度もないと言いきれる方、いらっしゃいますでしょうか?
まあ、ぶっちゃけたところ、鯖は結構あります。最近はさすがに頻度落ちましたが。
多くの人が名字を持つようになったのは、ここ数百年のことだと思うのですが、それでも「結婚」→「改姓(しかもおなごが)」というインプリンティングの強烈さはすごいものがあるように思います。
何の違和感もなく、おなごの方が改姓するのが当たり前的な。
そうか、そういうのが結婚か?嫁ぐ…。そうか、おなごは嫁ぐのか。
宇多田ヒカルも嫁いだしな。
鯖は今の名字(鯖父の名字)にあまり愛着がなく、名前の方が維持されるのなら、さほど改姓には抵抗がないと思うのですが、それでも考えてしまいますね。
結婚するってさあ。
※相手もいないくせにそういうことばかり…ととりあえず、自分ツッコミはしておきます。
また、鯖知人(年上)で、一人娘の人がいるんですが、その恋人さんが、でかい寺かなんかの跡取息子だったらしく、結婚に当たった改姓問題で両家の親がぶつかり、一度破局してしまったという例があるのです。
結果的に、鯖知人の方が改姓して(つまり嫁に行った)のですが、その知人の親御さんは未だに諦めきれず、名字を残すために、知人の子供を一人、養子にもらいたいといってるとのこと。
そんな、訳わからんうちに、祖父母の養子になるなんて…。
そんなことまでして、残したい名字か?(←聞いた限り、普通の農家かなんかで、特に珍しいとか、代々続いた云々という感じではない。)
そんなに、娘や孫を振りまわしてまで、墓守ってほしいか?
そういえば、鯖職場のおばちゃんの娘さんに今度お子さんが生まれるらしいんですが、あまり盛り上がっていないので、聞いてみたところ
「いや、外孫だからさ」
という返答が。外孫…。それって、関係あるのか?
鯖は、夢見る漢女なので、素敵な殿方とか、素敵なアラブの石油王なんかと出会う機会があれば、嫁にいくもよし、婿にくるとゆーなら、それもよし、とOK,ヘイカモンvvと思うておる、と日々公言しておりますが、実際問題として、結婚って、意味あるのか、と思わざるを得ないことが多々。
とりあえず、今、鯖の回りで結婚してる人を見る限り、余程のことがないと、だれが相手であろうと結婚したくないな(その前に向うもしたくないか(笑))と思う鯖。
それに、子供を持つつもりがない場合、結婚って、本当になにもメリットがないと思うので。
メリットらしいメリットといえば、戸籍云々でお互いの関係が示せることくらいか?
…事実婚では自信がないカップルを制度的に維持させる?
いや、そこまでは言えないか。
別に改姓することに抵抗はないですが。
向うにもらわれて行く気はないし、結婚相手の親の介護もしたくない。そんな余力があれば、自分のことや、自分の親のために使いたい。
親や祖父母くらいまでならともかく、それ以前の祖先の墓守のために名字その他を縛られるなんて、さらに結婚についてあれこれいわれるなんて。
相手と自分の問題として考えたい。
また、なぜおなごが改姓するのが当たり前のように言われるのか。
そして、名字が同じになって、なにかいいことあるのか、とか。
なんて言いながら、文頭のような会話をさらっとしてしまうあたり、自分も「世間のジョーシキ」的なものを刷り込まれていることを改めて感じてしまい、恐ろしく思った次第です。
怖いなあ。
宇多田ヒカルはそのへんをどう考えたんですかね。
改姓については、アイデンティティの問題も出てくると思うんですが、彼女の場合は芸名というか、ペンネームとして「宇多田ヒカル」は存在しつづけるから、あまりその辺は気にしないのかなと思います。オンとオフみたいな感じで。
まあ、鯖も何しても鯖なんですが。
鯖と、総務のお姉さんとの間で、以下のような会話が交わされておりました。
※会話の流れはそのままです。「鯖」→鯖本名、で書くために、単語を適宜変更してあります。
鯖は食後のお茶をすすっておりました。その鯖をじっと見ていたお姉さんが仰いました。
お「鯖ちゃん。鯖ちゃんがさ、サバさん(例…佐波、佐場等)てヒトと結婚したらさあ。」
鯖「…サバサバ?」
二人は、総務のキャビネットから鯖会社の社員名簿を取りだし、勢い込んでめくる。
鯖「○○さん(←お姉さん)、うちの会社、サバさんいないですよ…」
お「そうか、それは残念だねえ。」
鯖「もしいたら、その場で電話ですよね。」
お「そうそう、『もしもし?サバサバになりたいので、結婚してください!』って感じ?」
鯖「鯖山さんとかでも、山本山(※海苔メーカー)みたいで面白いですよね。」
お「アサバさん(例…浅場、麻葉等)でもいいよね。アサバサバ。締田さんとかだったらさ。」
鯖「しめた鯖!(笑)」
という、馬鹿馬鹿しい会話でございました。
しかし、ここに非常に後からではありましたが、微妙な問題を感じだ鯖でございます。
やはり、日ごろ、結婚して一人前、のような風潮を感じる鯖としては、ちょっと考えて見なければならんと思うのです。ここから読み取れる諸々のことを。
吉川●なののように、「可愛い制度」と言いきるだけの太っ腹ではないので。(腹に肉はあるが。)
※ひなの、好きなんですよ。可愛い子は見ていて幸せになれるので大好きです。
あの、おなごの皆様に伺いたいのですが、生まれてから今までの間で、憎からず思った殿方(芸能人含む)の名字と己が名前をくっつけて「くすっ」と照れ笑したことが一度もないと言いきれる方、いらっしゃいますでしょうか?
まあ、ぶっちゃけたところ、鯖は結構あります。最近はさすがに頻度落ちましたが。
多くの人が名字を持つようになったのは、ここ数百年のことだと思うのですが、それでも「結婚」→「改姓(しかもおなごが)」というインプリンティングの強烈さはすごいものがあるように思います。
何の違和感もなく、おなごの方が改姓するのが当たり前的な。
そうか、そういうのが結婚か?嫁ぐ…。そうか、おなごは嫁ぐのか。
宇多田ヒカルも嫁いだしな。
鯖は今の名字(鯖父の名字)にあまり愛着がなく、名前の方が維持されるのなら、さほど改姓には抵抗がないと思うのですが、それでも考えてしまいますね。
結婚するってさあ。
※相手もいないくせにそういうことばかり…ととりあえず、自分ツッコミはしておきます。
また、鯖知人(年上)で、一人娘の人がいるんですが、その恋人さんが、でかい寺かなんかの跡取息子だったらしく、結婚に当たった改姓問題で両家の親がぶつかり、一度破局してしまったという例があるのです。
結果的に、鯖知人の方が改姓して(つまり嫁に行った)のですが、その知人の親御さんは未だに諦めきれず、名字を残すために、知人の子供を一人、養子にもらいたいといってるとのこと。
そんな、訳わからんうちに、祖父母の養子になるなんて…。
そんなことまでして、残したい名字か?(←聞いた限り、普通の農家かなんかで、特に珍しいとか、代々続いた云々という感じではない。)
そんなに、娘や孫を振りまわしてまで、墓守ってほしいか?
そういえば、鯖職場のおばちゃんの娘さんに今度お子さんが生まれるらしいんですが、あまり盛り上がっていないので、聞いてみたところ
「いや、外孫だからさ」
という返答が。外孫…。それって、関係あるのか?
鯖は、夢見る漢女なので、素敵な殿方とか、素敵なアラブの石油王なんかと出会う機会があれば、嫁にいくもよし、婿にくるとゆーなら、それもよし、とOK,ヘイカモンvvと思うておる、と日々公言しておりますが、実際問題として、結婚って、意味あるのか、と思わざるを得ないことが多々。
とりあえず、今、鯖の回りで結婚してる人を見る限り、余程のことがないと、だれが相手であろうと結婚したくないな(その前に向うもしたくないか(笑))と思う鯖。
それに、子供を持つつもりがない場合、結婚って、本当になにもメリットがないと思うので。
メリットらしいメリットといえば、戸籍云々でお互いの関係が示せることくらいか?
…事実婚では自信がないカップルを制度的に維持させる?
いや、そこまでは言えないか。
別に改姓することに抵抗はないですが。
向うにもらわれて行く気はないし、結婚相手の親の介護もしたくない。そんな余力があれば、自分のことや、自分の親のために使いたい。
親や祖父母くらいまでならともかく、それ以前の祖先の墓守のために名字その他を縛られるなんて、さらに結婚についてあれこれいわれるなんて。
相手と自分の問題として考えたい。
また、なぜおなごが改姓するのが当たり前のように言われるのか。
そして、名字が同じになって、なにかいいことあるのか、とか。
なんて言いながら、文頭のような会話をさらっとしてしまうあたり、自分も「世間のジョーシキ」的なものを刷り込まれていることを改めて感じてしまい、恐ろしく思った次第です。
怖いなあ。
宇多田ヒカルはそのへんをどう考えたんですかね。
改姓については、アイデンティティの問題も出てくると思うんですが、彼女の場合は芸名というか、ペンネームとして「宇多田ヒカル」は存在しつづけるから、あまりその辺は気にしないのかなと思います。オンとオフみたいな感じで。
まあ、鯖も何しても鯖なんですが。
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