オチ

2002年9月7日
皆様、御無沙汰しております。

だらだらしている間に、また一つ年齢を重ねてしまった鯖でございます。
でも自称「永遠の十四歳」なので、そんなことはどうでもよいことです。

もちろん、その日も、何をするでもなくだらだらして、テニプリのビデオを見たりしておりました。

だって鯖は十四だから!(センチメンタル・ジャーニーのメロディーで)

…すいません、うそです。10歳以上サバよんでます。鯖…。(←自爆)

さて、今日は、長らく放置していた江戸漫遊記の最後のところをちょこっとまとめようかと。

前回のあらすじ
 鯖、鯖友、鯖友の妹ちゃんは3人で夏コミに繰り出し、1日目、2日目と御乱心した。

そして、3日目の朝、顔を見合わせる3人の姿がありました。

鯖「あのさ、疲れてない?」

鯖友「疲れてる…。」

妹ちゃん「うん…。」

鯖「今日さ、行きたいとこある?」

鯖友&妹ちゃん「3日目か…」
※今回のコミケの3日目…男性向け創作、ギャルゲー、その他(歴史、文芸とか)。つまり、歴史モノや評論モノに関心がない場合、もはやエロモノくらいしかないのである。

3人「…行かないってのはどう…?」

鯖「妹ちゃんにラストエンペラー気分を味わわせてあげたかったんだけど、そのために2時間並ぶのはなあ。」
※ラストエンペラー…ビッグサイト西ホールから入場するときは、階段から入るのですが、そのとき後ろを振り返ると、映画「ラストエンペラー」の紫禁城のシーンのような気分が味わえるのです。あれだけの人の波はなかなかないのでは?

※そして、去年までは、鯖友が愛する創作ジャンルが2日目の西ホールに配置されていたので、コミケ毎に一度はラストエンペラー気分が体験できてたのですが、今回は東ホールに配置換えされており、1日目2日目とも東ホールから入場していたのでした。

妹ちゃん「いいよ、また来年もあるし」
※このへんがヲタクらしく、前向き。

こうして、コミケ3日目は不参加と決めた3人は、荷物を上野駅のコインロッカーにブチ込み、上野恩賜公園へと繰り出すのでした。

国立科学博物館、西洋美術館、など軒並みミュージアムショップを制覇。
※3人とも昨日までにかなり限界近くまで散財しているため、入場する余裕がないらしい。ミュージアムショップで購入するものも、かなり小物。
鯖友が科博のショップで「水質検査キット」について熱く語っていた。←どうやら仕事で使うらしい。

日がな一日、公園をうろつき、坦坦麺を食す。

なんて贅沢な。S台からはるばる上野まできて、公園を散策。素晴らしい。
これこそ、贅沢。いいのう。

それにしても、上野公園、大きいですね。見所一杯だ。
鯖が賢かったら、東京芸大とか行けたのかなあ(かなり無理。)。
あんなところに学校があったらたまんないね、見るものもやることも多すぎて。
山の中の我が母校でさえ、まともに設備を(図書館とか)利用しきれずに卒業しちゃったのに、あんなすごいところにいたら、パンクしちゃうなあ、入ってくる情報が多すぎて。
適度がいいのかもしれない…。

そして、のんびりうろついた3人は、上野駅からMAXやまびこに揺られて、S台に帰るのでした。

鯖の予定では、これで江戸漫遊記がほのぼのと終わるはずだったのですが、ちょっとオチがつきました。

鯖友、妹ちゃんと別れ、鯖宅方面への在来線に乗り換えようと、ひとりで大荷物(旅行道具がはいった大きいボストン、財布などの入ったショルダー、同人誌の詰め込まれた紙袋二つ(笑))を抱え、よたよたと鯖は歩きました。

階段を降り、さあ改札…と思ったとき、ペリ、という音がしたのです。

「ほぇ?」

ちょうどそこは階段の踊場でした。
手にした紙袋を見ると。何と、片方の紙袋が!

今まさに真っ二つに破れんとす、という状態。上下二分割しようとしていました。

「何ですと!!!!!!」

ここで、袋が崩壊し、中をぶちまけたりしたらどうなる?

私にだって常識とある程度の羞恥心と言うものがあるのよ?

数万円分の(買いすぎ)大石フクブッチョのナチュラルグレーな同人誌とか、カカシ先生が怪しい出で立ちで戦闘などなさっている同人誌とか、そんなも非現実的かつマニアックなものがS台駅の階段の踊場という、きわめて日常的な場で散乱したらどうなる?

大体、コミケ自体、恐ろしい偏見の目で見られているのに(なんか、皆が皆、水着のギャルの紙袋を持って、現実と二次元世界の区別がつかないと思われているような気がする…。いや、水着ギャルはいいんですが、一応、区別はしてる…人がほとんどだと思いますよ。)、ここで菊丸英二がキャピキャピゆーてるようなものを(好きなんですよねえ、そういうの。)ブチまけてたりしたら、私の人格ってどうなる?
※人格や嗜好が偏っているのはもういいのですが、さすがにそれを天下に知らしめようとは敢えてしたくないかも。

そういうときに限って、知ってる人が通りかかったりするんだよなあ。

蒼ざめながら、散乱した同人誌をかき集めるおのが姿や、それを冷めた視線で眺める人々(手伝いましょうかといわれるのも、それはそれで辛い)、その後、それが原因で後ろ指指されてみたりする自分、といった情景が走馬灯のように鯖の脳裏を駈け巡りました。

しかし、現実の鯖は、落ちついて、破れそうな紙袋を下におろし、自分の影に隠れるように端に荷物を寄せて、ボストンから予備の紙袋を取り出して、同人誌の束をそちらに入れ替えました。
※ちなみに、紙袋は5枚持ってました。1枚は鯖友にあげた。こういうときだけ、準備がいい。

深呼吸してもう一つの紙袋が大丈夫なことを確認し、破れた紙袋をしまい、家路につくのでした。

…大変だった。ブチまけてたら、ある意味笑い事じゃなかったね、自分的に。良かった。

というオチがついたのでした。なんなんだ。
とりあえず、江戸漫遊記はここまで。ふう。

コメント

鯖

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