不幸自慢

2002年8月2日
先日、台風で足止めをくらった日のことを日記に書き、皆様の同情を引くことに成功した鯖でございますが、世の中には上には上、下には下がいるものだと感じております。

そう、もっと不幸な方がいらっしゃいました。
ここまで読んで、この鯖日記で鯖以上に不幸な方を思い浮かべることができた方、御愛顧ありがとうございます。そうです、貴方の予想のとおりです。

…鯖先輩。

鯖先輩主催の飲み会があり、鯖もお呼ばれ致しました。(この飲み会がまたウケるので、この時のことはまた追って書きたいなと思います。)
その際に久しぶりに鯖先輩と話したのでした。

鯖「この前の台風、大変だったんですよ〜。私、S台駅で半日足止め食いましたもん。データ入力の〆切も近くて泣きそうでしたよ。」

鯖先輩「そりゃ大変だったね。いや、俺も大変だったよ。その日、T山に出張でさ」
※T山…日本海側にある都市名。

鯖「T山?なんでまた。」

鯖先輩「台風の次の日に、●●会議があってさ。」
※●●会議…鯖会社はじめ、全国に散らばる関連業種の会社が年に1回持ちまわりで開催しているらしい。鯖先輩いわく、「本当は俺みたいな若造が行くのもなんだから、○○さん(おっちゃん。鯖先輩より立場は偉い。)にどうですか?って補佐も言ってたのに、逃げられて、結局俺が行くことにされてさ」という理由で鯖先輩が出席することになったらしい。この辺も不幸だ。

鯖「ってことは…。」

鯖先輩「そう!俺なんか立ち通しでT山まで行ったからね。次の日会議だから、休むわけにいかないし。」

鯖「T山って、8時間くらいかかるんじゃないですか?」

鯖先輩「そうだよ。普通に行って、S台からO宮にでて、そこでJ越新幹線でN潟にでて、そこから在来線だからね。それを立ち通し。もう、最後の方気持悪くなったよ。」

鯖「そ、それは大変でしたね…。」

鯖先輩「俺もさ、T山は遠いから、今回は全部指定席で切符用意してたんだよねえ。それも全部パーになるし。」
※指定席…鯖会社では当然自由席の分の旅費しか支給されないので、指定席の分は鯖先輩の自腹と思われる。

もう、鯖は何も言えませんでした。
不幸過ぎる鯖先輩に合掌。

そして、その後、鯖先輩はこうも仰っていました。

鯖先輩「今年の8月人事でさあ、うちの部関連でも異動があるらしいって噂になってて、かなり期待していたんだけど、結局異動になったの、事務所の係長だったんだよ…。」

遠い目でつぶやく鯖先輩に何を言えば良かったのでしょうか。
さらにその飲み会の席で、おっちゃんたちに「早く結婚しろ」と突き上げられる鯖先輩の不幸ライフの凄まじさ(笑)に、まだまだ自分は幸福かもしれないと目を伏せる鯖でございました。

鯖先輩に幸あれ。

コメント

鯖

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