すてきなダーリン（←友人の）

この前の土曜に、大学の研究室に、茶菓子を片手に遊びに行ってきました。
こう、気楽でいられる空間に行きたかったので。

でも、楽ばっかりの場所なんて無いんだなあ。

同級生たちは（大学に残っている彼らは、今、マスター2年です。）修士論文の準備に追われていて、なおかつ、この就職氷河期の中で荒んでました。
大学院出てても、専門分野で就職できないんですねえ。
1人は「人生初のプー生活が始まるぜ！」なんていってましたけど、威勢のいいことを言う割りに、不安なことや、試験に失敗した焦りや落ち込みが感じられました。

まあ、鯖も鯖友も、今までかなり進学等については順調に着ていたので、結果が出ないことに慣れていないんですね。自分が全否定されたような気がしてしまうんだと思います。
鯖も大学おちたときや、真剣に書いた書類で挑んだ就職活動でダメだしくらったときは、そんな気がしました。
※そのときおちた大学には、同じ年の後期試験で無理やり入りました。それもまた、何だかなという気がするんですが。試験科目に左右されるもんなんだなと。前期試験のときと後期試験のときと、鯖には何の違いも無いのに。

正直、鯖も今の仕事に愛着がもてなくて、大学に戻りまーす、なんて都合のいいことを口走って辞めちゃおうかなとかなり真剣に思っていたのですが、人生甘くないもんです。
戻った後のこととかね。

そして、鯖と鯖友（同級生。殿方。鯖をおなごとは認めない人物。彼と鯖は漢と書いておとこと読む、漢友達であります。）は現実から逃避すべくゲームの話をするのでありました。
※彼も「俺の屍を越えてゆけ」をやっていた。偶然なんですが。
その後「ときめきメモリアル2」を勧められました。かなりはまるらしい。

まあ、それはそれで、もう1人の鯖友（殿方。同級生。荒んだ鯖に励ましメールをくれる優しい人。ちなみに彼の彼女はめちゃ可愛い。彼と別れたら、付き合わない？と彼女を口説きたくなるくらい。）なんですが、彼はすごい。

この不況の折に、某官庁（の地方支部）に就職決まったんですよ。まあ、眉は細いが真面目で能力ある人なんで、それはわかるんですが、その働く理由がすごい。

彼女の夢の実現のために。

彼の激マブ（笑）の彼女は、将来パンやケーキ、お菓子のお店をやるのが夢で、今はバイトしつつ専門学校で学び、卒業後はお店で修業するんだそうです。
その夢の実現のために、鯖友は働き、貯金するんだそうな。
公務員の仕事に興味があるなんて、それまで一言も言ってなかったのに、彼女のために労働者になるんだそうな。すごいな。
愛って偉大だ。しかも、それで搾取されるだけされて捨てられても本望なんだってさ。（まあ、それは、ラヴい今だから言えることかも知れないけど。）

鯖なんか、自分のためでも、第一希望じゃない職種についているのがこんなにも荒む原因になっているのに。

そしてうらやましいぜ彼女。彼女本人の努力は認めるが、こんなに尽くしてくれるダーリンがいるなんて。努力したら、こんなダーリンが見つかるんか？ああ、人生って不公平だ。
といいつつ、こんなに自分の夢で他人の人生を振り回したら、重いだろうからいなくていいやとも思うんですがね。（自分との結婚のために相手が仕事やめたりするような重さに似てるのかな。）

まあ、鯖は自分で自分のために働きますけど。