仕事やばい週間引き続き大ブレイク中の上、現実逃避願望爆裂中でございます。
誰か、もうこの際誰でもいいので(笑)鯖の生活の面倒見てください。

もれなく鯖のエセ愛がついてまいります。(いらないって。)

ということで、江戸漫遊記第三弾として、現在の現実逃避願望の火付け役にもなった、鯖の美術館ツアーについてちょっと。

鯖が江戸について、二時間ほど余裕が出来たので、上野の森美術館に行ってまいりました。ちょうどMoMA展(ニューヨーク近代美術館展)をやっておりました。

よかったです。お金を払っても見る価値があります。入場料金分は十分取れます。1500円は安いくらいですよ。(図録とグッズはいまいちでしたが。)
来年頭くらいまでやってるようなので、ご都合がつく方は、ぜひ。お勧めです。

特に、ダリとシャガールがあったのは嬉しかった。好き!
ダリの「記憶の固執」(あの、時計がだらんとしているヤツ。)が間近で見られるなんて。
シャガールの「誕生日」(人としてギリギリの姿勢でキスしているカップルの絵)が間近で見られるなんて。(そして近づきすぎて、学芸員さんに注意される鯖。)

そうして、浮かれているうちに、ふと気がついてしまった。

…ダリ、「記憶の固執」を描いたの、27歳の時だよ?
そして、隣にもう一枚ダリの作品が展示されていたのですが、それなんか、25歳のときの作品だよ?

…私、もう、24歳なんですけど。
違いすぎるよ。
がーん。何やってるんだ鯖。毎日毎日。へたれ事務員だよ。へたれているうちにすぐ何もしないまま人生終わっちゃうんじゃないのか?このままじゃ。

救いは、ダリの2作品のうち、年をとってからの作品の方が(といって、2年かそこらなんだけどさ)、鯖としては好みで、いいと思ったことですね。
この年齢からも進歩するんだって。いいものが作れるんだって。

だけど、25歳のダリも、作品はきちんと残しているわけで。
しかも、それなりのものを。
一方で、鯖は何も残していないわけで。
(書いてて気がついたのだが、この口調って「きまぐれオレンジロード」の「春日恭介十五歳〜」の口調に似てないですか?)

いいのか?いや、よくない。

夭折した作家さんの作品を読んだり、今、大ブレイク中の作家さんの若書きの作品にある、もう無い新鮮さや青臭いまでの愚直さや、もどかしさを感じるとき、鯖は自分が、そういう若い時期にしか残せないものを残せずに大人になっていく(というか、感性が麻痺していく)ことにものすごい恐怖を感じます。

今しか残せないものがあるのに、へたれて事務してていいのか?
うををを。
今の感情が残っているうちに、それを何か形にしたいのに。事務してる場合じゃないのに!(そこまでして残す価値があるものを、創造する力が鯖にあるのかどうかは、また別の問題なんですが。)

でも、生活のためになんか働かなけりゃならないのも人生の真実。
生活のために、時間を費やさなくてはならないのも人生の真実。
というわけで、現実逃避真っ最中。そして、鯖の生活の面倒を見てくださる方、絶賛募集中。(そういう終わり方かい。)

コメント

鯖

お気に入り日記の更新

この日記について

日記内を検索