生き様。

2001年10月4日
いかん、仕事せねば。

しかし、昨日の新聞で、国文学者の安良岡康作先生が逝去なさったとの記事を読み、寂しい気持ちになりました。
ご冥福をお祈りいたします。

徒然草では避けては通れない方でしょう。

徒然草でレポートその他を書くにあたり、安良岡先生の著作にお世話にならなかった学生はおらんのではと思います。
もちろん鯖も、安良岡先生のおかげで単位を取れました。

実直で、丁寧で、奇をてらわない、オーソドックスな解釈をなさる先生だという印象がありますが、一見地味でいて、それを貫くってのは、実は大変かもしれない。
変わったことをする方が、目だって評価されやすいのも現実ですからね。

こういう方を見ると、憧れてしまいます。
ライフワークというか、何かを決めて、コツコツと丁寧に自分の思うような(安良岡先生が思うように研究なさっているかどうかはわかりませんが。まあ、大学の先生というものは、純粋に研究だけしてりゃいいわけでもないようですし、見えないところで、苦労もあると聞きますしね。)仕事をして(ジョブにあらず)、何かを残していくってのは素敵ですね。
傍から見てるだけだから言えることかもしれないんですけどね。

結局、そういう生き方が一番幸せなんじゃないかなと思うことがあります。
ああ、鯖も、もっと事務処理能力が高ければ、今の事務の仕事をしながら、余暇でなにかできるのに。と思ったこともありましたが。

好きなことを仕事にすることが幸せなのかどうかは分かりませんが、とりあえず、事務員やりながらやればいいやと思っていたかつての自分がアホだというとは分かりました。

鯖なんか…鯖の死んだ後に何が残るんだ?何も残りやしないって(涙)
今からなら何か残せるかもしれないしね。うん。

コメント

鯖

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