鯖宅ボールペン＆鉛筆殲滅計画

それに鯖が挑むことを決断したのは高校生のときであった。

ある日、シャープペンシルの芯がなくなり、購入しようと思ったとき、ふと机の引き出しの中に大量の鉛筆が突っ込まれているのが目に入った。
小学生のときに買ったりもらったりしたと思われるキャラクターものがほとんどであった。また、何かよく分からんロゴの入ったボールペンも大量に。

何故だか良く分からんが、中学生になるとシャーペンの使用が黙認されるようになる。小学校ではあれほど迫害されていたのに。
よって、皆、中学に入った途端、シャーペンを使い出す。

※シャーペンを使おうが鉛筆を使おうが、持ち方の悪いやつは永遠に間違った持ち方をするものだが、何故かシャーペンのせいにされていたと思いませんか。
鯖はさらに左利きのため、浮いていた。

そして、何故か皆、お洒落なものを使おうとする。
間違っても、「交通ルール守って安全○○協会」なんてロゴ入り鉛筆や、野菜の形をした消しゴムを使用したりしない。
無印良品的なものを使っている人間がお洒落であると考えられる。
後、油性ボールペン（いわゆる普通のボールペン）を使用する人間も減る。みな中性ゲルインキのとりことなるのだ。
真に品質を愛するわけでもなく、最新文具に皆が殺到する。

そしてかつての鯖もそうだった。
しかし、気づいてしまった。

何故？
ロゴが入ることで、鉛筆としての機能性は低下するのか?
シャーペンじゃないと、学力は低下するのか?

否。断じて否。

何もストックがないならともかく、この机に大量にあふれる文房具を、見た目だけの問題で使用せず、新たな品物を購入する必要があるのか?

そして鯖は決意した。
新しく文房具を購入する前に、このストックを使い尽くすのだ！！
環境に優しい文具を購入するより、既に存在する文具を使用し、無駄な製品が生産されるのを止めるべきではないのか。
この大量のストックを全て（正当な手段で）消費するまで新しい商品は購入しない！！

名づけて「鯖宅ボールペン＆鉛筆殲滅計画」発動。

こうして、鯖はストック鉛筆とボールペンを使用し始めた。それまで文房具購入にかけていた費用は激減し、自分はいかに無駄なものを購入していたかを反省する鯖であった。（でもハイテック0．3ミリだけは買ってしまう。アレは素晴らしい。）

あれから5年。
まだあるんだよなあ。鉛筆もボールペンも。意外と減らないものなのだ。また、鯖父があっさりいろいろもらってきたりするし。
ミッション遂行はいつの日になるのか。うーむ。

※これも、鉛筆が円錐形になるまで使うからです。ふふ。