さて、鯖と鯖友の旅行のメイン食事は、なんと東京湾ディナークルーズでございました。
日ごろ、社員食堂もしくはお弁当で慎ましく生息している二人でしたが、今回は折角の江戸めぐりということで、大枚はたいて豪華に行きました。ホホホ。やるときゃやるのよ。←年に1回あればいい方ですが。

で、このクルーズは、おフランス料理とともに夜の東京湾を半周くらいするものです。はっきりいって、外側からナイフとフォーク使うようなコース料理は初めての鯖なので、かなりドキドキ。小心者なのだ。

鯖と鯖友はスーツを着込み、(←持参した。)江戸は浜松町の竹芝桟橋へと向かいました。着岸したクルーズ船に乗り込むに当たり、飛行機に乗るときのようなタラップを通るだけで、
「ちょっと、これだけで料金分モトとった気にならない?」と狂喜乱舞する鯖と鯖友。安上がりなおなごどもである。

そして、いよいよクルーズ開始。
レストランでは心地よいゆれ(内港なのでたいしたことはない。防波堤の外は結構ゆれるらしい。)に身を任せ、おピアノ(笑)の生演奏を楽しみつつ、食前酒のシャンパンだ。
なんて非日常のリッチタイム。鯖の人生では破格のリッチさ。

まあ、料理はいまいちだったんですが。
何故に江戸まで来て地元近辺食材(山形産)を食わねばならんのかと思ってみたり。後、味付けが濃かった。
しかし、途中で口直しのソルベ(いわゆるシャーベット)が出てみたり、ウェイターさんがお水つぎに来てくれたり、コース料理っていいもんねとしみじみする鯖。
鯖友も満足げに食している。今度は鯖友妹も連れて来たいねえ(今回は、仕事が入ってしまって、一緒に来られなかったのだ。)と語り合う鯖と鯖友。
(自分たちが、ダーリンを見つけて、デートしに来ようという発想は持ち得ない二人であった。そういうキャラなの。)

しかし、隣の席が、フルムーンカップル(殿方の誕生日らしい)だったのですが、そこの奥様がもう、のっけから飛ばす飛ばす。寒い駄洒落を連発して、ウェイターさんを凍らせてみたりしていた。ロマンチックなムードも何もあったもんじゃない。

そんななかで、窓の外の風景に釘付けの鯖。
途中で、コンテナ貨物ふ頭の横を通るのですが、そこのガントリークレーン(港にあるあの、でっかいクレーン。たいてい赤。)の林立する様に「江戸の底力を見たぜ!!」と大興奮しておりました。
すげえなあ、コンテナ船1隻にガントリーが4基ついてるもん。それが何バース(岸壁)も続いてるんですよ。
栄えるよなあ。あれじゃ。でも、シンガポールとか、釜山はもっとすごいらしいが。

※鯖の一口メモ(料理みたいだな。)
あのようなクレーン(ガントリーとは、門型の意。下にレールがあって、可動式のものが多い。)って、だいたい一基で十億円くらいする。中古で八億。
使用料は30分で三万円ちょいくらいか。高いのか安いのか判断に苦しむところである。んで、京浜港には、あーゆーのが40基くらいはあるらしい。さあ、計算してみよう!(寒い。)

さらに、羽田空港で旅客機が離着陸するさま、夜景を眺めつつグレープフルーツジュース、パッションフルーツのムースを楽しむ鯖と鯖友。
これで、二人の話題が、ウェイターさんが使用していたパンくず払い器(パンくず払い専用と思われる、ケーキサーバーのような器具)の存在意義についてでなければ、もっと麗しかったであろう。

さらに、鯖は東京港の(廃棄物の)海面処分場を見たいと言い出し(コース的に近くを通るのだ)、鯖友に夜だからライトアップしてるわけでもなし、見えないよと諌められる。
はっきりいって子供である。

※鯖の一口メモ
最近では、陸上廃棄物処理場の許容限界が近いので、海面での処分の比率が上がりつつあるらしい。首都圏なんか、今年度中に処理場が一杯になってしまうのではないかという意見もあるくらい切羽詰っているらしい。
満タンになったら、お金を払って他の道府県に処理してもらうんだろうなあ。
でも、余裕があるところでも、あと十年もすれば一杯になってしまうらしいし。
どうするんだごみ行政。家電リサイクル法どころの騒ぎじゃないよう。おお。
ごみ減量を心がけましょう。

最後に中で、記念撮影をし、下船後にターミナルビルで八丈島名産明日葉茶を購入して、鯖と鯖友のクルージングは終わった。
どうやら、このあと八丈島、小笠原方面に向けてフェリーが出るらしく、サーフボードを抱えた大量の日焼けしたお兄さん方と遭遇する。

サーフィン。ああ、鯖とは縁のない響き。

そんな感じでした。何しにクルーズ船に乗ったんだろう。不明。

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鯖

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